摂津国一之宮 住吉大社 住吉造の4棟の本殿が国宝

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ランチの後はなんば駅から南海電鉄に乗って住吉大社へ向かいます。住吉大社のある住吉区は大阪市の最南部、すぐ先が堺市という場所にあります。大阪に来てもなかなか行く機会がありませんでした。

住吉大社は神功皇后摂政11年(西暦211年)創建とされ、旧社格は官幣大社。全国に約2,300社ある住吉神社の総本社です。ここ住吉大社と福岡市の住吉神社(筑前国一宮)、下関市の住吉神社(長門国一宮)が三大住吉とも呼ばれます。また先ほど参拝した坐摩神社と共に摂津国一宮とされます。

住吉大社の境内・参道には寄進された630基を超える石灯籠が並んでおり、一つの名物にもなっています。表参道のそば、阪堺電車も走る道路沿いに「うつぼ」と書かれたうつぼ干鰯(ほしか)市場の商人から寄進された石灯籠。

表参道を歩いていきます。

遣唐使進発の地という碑がありました。遣唐使は難波津から出航していましたが、ここ住吉津という説もあるのかもしれません。住吉大社の御祭神・住吉三神は海の神様ですからね。

ざこば魚市場の商人が寄進した石灯籠。

正面に見えてきましたのが反橋(太鼓橋)。

欄干の朱色とアーチ状の曲線が美しい。

この反橋を渡るだけでお祓いになるらしい。

反橋を渡ってすぐ左右に玩具商・おもちゃ屋さんから寄進された「翫物商常夜燈籠」があります。

宝暦12年(1762年)に建立されて以降、6度の改修が実施され、昭和3年(1928年)からは基壇部の石を積み増して、段々高くなっています。

それでは本殿のあるエリアに入ります。

このエリアに入るのには3つの門があり、正面が幸寿門。長寿のご利益があります。

向かって右手は幸福が授かれる幸福門。

向かって左手の幸禄門。お金に関するご利益があります。

住吉大社の御祭神は住吉三神と神功皇后の4柱で、それぞれの神が祀られている4棟の本殿が鎮座しています。住吉三神は海の神様で、お祓い・航海安全・和歌の道・産業育成のご神徳があります。

第三本宮・第二本宮・第一本宮が縦一直線に配置されています。

第三本宮の向かって右手横に第四本宮。

4棟の本宮参拝の順番は特に決まりはないようです。

表筒男命(うわつつのおのみこと)が祀られる第3本宮。

息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)=神功皇后が祀られる第4本宮

中筒男命(なかつつのおのみこと)が祀られる第2本宮。

底筒男命(そこつつのおのみこと)が祀られる第1本宮。第1本宮だけ少し社殿が大きいですね。

4つの本殿は「住吉造」という建築様式。文化7年(1810年)に造替されたもので、4棟とも国宝に指定されています。

最近旅行先に各国一之宮があるとなるべく訪れるようにしているのですが、今回は坐摩神社と住吉大社という摂津国一宮の2社が私のコレクション?に加わりました。

この後は住吉大社の摂社・末社を巡ってみたいと思います。

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