とりあえずホテルに荷物を預けて、先ずは朝食です。事前に目星は付けていて、イロイロの名物麺料理・ご当地グルメの「バッチョイ(Batchoy)」にしようと思います。
ラ パス パブリック マーケットにやって来ました。イロイロの中でもここラパス(ラパズ)地区がバッチョイ発祥の地とされています。バッチョイの有名店は市内のショッピングモールなどにも支店があるのですが、やはり本場で食べたいですからね。
マーケットは軽量鉄骨にトタン屋根みたいな簡素な構造。薄暗くて狭い路地がたくさんあります。精肉・鮮魚店の周りは床が濡れていて・・・靴が汚れるのは避けたいなあ。やみくもに歩いていてもバッチョイ店が見つからないので、そこらの人に聞くことにしました。
マーケットの一番南側、Huervana通りとリサール通りとの交差点付近にありました。
マーケット内の路地を入っていくと、「Deco’s」と「Netong’s」というバッチョイの有名店があります。その前にはマッジカフェ(Madge Cafe)、バッチョイとは関係ありませんが、こちらも老舗の有名店です。
特に理由はなく、「Netong’s(ネトンズ) Original Special La Paz Batchoy」に入店。Netong’sは1948年創業の老舗ですが、手前にあった「Deco’s」は1938年と更に古いです。
意外でしたが、エアコンが効いています。
メニューはこちらです。メインのバッチョイは大きさによりSUPER 90ペソ(249円)/EXTRA 110ペソ(305円)/MEGA 130ペソ(360円)となっています。
朝食第二弾を考えていたので、「SUPER」にしたのですが、ちょっと小さかったかな。
豚のモツを中心になかなか具だくさんです。そしてブイヨンみたいなスープが美味いじゃないですか。フィリピン=飯が不味い国という先入観があったので、余計にそう感じました。
バッチョイは中華系の麺料理で、語源はいくつか説があるようですが、「バッ」の部分は肉で間違いないでしょう。個人的にはシンガポールのバクチョーミー(肉脞面)と同じように、肉脞/肉碎(ミンチ肉・細かい肉の意味)がバッチョイの語源だと思います。
麺はごく普通の小麦麺ですが、ちょっと好みではなかった。生煮えのようにねちょっという食感で、それでいてプツプツ切れやすい。この店に限らないのですが、東南アジアの麺料理を食べて感じるのは、麺のコシなんて概念はあまりないのかもしれません。
卓上には味変用としてコショウと醤油が置いてありました。
麺はちょっと残念な感じでしたが、具やスープはなかなかおいしかった。数年前にマニラで食べた同じく中華系の麺料理「マミー」よりはかなり良かったです。
この後、対面にある「マッジカフェ(Madge Cafe)」に移動してコーヒーを含めて朝食第二弾にしようと思ったのですが、混んでいたし、よく考えたらゆっくりしている時間なんてないことに気付き、この旅のメインイベントであるミアガオ教会へ向かうことにします。