フィリピン旅行も帰国するだけになりました。
利用するのはセブパシフィック航空の5J828便です。出発時刻が13:45なので、GRABで車を呼んでマラテのホテルを11時過ぎに出発し、ニノイアキノ国際空港ターミナル3まで所要時間32分・料金は368.74ペソ(1,021円)でした。
既にオンラインチェックイン済なのですが、国際線の場合、モバイルボーディングパスが表示されなかったと思います(往路も同様でした)。パスポートチェックの為に必ずカウンターへ寄らせようということなのかな。
どちらにして私はチェックインバゲッジ(預け入れ荷物)があったので、カウンターへ寄ります。それなりに行列していますが、午前便よりはかなりマシだと思われ、バゲッジドロップ完了まで待ち時間は14分でした。
ニノイアキノ空港の場合、出国審査が先で、その後に保安検査(セキュリティチェック)となりますが、それぞれの待ち時間は22分と9分でした。
LCCで機内食は出ないので、プライオリティパスで利用できるラウンジで腹ごしらえ&時間つぶしをして、出発時刻の40分前に搭乗ゲートへ到着。
使用機材はエアバスA330-900neoです。
ボーディング開始を待っていると、多少日本人客もいるようです。往路はマニラ着が真夜中近くということもあるのか、ほぼ皆無という感じでした。また日本へ行くフィリピン人と共に、おそらく関空で乗り継いで北米へ向かうと思われるフィリピン系アメリカ人・カナダ人も多いです。
私は後方から数列目の48Bを座席指定していました。ここより前方はそれなりに埋まっているように見えましたが、後方はかなりガラガラで空いていました。
この機材は3-3-3の座席配置なのですが、この48列から後方は2-3-2となっており、B席は通路側となります。
足を斜め前に放り出しても、前列は3席並びなので、47Cが盾になって通行人からガードしてくれているような感じになります。それが理由で48Bにしました。
48Cの席が存在しないので、47Cの背の部分にはシートポケットやテーブルが付いていないですね。
LCCといえばシートピッチが狭いという先入観があると思いますが、それらの多くは近距離路線に使われるエアバスA320やボーイング737であり、このエアバスA330は広くはないですが、極端に狭いわけでもありません。但し、シート幅はかなり狭いので、隣に人(特に他人)がいると窮屈に感じると思います。
往路もそうでしたが、シートの背もたれは多少倒れた程度の角度で固定されており、レバーもなくリクライニングは出来ません。
3席並びの場合は2ヶ所にUSB-A+USB-Cポートがあるのですが、2席並びの場合は1ヶ所のみです。
ほぼ定刻通りにプッシュバックとなったのですが、滑走路の混雑で30分以上待つことになりました。
相変わらず機内はかなり寒くて、長袖が必須です。
ラッキーにも隣の48Aが空席だったので、水平飛行になってから窓側に移動してみたのですが、48Bより膝周りが広いように感じます。
下の画像では分かりにくいのですが、前列とシートが並行ではないように感じました。このあたりから機材の形状が狭くなっている(くびれてくる)ので、そういう配置になるのかもしれません。
機内エンタメシステムはないのですが、A席の下にはこういう電子機器用?のボックスが設置されており、少し邪魔になります。向こう側を見ると、D席にもありました。
最後方のトイレに行きますと・・・向かって右側はトイレとすぐ分かりますが、左側の座席があるところもトイレです。ドアノブがあるのが分かると思います。要はトイレのドアにCAさん用のシートが設置されているのです。
これはエアバスのスペース・フレックスという内装コンセプトで、ギャレーとトイレのスペースを削減し、その分シート数(列)を増やせるというもの。以前搭乗したベトジェットエアのエアバスA321neoでも見たことがあります。
出発が35分ほど遅れたのですが、関西国際空港には定刻より9分遅れで到着しました。飛行時間は約3時間40分、これくらいだとLCCでも余裕どころか、隣が空席だったので快適そのもの。
往路は全く日本語の機内アナウンスはなかったのですが、このフライトでは日本語の話せる外国人による録音と思われるものが流れました。多少なりとも日本人乗客がいたからでしょうか。
セブパシフィックのエアバスA330-900neoに往復乗ってみて、機材も比較的新しくてきれいですし、シート幅はともかくシートピッチはそれほど狭くなく、大きな不満はありません。料金から考えると、非常にコスパは良かったです。