マニラへはセブパシフィックの5J827便を利用しました。
関西国際空港には出発の2時間前に着いたのですが、チェックインカウンターは結構な行列が出来ています。
セブパシフィックのアプリでモバイルチェックイン済だったのですが、搭乗券（ボーディングパス）が表示されませんでした。国際線の場合は、預け入れ荷物（チェックインバゲッジ）はなくても直接出発口・搭乗ゲートへ向かわせず、パスポートチェックの為に一旦カウンターへ寄らせるように、こういう仕組みになっているのかもしれません。フィリピン国内線ではボーディングパスが表示されました。
結局、チェックインに35分かかりました。35分待っている間、私の後ろに並ぶ人はほぼ皆無、つまり35分後（出発の1時間25分前）に来ていれば待ち時間はほとんどなかったことになります。
私のバックパックは機内持ち込み可能サイズの最大に近いのですが、特に重量チェックはされませんでした。最大サイズでも中身は半分も入っていないし、重量も4kg弱程度ですけど。
出発口3は結構並んでいたので、出発口1に行くとガラガラで待ち時間なし。
プライオリティパスで利用できるANAラウンジで腹ごしらえをして、搭乗ゲートへ向かいます。
使用機材はエアバスA330-900 neoです。neoというのは、新型エンジンを搭載したNew Engine Optionの略です。
座席配置は3-3-3で後方の数列が2-3-2。エコノミークラスのみの1クラス制でなんと459席もあります。国民の1割が海外へ出稼ぎに行っていると言われるフィリピンでは、セブパシフィックに限らずフィリピン航空でも、1クラス制でシートを詰め込めるだけ詰め込んだ「奴隷船」と呼ばれる仕様が多いです。
チェックインカウンターでも感じましたが、乗客に日本人はほとんど見当たらず、フィリピン人とフィリピン系アメリカ人・カナダ人が大半でした。マニラに真夜中着ですから日本人はあまり使いたくないですよね。
私は有料オプションの座席指定をしませんでしたが、アサインされたのは39Fという通路側の座席でした。足元の広いバルクヘッド席のすぐ後ろです。
機材はまだ新しくて好印象。シートも人工皮革でありがちなツルツル滑る感じがなく、硬めですが体にフィットして悪くなかったです。それと背もたれがリクライニングしません（少し倒れた程度のポジションで固定、リクライニング用のレバー・ボタンなし）。
シートピッチは30～31インチ（約76～79cm）と広くはないですが、エアバスA320やボーイング737を使用したLCCの近距離路線は28～29インチが一般的ですので、それに比べるとましです。但しエアアジアXもそうですが、エアバスA330で横に9席並び（3-3-3）はシート幅がかなり狭く感じます。隣は空席を期待しましたが、フィリピン人の母娘がやって来ました。
3席あたり2ヶ所のUSBポート（タイプAとタイプC）があって、スマホなどの充電が可能です。
自分の足元が広いわけではないのですが、斜め前に席がないと何となく開放感があります。
客室乗務員は上がセブパシカラー？の黄色のポロシャツ・カットソー・セーター、下は女性がデニム生地のスカート、男性はジーンズとカジュアルなユニフォームです。
機内は結構寒かったです。最初は半袖で我慢していたのですが、さすがに厳しくなり、長袖シャツを取り出して着ました。周りのフィリピン人も長袖を着込んでいる人が多かったです。
他に感じたのは、トイレが汚かったです。設備自体は新しいのですが、乗客の使い方の問題というか・・・CAさんも諦め？フライト中に掃除はせず、消臭スプレーを何度か噴射しているだけでした。
スケジュール上では23:40着でしたが、マニラ・ニノイアキノ国際空港には30分早着。わずか3時間40分の飛行時間でしたので、あっという間で疲れもありませんでした。
尚、フィリピンの出入国カードや税関申告書は、オンラインのeTravelというアプリ・ウェブサイトで事前申請するシステムになっています。税関ではeTravelで送られてきたQRコードを提示となっていたのですが、ノーチェックで素通りでした。
でも同じ便で到着したと思われる、いかにもな恰好をした日本人男性は職員に止められて、フィリピンに持ち込む現金の額を問われているようでした。
