マニラ初日は、ルネタ ホテル(Luneta Hotel)に宿泊しました。
一番安いクラシックルーム(スタンダード)を予約し、料金は税・サ込、朝食なしで5,584円(2,787ペソ)。
ロケーションはエルミタ、リサール公園のすぐ南側です。ホテル名の「ルネタ」はリサール公園の古い呼び名。
ニノイアキノ空港・ターミナル2から土曜日の夜23時過ぎ、イエロータクシーで約20分、料金は286ペソでした。帰りは平日の昼頃、すぐ近くにあるザ マニラ ホテルからマニラ空港まで通常のホワイトタクシーで行きましたが、所要時間約30分・料金は170ペソ程度でした。
コンビニはホテルを出て左手、隣のビルにセブンイレブンが入っており、徒歩10秒。LRTユナイテッド・ネーションズ駅まで徒歩12分程度。ホテルの1本裏のユナイテッドネーション・アベニューを歩いて行きましたが、ホームレスの人が結構いました。
1918年に建設され、第二次世界大戦の戦火も逃れた築100年の歴史的な建造物。全27室の小さなホテルです。1987年に一旦閉鎖され、長らく放置されていましたが、2014年に営業を再開しています。
建物はフレンチルネッサンス様式だそうです。
ロビーも小さいですが、クラシックな雰囲気。
ロビーの隅に昔のモノクロ写真などが飾られているコーナーがあり、アメリカ・アイゼンハワー元大統領がホテルの美しさについて記したレターもありました。
アイゼンハワーは陸軍少佐・中佐時代の1935~1939年、マッカーサーの部下としてマニラに駐在していますが、このルネタホテルに泊まって(住んで)いたようです。
チェックイン時に1,000ペソのデポジットが必要でクレジットカード不可、現金のみとなります。特に何もなければ、チェックアウト時に戻って来ます。
部屋は409号室。予約したのはクラシック・スタンダードでしたが、キングサイズベッドなのでクラシック・デラックスかもしれません。ツインかダブルかの違い程度ですけど。
ベッドの寝心地は結構良かったです。
サイドテーブルに目覚まし時計があって便利だなあと一瞬思いましたが、止まっていて、電池は液漏れしていました。
部屋に入ってすぐのクローゼットなどがある辺りは多少余裕があるのですが、ベッド周りは狭いです。但し、天井は高かった。
窓はあるのですが、小さくてしかも2メートルほど先には隣のビルの壁がある為、部屋は薄暗いです。私は夜中にチェックインし、朝早くから出掛けたので、部屋で過ごした時間が少なく、あまり気になりませんでしたが。
ベッドと鏡台兼ライティングデスクとの間が狭く、イスに座るのもギリギリでした。
Wifiは短時間使用しただけですが、その限りではアクセススピードに特に不満はありませんでした。
テレビのチャンネル表にはNHKも書いてありましたが、実際にはNHKワールド・同プレミアムもなかったです。部屋は全く問題なくきれいでしたが、なぜかテレビの下の壁だけやけに汚れていました。
冷蔵庫(ミニバーあり)、ポット、無料の水・インスタントコーヒーなど。
クローゼットにはセーフティボックス、ヘアドライヤー、使い捨てのスリッパ。バスローブはありませんでした。アイロン・アイロン台も置いてありました。
バスルームは白の大理石調で、清潔な印象を受けます。
トイレにはホース式(手動式)のウォシュレットが付いていました。
バスタブはなく、シャワーブースのみ。固定シャワー(レインシャワー)とハンドシャワーあり。お湯の温度・量(水圧)は特に問題なし。
アメニティーグッズは、石鹸、歯ブラシ・歯磨き粉、くし、髭剃りセット、シャワーキャップ、ローション、バニティキット。
シャンプー、コンディショナー、バスジェル。
タオル類はバスタオルのみでした。
ロビー横に朝食会場にもなるレストランバーがあるくらいで、プールやフィットネスジムといった設備はありません。
所々に手抜かりがあるのですが、料金的に高級ホテルでもないので仕方ないでしょうか。それでも歴史的なホテルに泊まれたことで満足です。
今回は部屋にいる時間がほとんどなかったのですが、ある程度の時間をホテルで過ごすなら、クラシックではなくもう少し上のカテゴリーの部屋の方が良いと思います。