ホーチミンでのトランジット時間は10時間程度、前後を考慮すれば実質7-8時間、成田までスルーバゲッジで預けてスーツケースなし、シャワーならタンソンニャット空港のアプリコットラウンジで浴びられるので、ホテルを予約する必要もなかったのですが、
ホーチミンシティーにもカプセルホテルがあることを知り、話しのネタに泊まってみようかと。料金もわずか8ドル(約840円)、マッサージ店などで時間潰しするより全然安いですし。日本を含めてもカプセルホテル初体験。
ホテルの名はホンコンカイテキホテル(香港快適ホテル?)。
バックパッカー御用達のゲストハウス・ホステル・安ホテルが集まっているブイビエン通りにあります。チャンフンダオ通りからブイビエン通りに入ってすぐ。
ベトナムの安宿ではよくある間口の狭い建物。
ロビーと下駄箱。ここでサンダルに履き替えます。
パスポートはチェックアウトまでレセプションで預かり。最近は少なくなってきたと思いますが、ホーチミン?ベトナム?の安めのホテルではよくあるパターンです。
建物は6階建、男性用のカプセルルームは5階でした。おそらく6階が女性用カプセルルーム、2-4階は普通の個室。
エレベーターで降りて左手にカプセルルーム。
カプセルの中身自体は同じですが、入口の狭い(通路に対して縦向き)エコノミーカプセルと入口の広い(通路に対して横向き)ビジネスカプセルの2種類があります。当初はビジネスの方が高い料金設定だったようですが、現在は同じ料金になっています。
まずはエコノミーカプセルゾーン。その前にロッカーがあり。
ロッカーは上下2段になっていて、上か下かのどちらか。カプセル番号で決まっています。そこそこ大きな荷物も入れられるのでは。暗証番号式。
その先がビジネスカプセルゾーン。私に割り当てられたカプセル。2段になっていますが、私は下段。入口はロールスクリーン式のカーテンで閉められます。
チェックイン後に渡されたバスタオル・コップ・歯ブラシ。
一応、テレビもありますが、スイッチがどこか分りませんでした。どちらにしてもイヤホンを付けて視聴することになるみたいですが。
向かって右から、キーを差し込む電源スイッチ、電源コンセント(その上にある蓋を開けるとUSBポートもあったと思います)、イヤホンジャック、ライト類のスイッチ。
その上に一応鍵が掛かるセーフティボックスもどき。
他に服などちょっとしたものが掛けられるフックが2つあり。
カプセル内は座っても頭は当たらない程度の高さは確保されており、清潔感も全く問題なし。ただ薄い鉄板で出来ているので、足や手が当たるとぼよ~んって震動音がします。
インターネット接続もWifi(無線)で可能。アクセススピードはちょっと遅かったですが、めちゃくちゃ遅いということもなく。
エレベーターをはさんで向こう側が洗面所・バスルームになっています。
洗面台には歯磨き粉のディスペンサーがありますが、既に壊れていました。普通のチューブの歯磨き粉が置いてあったので、それを使いましたが・・・ホテル側が置いていたのか、誰か個人のものか不明。
シャワールームはトイレも兼用。
ボディウォッシュとシャンプー。
お湯の温度や量は問題なかったですが、脱いだ服を置くようなところがなかったので、便器の蓋を閉めて、その上に置きました。まあ贅沢は言えませんね。
カプセルの方の清潔度は全く問題ないのですが、こちらのシャワールームは多少微妙なところも。不潔というほどではないのですが、ピカピカでもなく。でもこの価格帯の宿としてはかなりマシな方なのかもしれません。
最初は私の他にベトナム人とドイツ人の計3人で、静かだったのですが、夜になって中国系マレーシア人(おそらく)3人がやってきて、彼らがちょっとうるさかったです。しばらくしてしゃべるのを止めたかと思うと、音出してスマホゲームとかやり出しますし・・・
ドイツ人男性はエミレーツ航空のドバイ行きに乗るらしく、その出発時間が私の乗るベトナム航空の成田行きと全く同じ0:25。
既に予約しているタクシーで一緒に行きませんか、タクシー代も負担してもらう必要はないですよと誘われたのですが、彼は彼女(6階の女性用カプセルに泊まっている)と一緒だと言うので遠慮しました。
彼らもお金を節約したくてここに泊まっているというより、カプセルホテルを体験してみたいという感じでした。
カプセルホテルを経験できたのは良かったし、840円という料金なので不満もないですが、やっぱりめんどくさいですね。ホーチミンシティなら、あと千円も出せば、安ホテルの個室に泊まれるので、そっちの方が良いかな。