ハノイ最終日は、ホテル呉竹荘トー ニュオム84(Hotel Kuretakeso Tho Nhuom 84)に宿泊しました。
デラックス キングルーム(デラックスシングル)という部屋を予約、料金は1泊税・サ・朝食付きで4,352円(約89万ドン)でした。
ロケーションはホアンキエム区のトーニュオム通り、ハノイタワーまで徒歩5分、ハノイ駅、ハノイ大教会、ホアンキエム湖まで10分程度。立地は悪いというわけではないですが、どこに行くにも少し離れているので、微妙なところです。
前日泊まったレニッドホテル トー ニュオムと同じ通りでしたが、思ったより離れていました。
11階建・全182室、意外とちゃんとした建物で、それなりの規模のホテルです。
ホテルには12時半頃到着したのですが、14時まで部屋が準備出来ないということで、昼食に出掛けて時間をつぶします。
14時前に戻ってきてチェックイン。
部屋は914号室。
部屋に入り最初に感じたのが、「思ったより狭いなあ」。日本のビジネスホテルに近い感覚です。
公式サイトによると、デラックスシングルは広さが21平米ですが、この部屋はスタンダードシングルなのでは?という疑念が浮かんできます。
洗面台やソファなどいろいろ置いているせいか、それとも天井が少し低いせいのか、何か圧迫感があるんですよね。
狭さに加えて、不快感はないですが、新しいという感じもありません。
窓からは・・・非常階段ビュー。良い景色など特に期待していないので、人さえ通らなければ問題ないですけど。
このクラスのホテルとしては、ベッドの寝心地は結構良い方で、特にリネン類の質が高かったです。
ベッドの角にはゴム製のコーナーガード。こういうのは日系らしい心遣いですよね。
テレビは日系ホテルらしく、NHKワールド(英語放送)、NHKワールドプレミアム(日本語放送)、NHK G(NHK総合)の他、フジテレビ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京と日本の民放チャンネルがライブで見られます。
(参考)ハノイ 日本の民放・日本語番組が視聴出来るホテル・サービスアパート
テレビの下にソファセットがあるのはどうかなあ・・・
ベッドルーム側に流し台・シンクがあるのが珍しいですね。横に無料の水、インスタントコーヒー、ティーバッグなど。
冷蔵庫には何も入っていません。
ライティングデスクは充分な広さがあります。先に泊まった2軒がどちらも狭かったので、ほっとします。Wifiのアクセススピードも特に不満なし。
デスク前やベッド脇を含め、電源コンセントがたくさんあったのが良かったです。
クローゼットにはセーフティボックス、バスローブ、スリッパ、ヘアドライヤー。
バスルームはバスタブ付きです。
トイレにはINAXの日本式ウォシュレットが付いています。
(参考)ハノイ ウォシュレット・シャワートイレのあるホテル・サービスアパート
バスタブは長さが足りず、足を伸ばしてゆったりという感じではありませんでした。
お湯の温度・量(水圧)は全く問題ありません。
アメニティグッズはポンプ式のボトルに入ったシャンプーとシャワージェル、歯ブラシ・歯磨き粉、髭剃り、石鹸、シャワーキャップ、綿棒、くし、サニタリーバッグ。
タオル類はバスタオルとフェイスタオルの2サイズ。
チェックインの際、朝食は9階と言われたような気がするのですが、エレベーター内の案内では朝食会場のレストランは1階となっています。
どうせ同じ階だから、9階から見ていくか。バンコク行きの便が9時過ぎなので、開始時間の6時に食べに行きます。9階のエグゼクティブラウンジと書かれたところが朝食会場となっていました。
ビュッフェスタイルなのですが、料理の数はあまり多くない。
そして団体ツアー客と思われる中年~年配の日本人グループが大挙してやってきた上に、元々部屋自体も狭いので、ものすごい混雑でした。団体ツアーで朝早くから観光に出かけるのでしょう。タイミングが悪かったですね。
もしかしたら日本人宿泊客だけ9階に集めたのかな?
一応席は確保出来たのですが、料理を取るのもたいへんだし、落ち着いて食べるという感じでも全くなかったので、とっとと食べて退散しました。
全182室とそれなりに客室数もあるので、こうした団体ツアー客も受け入れる必要があるのでしょう。
私が泊まった時は見かけませんでしたが、ネットの口コミなどを読むと、日本人のみならず中国人の団体客も多そうです。
地下3階にいくつかの館内設備があるのですが、エレベーターをB1階で乗り換える必要があるので面倒臭いです。
小さなフィットネスジム。
セルフランドリー(洗濯機・乾燥機)が無料で24時間利用可能です。大浴場の更衣室のような場所に置いてあるので、湯気でかなり湿っぽく、もわっとしています。
(参考)ハノイ コインランドリー・洗濯機があるホテル・サービスアパート
こちらが大浴場(中浴場?)。
サウナもあります。
ハノイには日本人をターゲットに、こうした大浴場のあるホテルは結構あっても、多くが男性用のみですが、このホテル呉竹荘トーニュオム84は女性用も別にあります。女性用の大浴場内にも洗濯機・乾燥機やサウナが設置されているようです。
日系ホテルとして、ウォシュレット、バスタブ、日本の民放テレビなど基本を押さえていますが、一番の特徴はこのセルフランドリーでしょう。
個人的にも洗濯機目当てで予約しました。ハノイにはセルフランドリー・コインランドリーのあるホテルはまだまだ少ないです。
部屋は特別良いとは思いませんが、お手頃な料金からすれば設備などは充実していますし、贅沢は言えません。
特に日本人向け設備・サービスを求める方には良いホテルではないでしょうか。
こうしたホテルは、出張者・ビジネスマンを主なターゲットとし、バディン区とハイバーチュン区に集中していますが、観光客の多いホアンキエム区にあるこのホテルは貴重な存在です。