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洲本城跡から下りてきて、次はレトロこみちを散策しようと思うのですが、ついでに下屋敷町筋にある旧益習館庭園にも寄ってみます。
入場は無料なのですが、受付でパンフレットが頂けます。私は全く知らなかったのですが、土日祝日のみ開園しているようです。訪れたのが土曜日でラッキーでした。
旧益習館庭園は、徳島藩の筆頭家老稲田氏の別荘「西荘」の庭として作庭された後、嘉永7年(1854年)に稲田氏の私塾学問所「益習館」が移転してきました。現在は国指定名勝となっています。
大きな石灯籠が目を引きます。
池の周りに岩石が配置された池泉回遊式庭園。これほど岩石が多いのは、石切場跡を利用して作庭されたからだそうです。
池の奥の小山にも登れますが、岩石がごろごろしているので少し足場が悪いです。
当時の建屋は明治3年(1870年)の庚午事変で焼失しており、現在残っているのは後の所有者が明治末期から大正期に建てたもの。
パンフレットには「日本最大級の巨岩を用いた豪壮な武家庭園」と書かれているのですが、最大級なのは岩石の大きさであり、庭園の規模は小さく、10分もあれば見終わってしまいます。
但し淡路島が徳島県から兵庫県へ編入されるきっかけになった事件「庚午事変(稲田騒動)」の現場という歴史的意義のある場所でもあります。
受付でパンフと共にアンケート用紙が渡されたのですが、洲本市では今後更に整備を進めて有料化を目指しているのか、「有料ならいくら払える?」という質問項目もあり、回答の選択肢は100~500円だったと思います。
次はレトロこみちという路地に向かいます。
旧益習館庭園のある下屋敷町筋。さすがに江戸時代ではなく明治期以降でしょうが、古い町家・家屋がポツポツあります。
ここからレトロこみちの1本西側にある塩屋筋に入ります。
あの煙突みたいなのがそうかな?
レトロな銭湯「東光湯」です。元は蒲鉾屋で昭和35年(1960年)から銭湯として営業しています。
営業時間は12:00~24:00、木曜日が定休日。料金は大人490円のようですが、QRコード決済も使えるんですね。
東光湯の斜め前にあった「淡路島ブルース」という渋い立ち呑みのバー。
淡路1丁目センター街・コモード55商店街というアーケード街が出てきました。その角にあるピンク色の淡路信用金庫本町支店は、旧兵庫県農工銀行洲本支店として昭和10年(1935年)に建設されました。銀行建築らしく重厚な造りです。
コモード55商店街を歩いて行きます。洲本は淡路島一の都会ですが、寂れた印象は否めません。
レトロこみちに入ります。
こみち食堂。
遠くからでも目を引くオレンジ色の建物が見えてきました。
淡路島唯一の映画館「洲本オリオン」。戦前からある芝居小屋を1951年に映画館へ転向、以降70年以上営業しています。
他と変わらない料金でした。
レトロな映画ポスターはオードリー・ヘップバーンのローマの休日とジェームス・ディーンの理由なき反抗。
サンドウィッチのフクスケ亭。
長屋のような建物。
手芸倶楽部栄町。ここでレトロこみちは終了です。
そろそろ時間なので、洲本バスセンターへ向かいましょう。

























