マゼランクロスからセブ市役所を過ぎた先にあるスグブ チャイニーズ ヘリテージ ミュージアム(Sugbu Chinese Heritage Museum)にやって来ました。
博物館名のスグブ(Sugbu)とはセブの古い呼び名で、漢字で書くと束務/宿霧。
ところでCebuの発音って「セブ」で合っているんでしょうか?飛行機の機内アナウンスなども含めて、現地の人の発音は「シブ」にしか聞こえないのですが。
ミュージアムは1914年に建てられた歴史的建築物の「Gotiaoco Building」を改装したもの。Gotiaocoはセブパシフィック航空、ロビンソンズなどを傘下に持つJGサミット・ホールディングス(ゴコンウェイ)財閥の創業者ジョン・ゴコンウェイの祖父・Pedro Gotiaoco氏の名前がら取られています。
実は前日も来たのですが定休日でした。金土日しか営業していないようです。入場料は大人120ペソ。
中国とセブ間の貿易に使われていたジャンク船のレプリカが展示されています。
その周りに交易品。
中華系商店が並ぶマーケットを模した通りになっているのですが・・・
店舗は立体的なジオラマではなく、絵に描いたパネルで、いかにもお金をかけていない安っぽい作りです。
中2階の展示は、スペインに植民地化される前のセブの様子を表現したジオラマ。周辺からマレー系住民がやって来て、交易をおこなっていたようです。
3階に上がって来ましたが、広いスペースに全く見合わない展示物の量です。入場客がほとんど来ないせいでしょうか、このフロアはエアコンも効いておらず、めちゃくちゃ暑かったです。
ビルの改修前・改修後の画像。
中国からの陶磁器を中心に展示されています。
広大な空きスペース。
建物は歴史的建造物で立派ですが、展示物は見るべきものがほとんどなく、これで入場料取って営業するの?というレベルです。それでもグーグルマップの口コミ数は余り多くないものの、評価4.3になっているんですよね。ほんまかいな。
東南アジアの華僑・華人の歴史・文化などに興味があるので、結構楽しみにしていたのですが、全く残念な内容でした。昨日の休みの時点で諦めておけば良かったです。