ルーイ県チェンカーンでは、プーンサワットホテル(Poonsawasdi Hotel)に宿泊しました。
予約サイトのホテル名は、プーンサワディー、プーンサワスディ、ポーンサワディーなどバラバラなのですが、タイ語の発音ではプーンサワット。
スタンダードという部屋を予約、料金は1泊税・サ込、朝食なしで2,859円(834バーツ)。
せっかくチェンカーンに来たのですから、この街を有名にしている古い木造家屋を利用したホテルに泊まろうと探していました。
第1候補はスネタ ホステルでしたが・・・
ここはインスタ映えスポットとしてタイ人に超有名且つメコン川沿いでナイトマーケット(ウォーキングストリート)のど真ん中という立地の良さもあり強気の価格設定です。
しかも一番安い部屋は窓無しのようなので断念。
一般論として、チェンカーンのホテルはクオリティのわりに料金が高いという印象です。絶対額としてはそれほどでもないですが。
他を探している中、料金もお手頃で評判も良さそうだったので決めたのが、今回泊まったプーンサワットホテル。
チェンカーン観光の中心となるチャーイコーン通りからシーチェンカーン・ソイ9を入ったところ。チャイコーン通りはソイ20からこのソイ9あたりまでが店も多く賑わっています。
エアアジアやノックエアのルーイ空港から/までのバンサービスを利用する場合、ピックアップ及びドロップオフポイントはソイ20周辺になりますが、そこまでは徒歩10分弱。
コンビニはチャーイコーン通りと反対側のシーチェンカーン通り(国道211号線)に出て、ソイ10の対面あたりにセブンイレブンがあり、徒歩3分程度。最高ではないですが、悪くない立地です。
1950年に建設された木造の建物、全8室のみの小さなホテルです。漢字では、蓬合発旅店。
チェンカーンにある古い木造家屋のホテル・ホステル・ゲストハウスはたいていそうですが、玄関で靴を脱いで上がるシステム。
階段を上がりますと廊下の左右に部屋が並んでいます。
廊下の突き当り、通り(シーチェンカーン・ソイ9)に面した部分は共有のバルコニーになっています。
私の部屋は通りに面した5号室。1号室と5号室が通りに面していました。
鍵はこんな南京錠です。
部屋に入ると、かなり狭いです。値段が値段だけに贅沢は言えませんけど。
古い木の壁板をそのまま利用しているのかな。
歴史を感じられる趣のある部屋ですが、こんな作りですから防音性はないに等しく、隣室の話し声も筒抜けだし、外の音も屋外にいるかのごとく聞こえてきます。と言っても、騒がしい通りではないので、あまり気になりませんでした。
天井ファンと一応エアコンも付いています。
無料のドリンキングウォーターが2本。
木製のワーキングデスク兼鏡台。
Wifiは多少遅い気もしましたが、大きな不満はなく利用出来ました。
クローゼットはなく、ハンガーが2つぶら下っているのみです。この部分の壁は再利用出来ないほど傷んでいたのか、新しいボードに取り換えたみたいですね。
テレビ、冷蔵庫、セーフティボックスはありません。
カーテンというか布で隠されている部分に窓があります。
カーテンを外して、鎧戸を開けてみますと、上記のバルコニー越しに通りが眺められます。
以前ベトナム・ホイアンで泊まったホテルの部屋も、こんなバルコニー越しに通りが眺められたなあ。あちらは築200年超でしたけど。
バスルームへのドアには、なまめかしい女性のステンドグラス的なものが。髪から水を垂らしているので、タイの仏教寺院でよく見る女神・プラ メー トラニー(ナーン トラニー)でしょうか?
バスルームは細長い空間で、端に洗面台とシャワー、もう一方の端にトイレが配置されています。
1月という涼しい時期だったので、ちゃんとお湯が出るか心配していましたが、温度は問題ありません。量・水圧はイマイチでしたけど。
シャンプーとシャワージェルのディスペンサー。
タオル類はバスタオルのみで、そこそこくたびれていました。
トイレにはホース式(ハンド式)のウォシュレットが付いています。
ロビーや廊下には、古い木造の建物にマッチしたレトロ・アンティークな生活用品などが飾られています。
朝食は付いていなかったので、ホテル内では食べていません。そもそもホテル内にレストラン・カフェもありません。チェンカーンのホテルでは朝食付の予約と言っても、提携している近くの食堂で食べるというパターンが多いようです。
ロビーにいくつかテーブルが置かれていて、くつろいだり、おしゃべりしたり出来るようになっているのですが、ちょっとしたドリンク・食べ物(パートンコー=油条)が頂けるようになっていました。
実際に泊まってみて、部屋が快適かと言われれば、そうではないですが、料金もお手頃でしたし、満足度は高かったです。
機能性や快適性を求めるのであれば、こうした古い木造建築のホテルに泊まるのは止めた方が良いでしょう。あくまで古い歴史に趣を感じることが出来る方向きのホテルです。