チェンマイ2日目、今日は隣のランプーンへ行ってみようと思います。
チェンマイからランプーンへ公共交通機関を使ってのアクセス方法にはソンテウ、ロットゥー(乗り合いバン)、鉄道があります。今回は行きソンテウ、帰りタイ国鉄を利用することにしました。
先ずはソンテウです。チェンマイのワローロット市場近くのピン川沿い、チャンソムアヌソン橋あたりが出発地点となります。この辺りには色んな色のソンテウが停まっていますが、ランプーン方面へ向かうのは青色のソンテウです。運転手に聞いてみると、チェンマイからランプーンまでの料金は30バーツ(約126円)でした。料金は降車時に支払います。
ソンテウ(ソーンテーウ)とはピックアップトラックの荷台にベンチシートが向かい合わせに2列設置されたもの。タイ語でソーンが「2」、テーウが「列」という意味です。
片側に6人程度、無理して7人・・・いやもっと?座れます。後方のステップに立ち乗りする人もいます。
特に時刻表はなく、適当に乗客が集まれば出発するのだと思いますが、この日は意外と早く4~5分待っただけで出発。出発時の乗客は私を含めて10人でした。
チェンマイを出発後、ナワラット橋でピン川を渡り、後は国道106号線を走るルートになります。天井に押しボタンがありますので、降車時はこれを押します。ルート上であればどこでも乗り降り可能です。乗る際は横・斜め上・斜め下に手を挙げて合図すれば停まってくれます。
ランプーンではワット・プラタート・ハリプンチャイの裏手で降車しました。チェンマイからの所要時間は1時間5分。特別渋滞はなかったのですが、乗降時の停車、信号待ち、それに荷物の運送も1件請け負っていたので(あくまでルート上ですが)思っていたより時間が掛かりました。この少し先のランプーンバスターミナルが終点となります。
続いて帰りの鉄道です。タイ国鉄(SRT)のランプーン駅はランプーン中心部から少し離れていて、徒歩ですと30分以上掛かります。私は途中に見学したいところがあったので丁度良かったですけど。
窓口でチケットを購入します。3等車で運賃はわずか5バーツ(約21円)。チケット購入時にパスポートの提示を求められました。
チェンマイ行きは向こう側のホームのようです。ホームの高さがほとんどないので、線路を横切って渡ります。跨線橋なんて立派な設備はありません。
私が乗る列車番号407がやって来ました。ナコンサワンからチェンマイまで9時間35分かけて走る普通列車です。タイ国鉄というと脱線・遅延というイメージがありますが、遅れは全くありませんでした。何なら到着・出発共に時刻表より1~2分早かったような。以前、トラン~カンタンでタイ国鉄に乗った時も感じましたが、かなり余裕を持たせた運行ダイヤになっている(≒遅延が生じても挽回出来るようになっている)?
3等車にも色んなシートタイプがありますが、総じて古くて埃・汗・垢なのかかなり薄汚れています。神経質な方だと座るのは躊躇してしまうかもしれません。トイレも付いていますが、若い女性がドアを開けて中を見た瞬間、おもわず笑ってしまうくらい。それで察しましょう。
エアコンなしで扇風機付きです。
連結部分。
パーサオ駅(Pa Sao Station)。
車窓からはのどかな田園風景が広がります。
サーラピー駅(Saraphi Station)。
ランプーン駅から3駅・20分でチェンマイ駅に到着。
タイ国鉄ですと実際に乗っている時間は短いですが、駅が町の中心部から離れているので、その分の時間を考慮すると、早く着くと言えるかは疑問です。ちなみにチェンマイ駅から旧市街ワットチェディルアン近くのホテルまでGRABで13分・91バーツ掛かりました。
それとチェンマイ・ランプーン間の列車は1日5本しかありませんので、事前に時刻表で調べて行く必要があります。