コロンストリート周辺を散策し、ランチは前日の夜にネットで検索している際に知ったNgohiongを食べようと思います。中華系の料理・スナックみたいなんですよね。
やって来たのは、コロンストリートの1本南側、Vicente Gullas StreetにあるCHINESE NGOHIONGという食堂。コロンストリート周辺は古くからの中華街・チャイナタウンです。
メニューはこちら。ショーケースに出来上がった料理・スナックが並んでいて、そこで注文・支払いし、自分でテーブルへ運びます。
テーブルに持ってきたのですが、箸もフォーク・スプーンもないなあ。周りを見回すと、ビニール袋を手にはめ、手づかみで食べています。注文したショーケースの横にビニール袋が置いてありました。
このビニール袋をして手づかみで食べるのは、フィリピンの庶民的な店・屋台などでは一般的みたいですね。手の形をしたビニール手袋のところもあれば、四角い普通のビニール袋のところもあります。
真ん中のがNgohiong、思ったより大きかったので1個にしました。揚げ物ばっかりだしね。Ngohiong=ンゴヒオン/ゴーヒオンと思っていましたが、どうもンゴヨンのような発音です。
他にクラブミート(蟹肉の甲羅詰め揚げ)、シオマイ(焼売)、ミートボール、PUSOを注文。
そのンゴヨンですが、揚げ春巻きのような見た目ですが、豚肉のミンチと野菜を五香紛・醤油・オイスターソースなどで味付けし、腐竹皮(乾燥湯葉)で巻いて油で揚げたもの(揚げる前に蒸す場合もあり)。ああっ!マレーシアのローバッ(Lor Bak/滷肉)と同じだ。漢字だと五香肉卷ですね。
Ngo Hiongの語源は福建語(閩南語)の五香です。Ngo Hiang(ゴーヒアン)と表記するケースもあります。フィリピンではセブシティが発祥?本場?らしく、キキアム(Kikiam)とも言うそうです。
PUSO(プソ)はヤシの葉で編んだ容器に米を入れ、お湯に浸して炊いたもの。セブのあるビサヤ諸島でよく主食として食べられるらしい。
ドリンクにペプシコーラを注文して、お勘定は合計99ペソ(274円)と激安、だけどおいしかった。五香粉大好きですし。東南アジアのストリートフードらしい食事でした。