黒石を散策後、弘南鉄道弘南線で弘前へ向かいます。
黒石駅の駅舎は駅っぽくなくて、中小企業の工場・倉庫みたいな建物です。
排雪用モーターカー。
弘南鉄道7000形電車(デハ7103・7153編成)。ローカル線=非電化で気動車というイメージがありますが、弘南鉄道は全線電化されています。
こちらはTVアニメ「じいさんばあさん若返る」と弘前市・平川市コラボプロジェクトの第1弾のラッピング列車。2024年3月9日~2025年3月31日の約1年間運行されるようです。
黒石駅構内。食堂の食券販売機みたいな券売機が1台設置されています。弘前までの運賃は470円。
こちらがロータリー・バス乗り場がある正面玄関。かつては黒石駅から川部駅を結ぶ黒石線(国鉄から弘南鉄道に転換された路線)もありましたが、平成10年(1998年)に廃止されました。
出発時刻の5分前に改札が始まりました。
2両編成のワンマンカー、弘南鉄道7000形(デハ7105・7155)でした。昭和39年(1965年)東急車両製造製、東急電鉄から譲渡された車両のようです。
エアコンなしで扇風機のみ。
目の前の手すりを見たら、「自転車固定用ベルト」というシールが貼ってあります。
これですね。
弘南鉄道ではサイクルトレインといって自転車1台を無料で持ち込むことが出来るようです(2両編成のうち1両のみ持ち込む可)。後で調べると、サイクルトレインは4月1日~11月30日の期間、弘南線は土日祝のみの全時間帯、大鰐線は平日の朝夕の時間帯を除き全日が対象、またさくらまつり期間中は対象外となります。
黒石駅から2駅・5分の田舎館駅。南津軽郡田舎館村にあります。
弘前周辺ではどこにいても雄大な姿を見せる岩木山。
田舎館駅の次は田んぼアート駅。色が異なる稲を植えて水田に絵を描く田んぼアートの第二会場近くにあるのですが、12月~3月の冬季は停車しない臨時駅扱い、また冬季以外も近くにある「道の駅いなかだて 弥生の里」の営業時間外の朝早めと夕方以降は停車しないようです。
館田駅の手前で急に停車。途中アナウンスはありましたが、結局原因の説明はなく、8分ほどして運転再開。
新里駅そばに保存されている国鉄8620形蒸気機関車48640号機。大正10年(1921年)製。8620形(ハチロク)は日本で初めて本格的に量産された国産蒸気機関車で、大正3年(1914年)から製造が始まりました。
弘前駅には定刻より7分遅れで到着。本来であれば黒石~弘前間の所要時間は34分、朝夕は1時間2本、日中は1時間1本の運行頻度です。
弘南線に乗ってみて、結構揺れるなあと感じました。謎の緊急停車もありましたし。どこの私鉄ローカル線もそうだと思うのですが、経営状況は厳しく、保線・保守管理にあまりお金が掛けられないのかな?
ところで弘南鉄道って現在弘南線と大鰐線の2路線があるのですが、弘南線は弘前駅、大鰐線は弘前中央駅という同じ弘前市内でも別の駅が起点・終点となっています。この2駅は結構離れていて、徒歩ですと20分超掛かります。
なんでこんなことになっているのかと調べたら、大鰐線は元々弘前電気鉄道という別の会社が運行する路線で、昭和45年(1970年)に弘南鉄道へ譲渡された歴史があるんですね。