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松本城と旧開智学校校舎という2件の国宝を見学したので、自分としては松本観光の最低限のノルマは達成。もう少し時間があるので、方向的には少し離れていますが、あがたの森公園へ行こうと思います。
あがたの森公園は旧制松本高等学校の跡地に整備された公園です。
ヒマラヤ杉並木が美しい。
10月半ばなので、本格的な紅葉の季節にはまだ3週間~1ヶ月程度は早いと思いますが、色付いている木もいくつかあります。
公園内には旧制松本高等学校の校舎(本館・講堂)が保存されており、現在は「松本市あがたの森文化会館」として図書館、会議室、ホールなどに使用されています。
本館は大正9年(1920年)の建築で国指定重要文化財。
講堂は大正11年(1922年)築で、こちらも国指定重要文化財。
隣接して旧制高等学校記念館があります。旧松本高等学校に関する資料を展示していた「松本高等学校記念館」が前身で、その後全国の旧制高等学校を対象にした資料を展示するようになりました。入場無料です。
玄関を入ると、いかにもバンカラな学生といった感じの銅像が迎えてくれます。
旧制高等学校は明治27年(1894年)の第一次高等学校令、大正7年(1918年)の第二次高等学校令により、帝国大学をはじめとする官公立の旧制大学学部への進学の為の予備教育を男子のみに行う教育機関として(現在の大学教養課程相当)、最終的に41校が設立されました。
戦後昭和22年(1947年)の学校教育法施行を経て新制大学に統合され、昭和25年(1950年)までに閉校されました。
第一次高等学校令以降
一高(東京)、二高(仙台)、三高(京都)、四高(金沢)、五高(熊本)、六高(岡山)、七高(鹿児島)、八高(名古屋)のいわゆるナンバースクール
第二次高等学校令以降
新潟、松本、山口、松山、水戸、山形、佐賀、弘前、松江、東京、大阪、浦和、福岡、静岡、高知、姫路、広島、台北、富山、旅順のネームスクール(地名校)、浪速、府立の公立高、学習院、武蔵、甲南、成蹊、成城の私立校、北大予科、京城大予科、台北大予科、旅順工大予科、神戸商大予科、東京商大予科
建物は3階建てで、1階はミュージアムショップ、カフェ、ギャラリーなどになっており、2~3階が主な展示室となります。
1階ギャラリーでは旧制松本高等学校の卒業生で、2025年に生誕100周年を迎えた小説家・辻邦生の展覧会が開催されていました。在学時に寮で知り合った1年後輩の北杜夫(本名:斎藤宗吉)と親しい交流があったんですね。
2階に上がって、先ずは旧制松本高等学校に関する展示。
学生寮である思誠寮の部屋を再現した展示。和室12畳に4人部屋が標準だったようです。
花街である裏町に繰り出し、半玉(芸者見習い)と遊ぶ松校生の写真なんてものも展示されています。
写真や文章だけでは、どうしてもとっつきにくくて読み飛ばしてしまいそうになりますが、所々にはアニメ風のパネルも展示されており、見学者に見てもらう工夫がされていると思います。
エリートの松高生は松本女子の憧れ?
北杜夫と辻邦生の交流に関する展示。
2階の残り半分は全国の旧制高等学校に関する展示でした。
旧制高校41校の校章。私の母校の前身もありました。
3階にも上がってみます。
もちろん時代は違うのですが、なんだか青春時代の懐かしい思い出がよみがえって来ました。旧制高等学校記念館は決して有名な観光名所ではないと思いますが、個人的にはとても良かったです。


























