瓊州会館(海南会館) 福建会館 マラッカ華人の同郷会館・集会所

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チャイナタウン・中華街には地縁、血縁、業縁による組織があり、その集会場が會館(中華會館)です。

マラッカのチャイナタウン(旧市街)にもジョンカーストリートを中心にたくさんの會館、特に同郷會館がありますので、目についたものを片っ端から撮影してみました。

1935年に建設されたショップハウスに入居する應和會館。旧嘉応州、現在の広東省梅州市梅県、興寧、五華、蕉嶺、平遠出身者の同郷會館、客家系です。

FOR RENTなんて貼り紙があったので、もう移転した?

鵝城會館、中を見ると惠州会所とも書かれています。広東省恵州市出身者の同郷會館で、こちらも客家系です。

五邑會館、広東系です。

ここでの五邑とは広東省の中山、順徳、東莞、番禺(広州市)、南海(仏山市)を指します。

増龍會館、広東省広州市増城区出身者の同郷會館。

岡州會館。

岡州は知ってますよ。広東省江門市新会区あたりのことです。以前タイ・トランで岡州會館を発見した際、どこだろう?と調べましたので。

同郷ではなく、鄭氏の祖先を祀る鄭氏宗祠。このショップハウスは1928年に建設されたもの。

榮陽堂というのが鄭氏一族の堂号です。

茶陽會館、広東省梅州市大埔県出身者の同郷會館。梅州市と言えば客家人の故郷、大埔は大埔面(客家面)でも有名です。

林氏宗祠、こちらも同郷ではなく林姓一族の祖先を祀る同族會館。入口に掲げられている「西河堂」が林氏の堂号。

マラッカのショップハウスの中でも特に派手派手な建物に入っているのが雷州會館。

中に入れるのかな?

福記(Hock Kee)という中華菓子屋を通り抜け、ショップハウスの中庭より後ろが雷州會館。

雷州ってどこかなと思っていたら、會館内に雷州を説明する地図もありました。広東省湛江市の雷州市を中心にした雷州半島を指すようです。海南島がすぐそばですね。

協天大帝(=関聖帝君、関羽)が祀られていました。同郷會館は同じ出身地の人々の集会所であると共に、神様・仏様などを祀る宗教施設の機能もあります。

潮州會館。潮州は潮州市や汕頭市周辺。広東省ですが、言語など文化的には隣接する福建省に近いです。

かなり質素ですね。潮州人って、東南アジアの華人・華僑の中では結構メジャーな存在だと思いますが、マラッカには少ないのでしょうか?

永春會館、福建省泉州市永春県の同郷會館。今まで客家系、広東系が多かったですが、こちらは福建系。

海南會館(瓊州會館)は規模が少し大きいですね。マラッカには海南チキンライスの店がたくさんあるので、海南人も多いのでしょう。

私が中華寺院に興味を持つきっかけになったのが、バリ島の海南系寺院だったので、何となく海南系は気になる存在です。海南鶏飯(海南チキンライス)も好きですし。

観光客も中に入りやすい雰囲気です。

マラッカに限らず、こうした同郷會館・中華寺院で管理人らしき人がいる場合、基本的に画像撮影しても良いか、尋ねるようにしています。一旦お墨付きをもらえば、その後は気兼ねなく(といっても参拝者の邪魔にならないようにしますが)撮影出来ますからね。

中央には天后聖母(媽祖)。

向かって右に李府王爺。

向かって左に華光大帝。三眼霊光とも言い、第3の目を持っています。

観音菩薩もあります。

あれっ?

海南系の廟宇では水尾聖娘と108兄弟公が定番なのに、ここには祀られていません。

なんて思っていたら、さきほど画像撮影を承諾してくれた管理人さん?から声を掛けられました。華人と思っていたのに、英語で聞いてきたので、どこから来たのか私に興味を持っていたのでしょう。

それをきっかけに少しお話したのですが、水尾聖娘と108兄弟公のことを聞くと、ここにはないけど、マラッカ近郊のタンピン(Tampin、淡辺)の海南會館にはあると教えてくれました。

最後は福建會館、観光的にはここが一番有名かな。

こちらはショップハウスではなく、寺院風の建物で媽祖像を祀る天福宮という廟も兼ねています。

福建省莆田市の湄洲媽祖廟から分霊された媽祖像が祀られているようです。

これが湄洲媽祖廟から分霊された媽祖像ですね。

この媽祖像は、中国が進める「一帯一路」の普及活動の一環で昨年ここにやって来たようです。

福建會館(天福宮)は1801年創建、220年近い歴史がありますが、2004~5年に大規模な修復工事が実施されています。装飾についての説明もあるのですが、残念乍ら中国語のみなので、何となくしか理解出来ません。

2008年にマラッカが世界文化遺産に登録されましたので、それに向けての修復工事だったのかもしれません。

散策している途中に見つけたものだけですので、これが全てではありませんが、マラッカには狭い範囲に本当に多くの同郷會館がありました。それだけマラッカには、たくさん且つ様々な出身地の華人が移民して来たということでしょう。

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マラッカ ウォシュレット付のホテル・サービスアパート

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