正倉院正倉 想像以上の大きさに驚き

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奈良市内中心部に戻ってきて、正倉院に向かいます。

奈良国立博物館開催の正倉院展は有名でも、正倉院自体を見学するなんて発想は全くありませんでしたが、旅行前に色々調べている際に見学(参観)出来ることを知りました。外構(外観)を少し離れた所から眺めるだけですけどね。

元は東大寺の宝庫ですが、現在は宮内庁の管理下にあります。公開されている日時は月~金(休日・祝日を除く)の10時から15時まで。入場料・拝観料といったものはなく無料です。

正倉院は東大寺の北側にあり、大仏池の脇を歩いてきます。

右手に見える大きな建物は東大寺大仏殿。東大寺は小学校の修学旅行で来たことがあるので、今回はスキップしました。

世界最大級の木造建築物なんて言われますが、本当にデカいです。

正倉院正門。

正門の少し先に参観門(入口)があります。

突き当りの売店のところを左に曲がると・・・

正倉院が見えてきました。正式には正倉院正倉と言います。元々正倉院・正倉という言葉は固有名詞ではなく、奈良・平安時代各地の官庁や大寺院には重要物品を納める正倉が設けられ、その正倉が幾棟も集まっている一廓が正倉院と呼ばれたもので一般名詞です。しかし現在残っているのが、この東大寺正倉院の正倉一棟のみとなっています。

正倉院正倉は何度も修理されていますが、建立されたのは天平勝宝8歳(756年)前後。国宝に指定されており、ユネスコの世界文化遺産「古都奈良の文化財」の構成資産「東大寺」の一部でもあります。

校倉造りでしたっけ?小学校の社会で習いましたよね。それにしても想像以上に大きく迫力があります。間口約33メートル・奥行約9.4メートル・床下約2.7メートル・総高約14メートルという大きさです。さきほど行った唐招提寺にも同じ校倉造りの宝蔵・経蔵がありましたが、全く規模が違います。

向かって右から北倉・中倉・南倉の三室に分かれており、それぞれ二層構造になっています。北倉は主に光明皇后の奉納した聖武天皇の遺品・宝物が収められ、その開閉には勅令(天皇の命令)が必要な勅封倉で三倉の中でも最も重要とされていました。

北側(正確には北東の鬼門の方角)に小さな神社があります。

正倉の鎮守社で杉本神社というそうです。杉本の由来って何だろうと思って調べると、杉の大木の元にあったから?

離れた場所から眺めるだけでしたが、見る前はちょっとした高床式の倉庫という認識でしたので、その大きさにはびっくりしました。

現在は正倉院正倉内に宝物類はほとんどなく、大半が昭和28年・35年に建てられた鉄骨鉄筋コンクリート造で空調完備の東宝庫・西宝庫に収納されています。

正倉院周辺の地図とホテル

奈良 洗濯機・コインランドリーがあるホテル・旅館

奈良 4ベッド・4人部屋のあるホテル・コンドミニアム

奈良 露天風呂付客室のあるホテル・旅館

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