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タクアパーのバスターミナルからソンテウをチャーターし、旧市街(オールドタウン)にやって来ました。
まずは昼食です。もう14時近いですから、お腹が減りました。
ソンテウの運転手が「俺に任しとけ」って言うので、連れて行ってもらったディムサム(点心)の店は既に営業終了。ディムサムの店なんて、たいてい昼過ぎには終わりますからね。それにこの店は私自身もグーグルマップで見て知っていたし。
じゃあ、次の店に連れて行ってくれるのかと思いきや、そんな素振りもなく。取りあえずタクアパー旧市街を散策しながら、昼食の場所を探しますか。
オールドタウンの中心となるのは古いショップハウスが立ち並ぶシータクアパー通り。その入り口にある中国寺院がサーン チャオ シン チャイトゥン(新菜堂)。

観音菩薩を祀る中国寺院のようです。

中央の主祀、観音菩薩。

向かって右手は衆大神明と書かれていましたが、要は諸々の神様ってことですかね。

左手が天上聖母、媽祖(タイ語でマーチョーボー)とも言います。

斜め前にも小さな廟があります。

サーン チャオ ポー クアン ウー、漢字では飛鳳山廟。上にさっきの新菜堂の名前も記載されており、分院みたいな位置付けでしょうか。

クアンウーとは関羽のこと、関帝聖君、関聖夫子、関聖大帝、協天大帝、山西夫子・・・様々な呼び名があります。

凛々しい立派な関帝像です。

これは何でしょう?神事・お祭りの際に着用する衣装でしょうか。

神事・お祭りの写真が飾られています。

旧暦9月1~9日に開催されるベジタリアンフェスティバル(テーサガーン キンジェー)の火渡りかな。

これは王船を送る「送王船」の儀式・祭りでしょうか。

福建省・台湾では王爺(千歳)信仰が盛んですが、玉皇大帝の命令により5柱の王爺(五府千歳)が王船に乗って巡回する「代天巡狩」という行事があります。巡回が終了すると最後に五府千歳が乗ってきた王船を送る(燃やすことが多い)儀式が送王船です。
入口には天官賜福と書かれた神位。プーケットタウンやマラッカなどの民家・商店の入口でもよく見る天官大帝を祀る祠です。主に福建人に信仰されています。

タクアパーは千数百年前から存在していましたが、19世紀末~20世紀初めに錫採掘が始まり、その労働者として主にペナンからの福建系華人が移り住み、チャイナタウンが形成されました。プーケットタウンなどと同じですね。
ちなみに街の名前の「タクアパー」は錫を意味します(直訳するとタクア=鉛、パー=森)。
メインストリートのシータクアパー通りを中心にプラナカン様式(タイではシノポルトギース様式と呼ばれます)の古いショップハウスが残っています。





ここはアンダマン コースト ババ ソサイエティという団体のようです。ババ(バーバー)=プラナカンを意味します。

ショップハウスの前には5フットウェイ(マレー語でカキリマ、中国語で五腳基)と呼ばれる軒下通路があるのも、イギリス統治下にあったペナンの影響です。

タイでもこの5フットウェイは、ペナンの影響を受けたプーケット、パンガー、トランなどタイ南部のみに存在し、バンコクでは見られません。
事前にグーグルマップのストリートビューで見たので、ある程度分かっていましたが・・・シンガポール、ペナン、マラッカ、プーケットタウンなどに比べると規模も小さいし、地味ですね。

しかし人がいないなあ。

旧市街中心部から北へ延びるモントリー2通り。色鮮やかなパステルカラーのショップハウスがいかにもプラナカンっぽい。


旧市街中心部から北東へ延びるウドムターラー通り。このあたりのショップハウスは2階部分が土壁?少し造りが違いますね。今まで見てきたショップハウスより年代が少し古そうな印象を受けます。


ここは崩壊しかけです。

私が行ったのは土曜日の午後でしたが、タクアパーのオールドタウンは思っていた以上に静かな(寂れた?)街でした。
地元の人たちが暇そうにたむろっているのを見掛けるだけで、観光客らしき人たちには数人しか遭遇しませんでした。ですので、観光客向けではなく、地元の人たちの普段の生活が見られるとも言えます。
乾季(11~4月)のみ日曜日の午後にシータクアパー通りが歩行者天国になり、屋台の出るマーケットが開催される等、多少は観光客誘致の取り組みが行われているようですが、プーケットからバスで2時間半~3時間という立地ではなかなか厳しいですね。
ただパンガー県にプーケット第2空港建設なんて計画が浮上しており、これが実現すると少しは変わるかもしれません。