イロイロではホップインホテル イロイロ(Hop Inn Hotel Iloilo)に宿泊しました。宿泊時点ではオープンしてまだ3週間程度の新しいホテルです。
スタンダードダブルルームという部屋を予約、料金は1,080ペソ(2,893円)とオープニング時のプロモーションなのか激安価格でした。
ホップインはタイ系のバジェットホテル・エコノミーホテルブランドで、タイ以外にもフィリピン・日本で展開しています。私は6年ほど前にホップイン・クラビーに泊ったことがあります。
ロケーションはイロイロシティのマンダリアオ地区、ここは新都心という感じのエリアです。近くにアトリア(Atria)というアヤラ系の複合商業施設、また空港行きのシャトルバンが発着するSMシティ イロイロも徒歩10分弱、他にショッピングモールとしてはガイサーノも徒歩圏内です。コンビニは徒歩3分程度でセブンイレブン(Atria内)があったのですが、今グーグルマップを見たら閉業になっていました。
個人的にはごちゃごちゃした下町風情のダウンタウンが好きなので、シティプロパー地区のホテルか、空港への交通の利便性でSMシティ イロイロ周辺かで迷っていたのですが、激安のホップインが予約サイトに登場したので飛び付きました。
部屋は320号室。客室はスタンダードの1カテゴリーで、ダブルかツインの違いだけです。
清々しいまでにシンプルというか何もない。オープン直後なのできれいですが、スタッフなのか前の客なのか、長い髪が2~3本落ちていました。部屋のインテリアを見ると、フランス・アコーホテルズのバジェットホテルブランド「イビス(Ibis)」をベンチマークにしている?似ている部分がいくつかありますが、もっと安っぽい感じ。
片方のみベッドサイドに小さなテーブルとユニバーサルタイプの電源コンセントがあります。
広さは16平米ということなのですが、家具・調度品が少ないせいか、狭さは感じません。天井も高かったです。
ベッドの下にスペースがあり、荷物を置けるようになっています。
窓に向かったデスクも「イビス」っぽいんですよね。
デスク脇にもユニバーサルタイプの電源コンセントが1口。
ゴム素材のコップ。
デスク下にセーフティボックス。
クローゼットどころか、ハンガーもなく、フックが6つあるだけ。
続いてバスルームです。
トイレには東南アジアではお馴染みのホース式(ハンド式)のウォシュレットがついています。
洗面台周りは物を置くスペースに乏しい。
固定式のヘアドライヤーとトイレットペーパー。予備のトイレットペーパーと思うでしょ?違うんです、ペーパーホルダーさえないのですよ。
シャワーブースには安アパートのような温水器が付いています。お湯の温度・量(水圧)は特に問題がありませんでした。ソープ類のディスペンサーは1つしかなく、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーの3 in 1なんだろうか。
タオル類はベッドの上に置いてあったバスタオルのみ。
部屋に冷蔵庫はないのですが、エレベーター前にウォーターサーバーが置いてありました。熱・常温・冷の水が出来ます。
素泊まりの予約というか、そもそもホテルに朝食を提供するレストランなどの設備がなかったのですが、徒歩2~3分で24時間営業のジョリビーとマクドナルド、朝6:30から営業しているベーカリー、7:00からのカフェなどがありました。
とにかくコストカットの為に色々と省かれている箇所が多いですが、その点は予約前からある程度想定していたので驚きはありません。部屋は新しくてきれいでしたし、立地も良かったので、悪くなかったです。料金も安かったですし。ただ現在はもう少し高い料金になっているので、そうなると他に選択肢はあると思います。
開業時はどこも新しくてきれいなのですが、バジェットホテルの場合、その後のメンテナンスに余りお金をかけず、一気に老朽化することが多いので、いつまで清潔感を維持出来るかが課題ではないでしょうか。