シアン ホッケン寺院 媽祖を祀る福建系中国寺院 シンガポール

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シンガポールの街歩きを楽しもうと思い、敢えて乗継時間が12時間もあるフライトを選びました。出入国審査などに掛かる時間を除いても8~9時間は楽しめそうですね。

先ずは前回行列になっていて、フライトの時間に間に合いそうになかったので諦めた、ブギスの阿秋甜品へ。人気店だけあってこの時も行列になっていました。日曜日ですしね。

今回もあっさり諦めることに。

次は趣味の中華寺院(道教寺院)巡りです。

タンジョンパガーのSeng Wong Beo(都城隍廟)、更にチャイナタウン方向のSiang Cho Keong(仙祖宮)と行ったのですが、たくさんの地元の人たちが参拝している中、観光客の私が画像撮影しながら見学するなんて場違いという雰囲気を感じ、こちらも諦めました。

香港・台湾・シンガポールなど華人比率が高い所は同じような感覚になります。タイ、ベトナム、インドネシアなど華人比率が低いと、地元の参拝者も多くなく、ゆっくりと見学出来るんですけどね。マレーシアでぎりぎりかな。

空振りが続きます。

そしてやって来たのが、ティアン ホッケン寺院。ここは有名な観光名所ですから、観光客もたくさんいて画像撮影していても浮かないでしょう。

入口の門に当たる前殿。3つの屋根=三川脊(三川背)を持つ三川殿と呼ばれる構造。

周りを高層ビルに囲まれているのがシンガポールらしい。

福建系の中国寺院なので名称のホッケンの部分は福建と思っていたのですが、シアン(ティアン)=天、ホッ(ク)=福、ケン=宮、天福宮だったんですね。

1839年に創建され、1973年にはシンガポールの国定史跡(National Monument)にも登録されています。

1998~2000年に大規模な補修工事が行われているので、いかにも古そうという見た目ではありません。

正殿の中央に祀られている主神は媽祖(天上聖母)。

近くで撮影しようとしたら係員に注意されました。本殿内での撮影は禁止との掲示も出ていました。どうもすいません。少し離れたコートヤード(中庭)からの撮影はOKです。

媽祖を守る随神は鬼神の千里眼と順風耳。千里眼は緑色で順風耳が赤色。

媽祖の向かって右手には関聖帝君(関羽)。

向かって左手には保生大帝。福建系の寺院ではよく目にする医学・健康の神様です。

左右の廊廡・廂房から後殿も見学してみます。

こちらの三柱はどんな神仏か分からなかったのですが、後で調べると伽藍菩薩でした。

伽藍菩薩=関羽だそうで、関羽=赤ら顔と思っていたので全く分かりませんでした。道教ではなく、伽藍菩薩という仏教の世界だからかな?言われてみれば、向かって左は周倉っぽいですね。

孔子(至聖先師)像。

釈迦牟尼仏。

前に七爺八爺(謝将軍・范将軍、白無常・黒無常)がいるので、こちらは城隍神でしょうか。

開漳聖王こと陳元光、福建でも特に漳州人に信仰されています。

後殿には南海娘娘=観世音菩薩(観音菩薩)。

南海娘娘の陪神には太阳公(太陽公)と月宮娘娘。

中国寺院ではよくありますが、道教・仏教・儒教の神仏がごちゃ混ぜに祀られていますね。

こちらにはたくさんの位牌らしきものが。

下世話ですが、位牌の大きさ・装飾により料金がSGD1,500~5,000(約12~40万円)するみたいです。

シンガポールの観光名所の一つで、以前から行こう行こうと思っていたので、やっとそれが実現して、すっきりしました。

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