築300年超 ヤップ サンディエゴ アンセストラル ハウス セブシティのチャイナタウン

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ホテルをチェックアウトし、コロンストリート(コロン通り)へやって来ました。「コロン」の名称はコロンブスが語源で、16世紀後半に舗装されたフィリピン最古の通りとされています。

コロンストリート周辺は治安が悪いと言われますが、ごちゃごちゃしたいかにもアジアという感じのダウンタウンで、昼間であればスリに気を付ける程度の緊張感を持っていれば、過度に警戒する必要はないと思いました。

コロンストリートとオスメニャブールバードの交差点にあるメトロデパート。

スペイン統治時代にはフィリピンの主要都市にパリアンという中国人居留区・チャイナタウンが設置され、セブシティではコロンストリートの西側が該当します。このエリアには歴史的建造物の古民家なども残っています。

「ヘリテージ・オブ・セブ・モニュメント」はセブで起こった歴史的出来事を表現した巨大なモニュメント・芸術作品です。

ヘリテージ・オブ・セブ・モニュメントのすぐそばにある「ヤップ・サンディエゴ・アンセストラル・ハウス/Yap Sandiego Ancestral House」にやって来ました。ここは17世紀後半(1675~1700年頃)に建てられたセブ最古の民家です。

ガイドブックを含め日本語のメディアではそれほど採り上げられていない印象ですが、結構人気の観光名所みたいで入場する人が多かったです。

元々裕福な中国人商人・ヤップ氏の邸宅として建てられました。福建語もしくは客家語で「ヤップ=葉」姓です。その後子孫がサンディエゴさんと結婚し、ヤップ・サンディエゴ・アンセストラル・ハウスと呼ばれるようになりました。

1階が石造り(サンゴ)、2階は非常に硬い「モラベ」と呼ばれるシソ科の植物の木材が使われた木造です。1階が石造り・2階が木造というのは、スペイン統治下のフィリピンで発展した「バハイ・ナ・バト(石の家)」と呼ばれる建築様式ですね。世界文化遺産に登録されているイロコス・スル州のビガンが有名です。

入場料は100ペソ。適当な人数が集まったところで簡単なガイダンスがあり、後は自由に見学するというスタイルです。

2階にも上がってみましょう。

邸内はアンティークな内装・家具・調度品で埋め尽くされており、若い女性が自撮りしまくっていました。

一見中国(道教)の神様が祀られている祠かと思いきや、華人もカトリックに改宗して(されて)いるので、イエス・キリスト像が安置されていました。

それでも多少は中国風の調度品があります。

孫悟空のモデル、斉天大聖。

もちろん改修されていて、オリジナルなのは一部分だけだと思いますが、300年以上前の家屋が残っているなんて貴重ですね。

ヤップ・サンディエゴ旧邸周辺の地図とホテル

セブ 洗濯機・コインランドリーがあるホテル・サービスアパート

セブ ウォシュレットがあるホテル・サービスアパート

セブ ウォータースライダー付きプールがあるホテル・サービスアパート

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