神戸での夕食は、TV番組で見て気になっていた「元祖ぎょうざ苑」で味噌だれ餃子を食べようと思います。神戸は餃子を味噌ダレで食べる文化があるんですね、知りませんでした。
その味噌だれ餃子の発祥の店とされるのが、創業昭和26年の老舗・元祖ぎょうざ苑です。中華街・南京町の中心にある南京町広場から西に通っている南京西路にあります。
メニューは基本的に餃子とジャジャ麺(炸醤麺)とドリンクのみ。平日ランチタイムは餃子にご飯・卵スープが付いた定食があります。
店内はかなり庶民的な雰囲気。有名店だけあって、芸能人などのサイン色紙がたくさん飾られています。平日の夕方18:30頃でしたが、特に待つこともなく入れました。
注文を済ませ、お水はセルフで。
ジャジャ麺(炸醤麺)がすぐに出てきました。平打ち麺の上にピリ辛の肉味噌が乗っています。お値段は715円でしたが、現在は800円に値上がりしているようです。
これをぐじゃぐじゃに混ぜて頂きます。平打ち麺好きなんですが、もう少し硬めが好きかな。でもごま油が効いていておいしいし、茹でキャベツとモヤシもいいアクセントになっています。
餃子は焼き・茹で(水餃子)・揚げの3種類があり、個人的には水餃子が一番好きなのですが、初めてなのでここは王道?の焼き餃子にしました。値段は473円(現在は495円に値上げ)。
テーブルの上には「味噌だれの美味しい作り方」が置いてあります。味噌ダレに醤油と酢を加え、ニンニクはお好みで。
出来ました。
味噌ダレが生まれた経緯ですが、元々初代が満州に住んでいた頃、現地の日本人は故郷の味である味噌で餃子を食べていたそうです。
中の餡は豚肉・キャベツ・ニラに加えて、隠し味?に神戸ビーフも練りこまれています。またニンニクは使われていません(調味料として卓上におろしニンニクが置いてあります)。確か本場中国の餃子もニンニクは入っていないのが一般的のはずです。
味噌だれもおいしいですね。皮はモチモチで焼き目の部分はカリッと香ばしい。餡はあっさりめでそれほど主張はない印象ですが、それが味噌だれとマッチするのかもしれません。水餃子も食べたかったのですが、この後もう1軒食べたいお店があったので止めときました。