台南から潮州に到着しました。
屏東県潮州鎮は名前の通り、広東省潮州からの移民が開拓した町。ですので潮州系や客家系の人が多く住んでいます。
潮州駅から徒歩10分ほどで6本の通りが伸びているロータリー(圓環)にやって来ました。
このロータリーから出ている建基路が潮州の旧市街になります。
昼食は事前に調べていた上好佳客式炒板条という食堂で食べることにします。
客家式の板条(板條)炒めの店です。板条は米粉ペーストをトレーに入れて板状に蒸し、それを折り重ねてカットし、麺にしたもの。
同じ客家料理で板面・板麺(パンミー)という似た名前の麺がありますが、こちらは小麦を捏ねて板状にしカットしたもの。
カウンターの所にメニュー兼注文票とペンが置いてあります。
メニューには炒黄麺(中華麺?)、炒米粉(ビーフン)もあるのですが、ここはやっぱり店名にもなっている看板料理の炒板條を食べるのが王道でしょう。
入ったのは平日の12時半頃。建基路の他の店はガラガラでしたが、このお店はそこそこ客が入っています。
創業は民國48年(西暦1959年)、60年の歴史があり現在は三代目の老舗です。
海帯豆干の小吃、昆布と干豆腐です。30元のわりにそこそこ量がありました。
やって来ました炒板條、大なので結構ボリュームもあります。これで75元(約280円)。
鮮やかなピンク色・紅色が特徴です。いかにもブログやSNSのネタになりそうな見栄えですよね。
具は豚肉、エビ・イカなどのシーフード、もやし、ニラなど。
一口頂きますと・・・
客家でピンク色と言えば、釀豆腐(イェンターフォー)に使われる豆腐を紅麹で発酵させた紅腐乳に違いないと思っていました。
でもここのピンクはトマト(番茄)ケチャップなのです。スパゲッティナポリタンの板條バージョン?
ナポリタンほどこってりしておらず、ケチャップの甘味・酸味の他に、ニンニク風味にピリ辛感も多少あります。
トマト味好きなんですよ。
おいしかった・・・かなり気に入りました。
近くに会ったら、時々行きたいくらい。潮州に行ったならマストイートです。
上好佳客式炒板條の場所は、旧市街である建基路の三山國王廟近く。潮州駅からは徒歩12分程度です。