昼食が遅かったのでなかなかお腹が減らなかったのですが、20時過ぎになって夕食に出掛けます。
台南最後の夜は、今まで食べたことがない台南の名物料理の一つ、米糕(ミーガオ)なるものを食べようと思います。
事前に調べたホテル近くの落成米糕に行ったのですが、見当たりません。住所も間違いないんだけど・・・後で調べたら、営業時間が19時まででした。
うわっ、当てが外れた。
仕方なくグーグルマップで探し、比較的近くに公園路米糕という店を見つけたので行ってみます。
トタン板で囲われたバラック小屋みたいな店舗で歩道にいくつかテーブルが出ているだけです。
愛想はないですが、寡黙に働く母息子(想像ですが)で経営しています。
メニューは米糕(大・小)とスープ各種のみ。
米糕の大、50元(約190円)。
米糕って英語ではライスケーキとかライスプディングとなっているのですが、その名前から想像するものと全然違いますよね。
ご飯の上に魚のデンブ(魚鬆)が掛かっています。
そして大きめの豚肉そぼろ、キュウリの酢の物など。
米がうるち米ではなくもち米・おこわなんですね。魯肉飯(台湾南部では肉燥飯と言いますが)の糯米バージョンという感じです。
魯肉飯は大好きなので、この米糕も勿論好みの味。もち米でもっちりしている分、食べ応えがあって米糕の方がより好きかも。
肉そぼろが甘めの味付けなのですが、キュウリの酢の物の酸味が口をさっぱりさせてくれます。
一緒に注文した腸仔湯、25元(約93円)。豚の腸・ホルモンのスープです。
スープ自体は少しショウガの効いたあっさり味ですが、ホルモンが美味い。臭みなんて全くなし。
小腸をひっくり返したマルチョウ(丸腸)?それとも大腸のシロコロ?内側の甘い脂がジュワっと口の中に広がっておいしい。
店構えは寂れて冴えない感じですが、米糕も腸仔湯も大満足の夕食となりました。
米糕は小巻米粉と並んで、この旅で気に入った料理のトップ2、またどこかで食べたいと思います。
また台湾北部・中部では竹筒状の筒仔米糕というのが主流らしい。こちらのタイプも食べてみたいです。
お店の場所は台南市中西区の公園路、民生綠園のロータリーから徒歩2分、旧台南測候所の斜め前あたり。泊まっていたカインドネスホテルからも2分位でした。