淡路島は車で観光する方が多いと思いますが、私は下記バスの乗り放題券・フリーチケットを利用しました。
1)あわ神・あわ姫ばす(淡路市生活観光バス)
2)淡路交通の淡路島フリークーポン(淡路交通の島内路線バス1日乗車券)
淡路島は北から淡路市、洲本市、南あわじ市という3つの地方自治体に分かれています。あわ神あわ姫バスは淡路市のコミュニティバスですので、淡路市内(淡路島北部)しか走っていません(私の旅行後、2024年10月1日から洲本市の洲本バスセンターへの路線も開設されましたが、平日に1日3往復のみです)。
また洲本市、南あわじ市もコミュニティバスを運行しているのですが、それぞれの市域内ですので、他と連絡していません。
私は淡路市以外に南あわじ市にも行きたい場所があったので、淡路島中部・南部に路線を持っていて、あわ神あわ姫バスと連絡可能な淡路交通のバスも利用しました。
1)あわ神・あわ姫バス
あわ神あわ姫バスは下記路線を運行しています。
時計回り
反時計回り
東浦北淡線
岩屋洲本線(2024年10月1日より)
北部観光周遊回り(3~11日の土日祝日のみ運行)
南部観光周遊回り(3~11日の土日祝日のみ運行)
メイン(と言っても1時間に1本程度)となるのは淡路市をぐるっと一周する時計回りと反時計回りですが、市北部の岩屋ポートターミナルと市南東部(旧津名町エリア)のしづかホール前で10~15分の停車(運転手交代)があります。1周すると停車時間も含めて、2時間30分~2時間45分程度。
運賃はなんと大人1回500円と高いのですが(運行距離が長いので仕方ない?)、1日乗り放題券は1,000円です。
私はジェノバライン(明石・岩屋の高速船)往復とあわ神あわ姫バスの2日間乗り放題がセットになった花・食めぐり2dayきっぷ(2,000円)を購入しました。あわ神あわ姫バスの1日乗り放題がセットになった花・食めぐり1dayきっぷ(1,600円)も発売されています。
ちなみにジェノバラインの料金は片道600円・往復1,200円ですので、私の場合、800円であわ神あわ姫バスが2日間乗り放題になったことになります。実際には2日間で8回乗車しました。
岩屋ポートターミナル(岩屋PT)。
岩屋港で船を降り、ポートターミナルの建物に入る手前で左手に行くとあわ姫あわ神バスを含め何台かバスが待っていました。
前乗り前降りです。
しづかホール前で停車中のあわ神あわ姫バス。
尚、淡路市では岩屋地区のみを巡回する「バンバンバス(1回100円、1日乗車券300円)」も運行しています。
2)淡路交通
洲本市や南あわじ市では、淡路交通の島内路線バスが1日乗り放題となる淡路島フリークーポン(880円)を利用。島内路線の通常運賃は距離制で100円~最大500円までとなっています。私は5区間を利用、個別に払った場合の合計は1,740円でした。
発売窓口は下記の4ヶ所。私は利用前日に情報センターバードにて購入しました(支払いは現金のみでした)。
淡路交通 業務課(洲本市宇山本社)
淡路交通 福良営業所
本四海峡バス 洲本乗車券発売所(洲本バスターミナル内)
情報センターバード(岩屋ポートターミナル1階の物産店)
淡路島フリークーポン(1日乗車券)の対象となる路線は下記です。
縦貫線(しづかホール前~洲本BC、洲本BC~福良)
由良線
都志線
鳥飼線
長田線
舞子・福良線(高速バス)の福良~陸の港西淡と福良~淡路島南IC区間
淡路・徳島線(高速バス)の洲本BC~洲本IC区間
あわ神あわ姫バスと淡路交通縦貫線との連絡が可能な「しづかホール前」バス停。
2024年10月1日からあわ神あわ姫バスが岩屋洲本路線を新規に開設し、志筑~塩尾と洲本バスセンターでも乗り換え可能となりましたが、岩屋洲本線は平日のみ1日3往復しかありませんので、時計回り・反時計回りの通るしづかホール前で乗り換えるのが現実的だと思います。
バスは後乗り・前降りで乗車時に整理券を取り、降車時に運賃支払いとなります(私の場合は淡路島フリークーポン提示)。
淡路交通の全ての島内路線が通る洲本バスセンター(洲本BC)、由良線を除く全ての島内路線の始発・終着でもあります。また築地町、洲本(市役所前)のバス停も全ての路線が通っており、イオンスタイル洲本そばの築地町で乗降する人が多かったです。
洲本BCは淡路交通、本四海峡バス、神姫バス、西日本JRバスが運行する神戸、大阪、学園都市(奈良)、鳴門・徳島方面の高速バスも発着します。
淡路交通のバスは洲本BCから放射状に路線が伸びているので、路線が異なる目的地に行く場合は一旦洲本BCに戻る必要があります。そのすき間を南あわじ市のコミュニティバス「らん・らんバス」が埋めている感じでしょうか。
但し、どちらも便数が少なく、なかなか都合良くバスは来ないので、おのころ島神社から縦貫線福良行が通っている「市」というバス停まで約50分歩きました。
まず長田線で掃守(かもり)というバス停に向かいます。
道の駅 福良や淡路人形座のそばにある淡路交通福良営業所。
福良からは神姫バスの神戸(三宮・舞子)方面への高速バスも出ています。
福良から洲本BCヘ向かいます。
淡路交通のバスは交通系ICカードには対応していないのですが、PayPayが使えるようです。
洲本で夕食を食べ、再度洲本バスセンターへやって来ました。窓口や店も閉まり、人もほとんどいない夜のバスターミナル。
小説、テレビドラマ、舞台演劇になった淡路島の農家出身の娘「お登勢」の人形。
バスのりば案内。
洲本BCから縦貫線の津名港行でしづかホール前へ向かいます。
しづかホール前からあわ神あわ姫バスで岩屋PT、岩屋港からジェノバラインで明石港、明石駅から新快速と乗り継いで帰宅しました。