テロックインタン(トゥルッ インタン)に到着後、ムナラチョンドン(斜塔)、安順福順宮と見学したら、もう14時過ぎです。
15時のバスでイポーへ向かうので、もう時間があまりありません。当初は4時間滞在出来るはずが、バスのキャンセルもあり、2時間になってしまいましたので。
後は食事をしたらもうバスターミナルに戻らないといけません。
さてテロックインタンで一品だけ食べるとしたら何にすべきか?
考えた末、名物料理になっている猪腸粉(チー チョン ファン)を食べることにしました。
燎記猪腸粉、Liew Kee(Ah Lek)Chee Cheong Funという超有名店があるのですが、この日は月曜日で定休日なのです。
仕方なく他の店で妥協するかと見つけたのが、グラトン スクエア(五十八檔美食中心)というフードコートに入っている三少爺猪腸粉。
グーグルマップで調べると、三少爺猪腸粉はバスターミナルのもっと南の方にもありまして、そちらが本店だと思います。
猪腸粉はこんなパックに入って売られていました。お値段はRM5(約140円)。
ランチタイムも終わり、お客さんはほとんどおらず、フードコート全体が休憩モードという印象です。
猪腸粉は腸粉とも言いますが、テロックインタンの猪腸粉はこんな茶色っぽい斑点が付いているのが特徴です。
茶色い部分は焼いた焦げ目かなと思ったのですが、干しエビ・豚ミンチ・タマネギを炒めたペーストを米粉にふり掛け、蒸しているようです。
猪腸粉というと、米粉を蒸してロール状に巻いた料理で、中に具としてエビや叉焼などが入っています。腸粉(皮)自体はプルプルの食感だけで味はほとんどありません。
過去に香港の點心店で食べた腸粉です。
こちらは豚レバーの腸粉。
でもテロックインタンの猪腸粉は、皮の部分にエビ・豚ミンチ・タマネギなどが入っていてこれが良い味出しているし、香ばしくもあります。猪腸粉自体がおいしいのです。
また猪腸粉というと一般的にしょうゆベースのタレを掛けて食べますが、テロックインタンでは青唐辛子の酢漬けと一緒に食べるのが定番。
これがさっぱりしていてうまいし、猪腸粉の香ばしさを邪魔しません。
今まで腸粉は好んで注文する点心ではありませんでしたが、テロックインタンの猪腸粉はかなり気に入りました。マストイートです。
猪腸粉ってこんな美味かったのか・・・思わずもう1パック買ってしまいました。
猪腸粉の後はこちらの屋台でデザートを頂きます。
チェンドル(緑のにょろにょろ)が入ったマレー風のかき氷(RM3.5≒95円)にしました。
グラ ムラカのコクのある甘味が疲れた体に染みわたります。グラムラカは直訳するとマラッカの砂糖、椰子の樹液から作った黒砂糖・糖蜜です。
14時半になったので、そろそろバスターミナルへ向かいましょう。
グラトンスクエアはJalan Pasir BedamarとJalan Sithambaram Pillayの角にあり、安順福順宮から徒歩2~3分、ムナラチョンドン(斜塔)は6~7分。