タイの長距離夜行バス ナコンチャイエアー/ファーストクラス ウドンタニー~バンコク 乗車記・口コミ・評判

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ウドンタニーからバンコクまではナコンチャイエアーの夜行バスを利用しました。ナコンチャイ「エアー」なんて会社名ですが、航空会社ではなくバスの運行会社です。

タイの長距離バス・夜行バスというと、国営のトランスポート社(ボーリサット・コン・ソン、略してボー・コー・ソー)がありますが、ナコンチャイエアーは民営企業で最大手と言える有名なバス運行会社。

YouTubeで(日本の)夜行バスの動画とかよく見ていて、いつか乗りたいなあと思っていたら、タイで夜行バスデビューすることになりました。

ナコンチャイエアーには1-2の3席並びのファーストクラスと2-2の4席並びのゴールドクラスがあり、私が今回予約したのはファーストクラス。料金は736バーツに15バーツ(カード決済手数料?)が上乗せされ、751バーツ≒3,300円でした。

最初はBusOnlineTicket.comなどの予約サイトでチケットを購入しようと思ったのですが、座席指定が出来なかったので、ナコンチャイエアーの公式サイトで直接予約しました。

ウドンタニーでの発着は、ナコンチャイエア専用バスターミナルとなります。UDタウンからニッタヨー通り(国道22号線/アジアハイウェイ15号線)を南東へ徒歩10分弱。

受付で予約メールを提示したのですが、座って待っててと言われました。後で分かりましたが、乗車時にバーコード付きのチケットを提示するのみで、この受付で何か手続きをする必要はありませんでした。

21:45発のバスだったのですが、出発の10分前から乗車開始。大きな荷物はトランクルームに預けることが出来ます。

予約メールに記載されたURLで表示されるバーコード付きのチケットをスタッフに提示して乗り込みます。私はスクリーンショットを撮っておいたので、それを提示しました。

内装はピカピカに新しくはなく、不快感はないですが多少古いかなという印象です。ファーストクラスのバスは1-2 x 10列=全30席。

私の座席は9A。後方から2列目で1-2の1席独立シートの方です。クレイドルシートというのかな、リクライニングすると座面が前にスライドするタイプ。

反対側の2席並びのシート。

レッグレストは思ったほど上がりませんでした。またフルにリクライニングすると、フットレストに足が収まりませんでした。

モニターはタイ語の他に、英語・繁体中文・簡体中文・日本語・韓国語も選択できました。映画、音楽、ラジオ、ゲーム、前方ビュー、ショッピングなどのプログラムがありましたが、イヤホンが必要で、シート周辺にイヤホンは置いてなかったです。USB-Aポートあり、車内のwifiサービスはありません。

背面テーブル。

シートのリクライニングに加え、読書灯、アテンダント呼び出し、そしてマッサージのボタンがあります。シートのマッサージ機能を使ってみたのですが、確かに動いてはいるけど弱過ぎてほとんど効果はないものでした。期待していたのでちょっと残念。

頭上にも荷物収納スペースがあります。

定刻21:45に出発、すぐにウドンタニーバスターミナル1で停車し、一人だけ乗車してきました。もしかしてターミナルを間違って行った乗客を拾う為の例外的な停車だったのかな?

アテンダント(車掌)の女性からバンコクでの降車場所を聞かれますので、BTSかMRTの駅に近いところと言ったら、ナコンチャイエアーのバスターミナルから無料のシャトルバスが出ているとのことで、そこで降りることに。

続いて水と夜食が配られました。

サンドウィッチ、スナック、ジュース。

出発して30分後の22:15頃には消灯。日本の夜行バスのようにスマホの使用禁止なんてことはないので、ダウンロードしていた動画を視聴します。

1時間ほど国道2号線を走っていたのですが、突然Uターンして戻って行きます。どこに行くの?と思っていたのですが、乗車地の一つになっているクンパワーピーのバスターミナルでした。有名なタレーブアデーン(直訳すると赤い蓮の海、本当はピンクの睡蓮の湖)があるウドンタニー県クンパワーピー郡です。

トイレは狭いです。ですが、狭いので揺れてもすぐに体が壁に当たって(支えになって)、倒れたりすることがありません。

路面が悪いというほどではないのですが、所々で継ぎ目があり、その振動でなかなか寝付けませんでした。それと東南アジアのバスあるあるですが、車内はエアコンがめちゃくちゃ効いていて極寒。毛布は置いてあるのですが、バスタオル程度の大きさしかありません。

途中コーンケーンあたりで雨が降っていたのを記憶しているのですが、いつの間にか寝ていました。

翌朝バンコク到着の40分ほど前、クラッカー、豆乳、おてふきという簡単な朝食が配られます。

前夜の消灯前もそうでしたが、車内にはナコンチャイエアーのテーマソングがずっと流れており、なんだかクセになって頭の中で何度もリピートする感じ。

♪ター ヤーク チャ パイ プーカウ(もし山に行けたければ)・・・Wow! キー クラーウ コ スック フアチャイ カップ ナコンチャイエアー(ナコンチャイエアーと共に何度でも心は幸せです)ラッラッラッ・・・♪

予定ではバンコク着5:45でしたが、バンコク近郊で多少通勤ラッシュの渋滞に遭い、1時間弱遅延してナコンチャイエアーの専用バスターミナルには6:40到着。バンコクのナコンチャイエアーのバスターミナルは、ダークレッドラインのチャトゥチャク駅(クルンテープ・アピワット中央駅の隣)近くにあります。

ウドンタニーからバンコクまで約600km・9時間弱の旅でした。途中トイレ・食事などの休憩はありません。希望者がいたのか、ここが終点ではなく、この後は北バスターミナル(モーチット・マイ)まで行くようです。

ターミナル内のトイレに行くと、隣と余裕のある洗面台で歯磨きをして顔を洗いました。トイレは有料で3バーツ(約13円)です。

荷物などを置けるちょっとしたカウンターテーブルのようなものもあります。

さっぱりしたところで無料シャトルバスでBTSモーチット駅(MRTチャトゥチャク公園駅)へ向かいます。バスの発着時刻に合わせて、シャトルバスは5:00~8:00と16:00~20:45の時間帯に運行しているようです。特に予約は必要ありません。

時刻表(2025年5月19日時点)は下記の通り。向かって左側がBTSモーチット行き、右側がナコンチャイエアー・バスターミナル行きです。

シャトルバスは一番手前、道路に近い側から発車します。

約15分でBTSモーチット駅に到着。

シャトルバスの乗降場所はBTSモーチット駅の2番出口付近、通りから少し入った駐車エリア。

日本でも夜行バスに乗ったことがないのですが、今回タイの長距離夜行バスに乗った感想は、ファーストクラスの独立席ということもあり、ゆったりしていて体の疲れは全くなく快適でした。

LCCがあるので飛行機でも大差ない料金且つ1~1.5時間程度で行けますが、飛行機とはまた違った体験と夜行バスの旅情が感じられて楽しかったです。個人的には、これだったら今後も全く不安なくどころか、積極的に乗っても良いと思いました。

ナコンチャイエアーはバンコク・タイ北部・タイ東北部を結ぶ路線が大半で、1-2並びのファーストクラスがなく、2-2のゴールドクラスのみという路線もあります。

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