渡来人・秦河勝を祀る大避神社 赤穂・坂越

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兵庫県立赤穂海浜公園の近くにある「さつき町」バス停から坂越港へ向かいます。直接行けるのは1日3便しかないので、もちろん時刻表をちゃんとチェックしてきました。

坂越に到着して、先ずは大避神社(おおさけじんじゃ)を参拝します。

神門。

拝殿にてお参り。大避神社の主祭神は大避大神(秦河勝)、天照皇大神、
春日大神。

秦河勝は秦の始皇帝の子孫と称する秦氏(はたうじ)の出身で、聖徳太子の側近として国づくりに尽力した人物です。聖徳太子の死後に権力を握った蘇我氏に疎まれ、ここ赤穂・坂越に逃げてきたとされています。

秦河勝が秦氏の氏寺として建立した京都・広隆寺のそばには(明治の神仏分離令で広隆寺境内から移転した)大酒神社があり、秦始皇帝・弓月王・秦酒公といった秦氏の祖先が祀られています。

秦氏は治水・灌漑、製鉄、鉱山開発、酒醸造、養蚕・絹織物など、様々な技術を持ち込み殖産興業に尽くした一族で、大酒神社の名称も酒醸造から来ているのかと思いましたが・・・かつては大辟(大避)だったようです。大辟(大避)なら、坂越と同じですね。

拝殿の左右には絵馬堂が連なっています。

大避神社の秋の大祭で国の重要無形民俗文化財となっている「坂越の船祭り(船渡御祭)」で使用された楽船が展示されています。

坂越の船祭りでは、神輿船を中心に12隻の和船が坂越湾に浮かぶ生島(いくしま)の御旅所まで渡御するものですが、楽船は楽人を乗せ、雅楽を奏でます。

こちらが生島の御旅所。生島には秦河勝の墳墓と伝えられる円墳もあります。

境内社(摂社・末社)にも参拝しましょう。

こちらは拝殿・絵馬堂の斜め前にある淡島神社。

他の境内社は神門の手前に鎮座されています。大半は他の場所から遷座した神社です。

天満神社(御祭神:菅原道真)。

恵比須神社(御祭神:蛭子神)。

少し石段を登った所にあるのが稲荷神社(御祭神:倉稲魂命)。

荒神社(御祭神:竈神)。

新宮には聖徳太子、住吉大神、金刀比羅大神、海大神が祀られています。

それでは戻りましょうか。

おっと、神門の内側には仏教寺院の山門のように仁王像(金剛力士像)が配置されています。神仏習合時代の名残でしょうか。

正面左寄りに見えるのが生島。もう少し山の上にある妙見寺・観音堂からの景色が良いらしいので行ってみましょう。

大避神社の石段を降りたところにある坂越小学校跡(松風小学校跡)の脇の道を入って行きます。

少し登った所に山崎善吾君像という銅像。元村長で坂越村の発展に尽力された方のようです。

妙見寺までは舗装された車道が繋がっています。

10分ほど登った所で妙見寺の観音堂が見えてきました。妙見寺は明治の神仏分離令までは大避神社の神宮寺でした。

観音堂からの眺望。

大避神社・大避大神の名前の由来が気になってネットで調べてみたのですが、秦河勝が蘇我入鹿からの難を避けて来た、そして坂越の地名も避け来し(さけこし)→さこしが由来という説もあるようです。

また坂越だけでなく、周辺の相生や上郡など千種川流域には大避神社がいくつもあるんですね。

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