ホテルにチェックイン後、急いで青森市文化観光交流施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」へ向かいます。
ワ・ラッセではねぶた囃子演奏・ハネト体験・囃子体験というイベントが毎日3~4回開催されていて、その最後の15:10の回に間に合うように行きたいのです(5~8月は17:10が最終)。
建物は2階建てになっており、2階にチケット売り場があります。
入場料は大人620円ですが、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸や青森県観光物産館アスパムとのお得な共通チケットもあります(但し、繁忙期のゴールデンウィークと8月は共通券販売除外期間です)。
ワ・ラッセのみ 620円
ワ・ラッセ+八甲田丸2館共通券 930円
ワ・ラッセ+アスパム2館共通券 1,070円
ワ・ラッセ+アスパム+八甲田丸3館共通券 1,380円
八甲田丸は行きたいけれど今日はもう疲れたしなあと思っていたのですが、共通券は当日限りではなく別の日に利用しても良いと聞き、ワ・ラッセ+八甲田丸2館共通券を購入しました。八甲田丸は明日行くつもりです。
1階にあるねぶたホールが各種体験やねぶたの展示が行われているメインのエリアになりますが、そこへのアプローチにねぶたミュージアムがあり、パネルでねぶたの歴史や各地のねぶた・ねぷたが紹介されています。
ねぶたホールまで降りてきたのですが、ねぶた囃子演奏・ハネト体験・囃子体験まだ少し時間があるので、先に展示してあるねぶたを鑑賞します。
青森では「ねぶた」、弘前では「ねぷた」と言いますが、これは方言の違いでしょうか。青森のねぶたは3Dで立体的、弘前のねぷたは扇形の平面に描く2Dが主流らしい。
「牛頭天王」は竹浪比呂央という有名ねぶた師の作品で、2023年の「ねぶた大賞」受賞。牛頭天王はいわゆる祇園信仰の神様。素戔嗚尊(スサノオノミコト)と習合・同一視され、厄除けの神様です。
釈迦降誕。
大日大聖不動明王。歌舞伎を題材にしたものが多いと聞いていたのですが、神仏系が多いですね。
雪山童子。
ねぶた囃子の演奏が始まりました。
横にある中太鼓を叩く体験も出来るのですが、こういうのはいつも遠慮というか避けてしまいます。前の方にいて指名されても嫌なので、後方待機です。
ハネト体験。お囃子のリズムに合わせて踊る(跳ねる)踊り手のことを 「はねと(跳人)」 と呼びます。最前列にいた外国人観光客がノリノリで踊っていました。ノリの悪い私はここでも後方待機で眺めるだけ。
この後、壁をスクリーンに映写されたビデオを見て終了です。
実演・体験の時間に間に合うように来たのに、それを遠慮するという・・・でも青森の人々のねぶたにかける思いは伝わりました。
ねぶた祭りの起源は諸説あるようですが、個人的にはやはり祇園祭と同じように疫病退散を祈願したものだったと思います。