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矮仔成蝦仁飯で食べ終わるともう16時半過ぎですが、ホテルへ帰る前に三山國王廟だけ今日のうちに観光しておきましょう。
私は中国寺院(道教寺院)巡りが好きなので、そこらじゅうに寺院・廟のある古都・台南は天国と思って前回来たのですが・・・
台湾、香港、シンガポールなど華人比率の高い国・地域では寺院・廟に参拝客がたくさんおり、私みたいな参拝より見学・観光という人間は場違い、邪魔な存在という気がして、何となく気が引けます。
タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマーあたりだと適度に空いていてありがたいです。マレーシアでぎりぎりですかね。
なので台南ではあまり寺院・廟巡りをしない予定ですが、どうしても見学したかったのが三山国王廟なのです。
20分ほど歩いて到着。
台南三山国王廟は潮州系移民により1742年創建、国定古蹟(2級古跡)に登録されています。

台湾の寺院・廟というと、曲線的に反った屋根に派手な装飾の福建式建築が大半ですが、ここは屋根が直線的でシンプルな潮州式(広東式)です。

本殿に入りますと、参拝客は誰もおらずガラガラ、見学にはありがたい。
中央に祀られている主祭神は三山国王です。

三山国王とは、広東省潮州近くにある3つの山(巾山、明山、獨山)を神格化したもの。

三山国王廟があるということは、潮州系か潮州周辺に多い客家系移民がいるということです。台湾の場合潮州人は少なく客家人が多いので、三山国王廟=客家人というイメージでしょうか。
日本人には潮州の知名度は低いですが、私が4年間住んでいたタイは華人の過半が潮州系なので、潮州には何となく親近感があるのです。
三山国王の前の左右に印将軍と剣将軍。


劍印將軍としてペアで主祀神を護るのが役割。印將軍が「文」、劍將軍が「武」の担当みたいです。
本殿・拝殿から入口方向を望む。

三山國王を祀る祠の左右には天后聖母(媽祖)と韓文公を祀る祠があります。
航海・漁業の女神、天后聖母。


韓文公は主に潮州人に信仰されており、道教寺院で祀られているのを目にすることは少ないです。

韓文公は唐代の文人、本名を韓愈と言い、潮州刺史に左遷されますが、潮州の発展に尽くしたとして潮州人の信仰を集めています。

他にもどんな神様が祀られているのか見学してみましょう。
子授け・子宝の女神、註生娘娘。

土地の神様、福徳正神(土地公・大伯公)。

学問の神様、文昌帝君。

特に台湾の廟宇ではよく見るレギュラーメンバーの神様ですね。
こちらは韓湘子大仙と書かれていますが、中国の代表的な仙人「八仙」の一人、韓湘子。韓文公の親族(甥の子供)らしいです。

後殿にも回ってみます。

壁の漆喰が剥がれて、中のレンガが露出しています。あまりお布施が集まっていないのでしょうか?

三山國王夫人が祀られています。

後殿にも三山國王像。

何やら怪しげな肖像画。


夕方5時頃と遅い時間だったにしても、参拝客は皆無。見学する身としてはとてもありがたかったのですが、あまり人気がないのでしょうか?