高山の古い町並み 高山市三町重要伝統的建造物群保存地区

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「飛騨の小京都」と呼ばれる高山は古い町並みが観光名所の一つで、高山市には三町と下二之町大新町の2ヶ所の重要伝統的建造物群保存地区があります。

先に下二之町大新町を散策したので、続いて三町重要伝統的建造物群保存地区です。こちらが一般的に飛騨高山の古い町並みとして知られるエリアです。

安川通り(国道158号線)より南側が上町と呼ばれ(北側が下町)、東から上一之町、上二之町、上三之町となっています。その中でも最もメジャーっぽい上三之町を歩いてみます。観光客がたくさん訪れ混雑する通りですが、この時はまだ朝8:30頃なので空いています。

上三之町に入ってすぐの右手、あの屋根の上に設置されている祠は名古屋・四間道でも見たことがある屋根神でしょうか。

秌葉社(秋葉社)と書かれていますので、高山の街中でよく目にする秋葉神社の一形態のようです。秋葉神社は火の神様である火之迦具土神を祀っており、火事除け・火伏のご神徳があります。名古屋の屋根神は津島神社・熱田神宮・秋葉神社の三社を祀るのが一般的ですが、ここは秋葉社のみのようです。

更に3~4軒先も屋根神がありました。

なかなか立派な門がある古民家カフェ「高山カフェ」。高山城の二の丸の登城門を復元した総檜造りの門らしい。

龍神台。有名な高山祭は日枝神社例祭「春の山王祭」と櫻山八幡宮例祭「秋の八幡祭」の総称ですが、上町が日枝神社、下町が櫻山八幡宮の氏子です。祭りで曳き回される屋台(山車)の建造資金供出・維持管理を行う屋台組という住民組織がいくつもあり、屋台を保管する屋台蔵もたくさん目にしました。

ベンガラ(弁柄)?淡いピンク色の壁が素敵な「豆腐料理 のぐちや」。110年以上の歴史がある老舗らしいので、明治の終わりから大正にかけての創業でしょうか。

茶房大川屋、こちらも大正年間に建てられた建物。

さんまち通りとの交差点に白壁の土蔵造りのカフェ・藍花珈琲店。

江戸中期の宝暦年間創業の大のや醸造。長らく麹屋でしたが、昭和になって醤油・味噌の製造を始めました。

何か人だかりがしています。

野次馬精神を発揮し急いで駆けつけると、舩坂酒造店で新酒をお知らせする「杉玉奉納会」が行われていました。舩坂酒造店は夕方にも訪問したので、別途記事にしたいと思います。

舩坂酒造店の前にも江戸末期安政2年(1855年)創業の原田酒造場(打江屋)、代表銘柄は「山車(さんしゃ)」。

坂井田屋という味噌店。

見落としていましたが、この一角には丸九醤油店という醤油店もありました。古い町並みには酒蔵・醤油蔵・味噌蔵といった醸造業が似合いますね。

突き当りを右に曲がると、宮川に架かる赤い中橋。中橋を渡った先には高山陣屋があります。

それでは一旦ホテルに戻ってチェックアウトし、次は飛騨古川へ向かいます。

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