香川2日目、午前中は高松の郊外、午後からは琴平・善通寺に行く予定です。
JR西日本のtabiwa岡山香川ワイドパスも利用中なのですが、瓦町駅で琴電の1日フリー乗車券を購入しました。
先ずは栗林公園へ向かいます。ここは早朝から営業しているので(季節により開園時間は5:30~7:00)、効率的に観光するにはありがたいです。
琴電・栗林公園駅から徒歩6~7分で東門に到着。公園の北西側に北門もあります。
入場料は大人410円ですが、香川県立ミュージアム、高松市美術館、玉藻公園(高松城跡)、栗林公園は相互割引制度がありますので、昨日行った香川県立ミュージアムのチケットを提示して(翌日まで有効)、団体料金の330円になりました。クレジットカードや電子マネーも利用可、QRコード決済はPayPayのみでした。
チケット販売所近くにコインロッカーもありました(料金はサイズにより200/300/400円)。
特に園内で区切りがあるわけではありませんが、江戸時代からの大名庭園に起源をもつ南庭と鴨場であった北庭で構成されています。
時間的に全体を回ることは難しいので、南庭にしぼって散策しましょう。
芙蓉峰という小山の上にやって来ました。北湖越しに紫雲山を望む。紫雲山は借景というより、もう庭園の一部かのごとく一体感があります。
赤い梅林橋が湖面に反射して映えますね。
和船乗場。和船はここから南湖をぐるっと回って戻って来るルート。
錦鯉がうじゃうじゃ集まっていてちょっと気持ち悪い。
園内最大の橋、偃月橋(えんげつきょう)。反った姿が偃月=半月に見えるから?
飛来峰に登ってみます。
飛来峰から南湖を一望。
土産物店の吹上亭。
栗林公園の見どころの一つなので、偃月橋は渡っときますか。
杜鵑嶼(とけんしょ)には恋つつじ(サツキツツジ)が植えられています。向かって右側に見えるのがハート形の恋つつじ。花の見頃は5月末から6月初め。
赤く色づいたカエデが密集している島は楓嶼(ふうしょ)。対岸にもカエデがあり、そちらは楓岸。
紅葉の見頃は11月下旬から12月上旬とされていて、この日は11月25日。栗林公園では、春の桜のシーズンと秋の紅葉シーズンはライトアップされ、夜間開園されます。
お茶屋「掬月亭(きくげつてい)」。
イノシシ警戒中で立入禁止。すぐ裏に山が迫っているわけですから、イノシシぐらいはいるでしょうね。
園の南西部、石組みの石がごろごろしているところは小普陀(しょうふだ)。栗林公園の始まりの地とも言われています。
津筏梁(しんばつりょう)。
桶樋滝。
旧日暮亭(考槃亭)は300年以上の歴史がある茶室。土日祝日(9:00~16:30)のみ公開されます。
一方、日暮亭は1898年に再建された茶室なので、120年超の歴史。
西湖には鴨がたくさん泳いでいました。
屏風松と箱松(後方の背が高い松並が屏風松)。
名前の通り箱型に手入れされた箱松。
園の中央付近にある商工奨励館は明治32年(1899年)に香川県博物館として建てられました。ここから北側が北庭となります。
商工奨励館の前に立つ大きなヒマラヤスギ。
穏やかな朝でしたので、風一つなく、鏡のような湖面に映った紫雲山をはじめとする風景が息を吞むような美しさで感動的でした。とにかく紫雲山が良い働きをしています。高松では有名な観光名所の一つだから、一応行っておくか程度の気持ちで来たのですが、本当に良かったです。
金沢の人には悪いですが、個人的には1年前に行った兼六園より美しいかもと思ったのですが・・・明治時代から大正時代にかけて使用されていた国定教科書にも「栗林公園は三公園(日本三名園の偕楽園、兼六園、後楽園)に優れり」と表記されていたそうです。
スケジュールをギチギチに組んでいたので、栗林公園では次の電車までの1時間、駅からの往復を考えると実質40分しかなかったので、南庭の7~8割くらいは回れたかなという程度でした。南庭だけなら所要時間は1時間、南庭・北庭両方回ると1時間半程度でしょうか。