青森駅前からバスに乗って三内丸山遺跡へ向かうのですが、近くにある青森県立美術館にも寄ってみます。
バスはホテルそばの新町一丁目のバス停にも停まったのですが(乗ってから分かりました)、始発の青森駅前の時点で立ち客が出るほど混んでいました。私が利用したのは青森駅前9:01発、平日の雨の日だったのですが、バスの本数が多くないので朝の時間帯は混雑するのかもしれません(特に営業時間開始直後に到着する便は)。
青森駅前から25分程度で青森県立美術館に到着(三内丸山遺跡は+2分)
帰りも始発となる三内丸山遺跡から乗りたいと思ったので、手前にある青森県立美美術館から先に行くことにしました。
常設展の入場料は大人510円。現金、クレジットカードの他、交通系ICカードを含む電子マネーやQRコード決済各種にも対応しています。また三内丸山遺跡と相互割引制度があり、三内丸山遺跡の入場券の半券を提示すると団体料金の410円になります。
まずB2Fに降りるとアレコホール、ここにはマルク・ジャガールによるバレエ「アレコ」の大きな背景画がど~んと展示されています。アレコは全4幕あり、うち3枚を青森県立美術館が所蔵しているのですが・・・4枚ありますね。
こちらの第3幕はアメリカ・フィラデルフィア美術館から借用しています。それを何度も期間延長しており、現時点では2027年3月末までの展示は決まっています。
展示室に向かうと、先ずは青森県弘前市出身のアーティスト・奈良美智(ならよしとも)さんの作品。
小屋が建っています。
これも奈良美智さんの作品で有名な「あおもり犬」。ガラス越しに見ているのですが、外からぐるっと回って作品の下にも行けるようです(この時は雨が降っているので、そんな人はいませんが)。
この奥にも何かあるのかな?
部屋(展示室)の中で少女が寝そべって?倒れて?います。こちらも奈良美智さんのアート作品みたいですね。
B1Fに上がって来ました。
こちらは蓑虫山人という面白い名前の画家の作品。美濃国(現在の岐阜県)出身で、全国を放浪した画家で青森県にも長く逗留していたようです。
こちらは棟方志功展示室。棟方志功は青森市出身で棟方志功記念館があったのですが、私が青森を訪れる少し前の2024年3月31日をもって閉館されました。棟方志功記念館にあった作品はここ青森県立美術館・棟方志功展示室で展示されます。
美術館堆肥化宣言という展示。人糞を土中に埋めて以降の経過などの写真が展示されていました。
常設展・コレクション展のみでしたが、なかなか充実していて楽しめました。棟方志功と奈良美智という地元出身人気アーティスト(+ジャガール)の作品が見られるという分かりやすい売りがあります。
じっくり時間をかけたわけでもなく、また急いだわけでもありませんが、見学の所要時間は45分でした。