今回の高雄・台南の旅も最後の夜、夕食は3日前に空振りに終わった自強夜市の店2軒に再チャレンジしようかとも思ったのですが・・・
小雨が降ってかなり寒いし、疲れもあったのでホテルの近場で済ませることにしました。それにまた行列だったら嫌だし。
ホテルが大幅にアップグレードされて、思いの外部屋の居心地が良かったということもあります。
グーグルマップで見つけた海倫新加坡肉骨茶という店に行くことにしました。
高雄でわざわざシンガポール・マレーシア料理のバクテーを食べなくてもと言う気もしますが、台湾のバクテーがどんなものか興味もあります。
ホテルを出る前に地図を確認し、六合一路を歩いて行きます。
もうそろそろ出てきてもいいと思うんだけど・・・グーグルマップを確認すると、大幅に通り過ぎていました。
六合一路を戻って行くと、「海南雞飯」の看板が見えてきました。あそこでしょう。
店内はテーブル数も多くなく、相席になりました。
テーブルのガラス下にあるメニュー。
注文した海南鶏飯のライス抜き。
もう一品注文した所、店の人が「ライスいる?」と聞いてくれて、ライスなしにしました。海南鶏飯のライスと言えば、鶏の出汁で炊いた油飯が一般的ですが、この店は白飯のようです。
モモの部分を豪快にぶつ切りにしてあります。
チキンの角が立っているというのかな?切り口が鋭利な感じ。チキンを茹でた後すぐに氷水で冷やしてしめるとこうなると聞いたことがあります。
タレはチリソースのみ。シンガポールですと、チリソースの他にドロッとした中国醤油(老抽)とジンジャーソースの3種が定番です。
チキン自体に醤油とゴマ油のタレが掛かっているので私は使いませんでした。
ボリュームもあるし、チキンもジューシーなのですが、冷蔵庫に入っていたのか、肉がかなり冷たいんですよ。常温だったらおいしかっただろうに、もったいない。
そしてもう一品注文した肉骨麺。要は肉骨茶(バクテー)に麺を入れた料理です。
店名に新加坡(シンガポール)と入っていますが、肉骨茶はシンガポールでメジャーな潮州風(白バクテー)ではなく、マレーシアでメジャーなスープの色が濃い福建風(黒バクテー)です。
肉はかなり大量に入っていて、この値段でこんなに?と思いましたが、スープがダメダメ。色は濃いのですが、味が薄くてコク・脂の旨味がありません。薄味好みの台湾人向けの味付けなのかな?
麺はねちゃねちゃ気味で食感がイマイチ。
メニューには肉骨麺(冬粉)と書いてありました。冬粉=春雨ですが、春雨とは違いますね。麺(小麦が原料)の他に、冬粉も出来ますってこと?
肉骨麺はスープも麺も私の口には合いませんでした。肉のボリュームだけは良かったですけど。
お勘定は全部で195元(約730円)でした。
メニューを見ると海南鶏飯100元、肉骨麺120元なので海南鶏飯のライス分として25元引いてくれたようです。
お店の場所は六合一路と六合一路96巷の角、美麗島駅から徒歩7~8分。