鉄道を乗り継ぎタイ・マレーシア国境越え ハートヤイ~パダンブサール~ペナン・バターワース

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ハートヤイ(ハジャイ)の街歩きは昼過ぎまで、午後の列車に乗ってタイ・マレーシアの国境を越え、この日のうちにマレーシア・ペナンまで行きます。

先ずはタイ国鉄(SRT)でハートヤイから国境駅のパダンブサール(タイ語の発音だとパーダンベサー)に行きます。ハートヤイ~パダンブサール間は1日3本運行しており、時刻表は下記。尚、パダンブサールにおける時刻はタイ時間であり、マレーシア時間は1時間進んでいます。

<ハートヤイ発パダンブサール行き>

列車番号45 ハートヤイ7:20 パダンブサール8:05
列車番号947 ハートヤイ8:55 パダンブサール9:40
列車番号949 ハートヤイ14:00 パダンブサール14:45

<パダンブサール発ハートヤイ行き>

列車番号948 パダンブサール10:15 ハートヤイ11:00
列車番号950 パダンブサール15:40 ハートヤイ16:25
列車番号46 パダンブサール17:00 ハートヤイ17:45

列車番号45はバンコク発、46はバンコク行き。

私はハートヤイ14:00発の列車番号949に乗ります。

雨が降っていたので、昼食は駅周辺で食べるつもりで12:45頃にハートヤイ駅に到着。

先ずはチケットを購入します。

ほとんど並ぶこともなく買えました。料金は50バーツ。特にパスポートの提示も要求されませんでした。チェンマイ駅では要求され、バンコク・ウォンウィアンヤイ駅では要求されず、基準がよく分かりません。

ハートヤイ駅、正式にはチュム・ターン・ハートヤイ(Hatyai Junction/ハートヤイ・ジャンクション)駅のようです。

チケットも買えたし、近くでランチにしようと駅から出ようとしたら、警備員?からえらい剣幕で怒られました。

ハートヤイ駅からはパダンブサールの他、イスラム独立過激派による爆弾テロ事件が頻発していたパッタニー、ヤラー、ナラティワートのタイ深南部3県への南本線も出ており、治安対策は厳しいのでしょうか?

駅ナカ(ホーム)にも屋台やミニスーパーがあったので、そこで食糧調達しました。

ホームにあったウルトラマンシリーズのどれか。私の子供時代のものではないと思いますが、ネット検索によるとウルトラマンダイナ?無残にも腰のところで折れています。

まだ出発まで1時間あるのですが、乗客がぞろぞろホームへ移動し始めたので、私も向かいます。

おぉ~、何だか馬鹿デカくてパワーがありそうな気動車です。中国中車製のタイ国鉄QSY型ディーゼル機関車5200形(CDA5B1)、愛称はウルトラマンだそうです。調べると意外と古くなく、2021年製造・2022年運行開始でした。

客車は3等車のみです。

空いている後方の車両へ向かいます。後方から2両目のラッピング車両?にしました。チケットには車両番号・座席番号が記載されていますが、3等車だし無視して良さそうです。

バリアフリーとは程遠いステップがある入口。

3等車なのですが、今まで何度か乗ったタイ国鉄の3等車(ウォンウィアンヤイ~マハーチャイラムプーン~チェンマイ)の中ではかなり清潔な感じがします。この列車が「EXPRESS(急行)」だからでしょうか?

エアコンはなく扇風機のみですが、この日は雨も降っていてそれほど暑くなかったです。

向こうには貨物列車が停まっています。

台車・台枠はKTM(マレー鉄道)のものでした。

定刻に出発。発車してすぐに留置線・車両基地が見えてきますが・・・

もうどれも錆でボロボロ、使い物にならないような車両ばかりで、列車の墓場という感じですね。

南国らしい風景が続きます。

乗車時は出発の1時間近く前なので空いていましたが、出発時は満席ではないですが、全てのボックスに2~4人座っている程度に混んでいました。

途中クローン・ンゲ(Klong Ngae)駅に停車し、14:42にバダン・ブサール駅到着。

PADANG BESAR(THAI)と書かれているように、ここはタイ領にあるパダンブサール駅で、下車する乗客はほとんどいません。

パダンブサール駅はタイ領とマレーシア領にそれぞれあり、この列車の終点はマレーシア領のパダンブサール駅です。

パダンブサール(タイ)駅を出るとすぐに有刺鉄線だらけのタイ・マレーシア国境を通過。

遅延もなくハートヤイから所要時間45分で、パダンブサール(マレーシア)駅に到着しました。そういえばハートヤイ駅での改札も車内での検札もなかったと思います。

タイ・マレーシアそれぞれの出入国審査場がある駅舎の入口は先頭車両の方が近いので、後方に乗っていた私は出遅れてしまいました。

列に並んでいると、ここからETS(Electric Train Service、KTM=マレー鉄道の特急列車)を利用する客を優先していました。私はKTMコミューターという近郊路線の普通列車を利用します

タイの出国審査場(ハートヤイ行き列車の出発前は入国審査場になる?)が見えています。

タイの出国審査場を抜けて左手に10メートルほど行くとマレーシアの入国審査場があります。待ち時間はタイ側で15分弱、マレーシア側で約5分と思ったよりスムース。こんな簡単に国境越え・・・島国の人間には分からない感覚です。

マレーシアの入国審査場を抜け、駅の2階へ上がると、待合室・チケット売り場となっています。

券売機もありましたが・・・

こちらの有人カウンターでチケットを購入しました。なんと現金は使えず、クレジットカードのみでした。

KTMコミューターでバターワースまで所要時間は2時間弱、料金はRM11.40(約450円)。

チケットはQRコード式になっています。またKTMをはじめマレーシアの多くの公共交通機関では、クレジットカードによるタッチ決済も導入されています。

タッチ決済が使えるかカウンターで尋ねると、クレジットカードによっては使えないということで、チケットを購入しました。

後日バターワースからアロースターへ行く際、楽天カード(VISAブランド)をスマホに登録しタッチ決済(おサイフケータイ)したところ、問題なく使えました。またバターワースとペナン島を結ぶフェリーでも利用可能でした。

但し、リーダーの読み取りの反応が悪い・遅い+利用方法をよく理解していない乗客のせいか(QRコードリーダー含む)、アロースター駅で下車後、改札は長蛇の列になっていました。。

この読み取りの反応の悪さ・遅さだったら、鉄道・フェリーはともかく、バスでは使いづらいなあと感じました。

パダンブサール駅の待合室の一画にはATMもありますので、クレジットカードのキャッシングでマレーシア・リンギット現金を調達することが可能です。

1階のホームに降ります。線路自体はさきほど乗って来たタイ国鉄と繋がっていますが、勿論ホームは行き来出来ません。パダンベサール着15:45(タイ時間14:45)からパダンベサール発16:35の列車に乗るので乗継時間50分でしたが、出入国審査があっても余裕でした。

KTMコミューターが入線して来ました。

シートのクッション性はあまり良くないですが、エアコンもガンガン効いていますし、さきほどのタイ国鉄に比べると、圧倒的に新しくてモダンで清潔感があります。

こういうロングシートもあります。

パダンブサール出発時はそれほど混んでいませんでしたが、途中のアラウ(Arau)駅で若い人たちがたくさん乗って来ました。ここには大学が2つあって、夕方なので帰宅する学生でしょうか。その後アロースターでも結構乗って来ました。

稜線の美しいジェライ山(標高1,217m)。ちょっとした高原リゾートになっているようです。

ブキッ ムルタジャム(Bukit Mertajam)駅の手前で、バターワース方面とイポー・クアラルンプール方面に分岐しています。KTMコミューターは、パダンブサール~バターワース、バターワース~イポーというルートで運行していて、ブキッ ムルタジャム駅が乗換駅となります。

ブキッ テンガ(Bukit Tengah)駅近くのツインタワー。

18:31バターワース駅に到着。パダンブサール~バターワースは保線状態も悪くなく、快適な旅でした。

ハートヤイ駅を出発してからバターワースまで、乗り換え時間も含めて所要時間は3時間31分。

KTMバターワース駅は、ペナンセントラルバスターミナル及びペナン島へのフェリーターミナルと繋がっており、私はフェリーでペナン島・ジョージタウンへ向かいます。

ハートヤイ駅周辺の地図とホテル

パダンブサールの地図とホテル

ペナンセントラル周辺の地図とホテル

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