世界遺産の中城城跡へ行こうと決めたのはいいのですが、近くには路線バスが通っていないのです。
ネットで行き方・アクセス方法を調べたところ、北中城村が実証実験として「グスクめぐりん」というコミュニティバスを運行しており、それで中城城跡にも行けることが分かりました。
グスクめぐりんはイオンモール沖縄ライカムを出発して最後はまたイオンモール沖縄ライカムに戻って来るのですが、令和4年11月7日から運行ルートが拡大され、1日12本の便で喜舎場周りと島袋周りを交互に運行となりました。ルートは同じでも周りが反対なので、イオンモール沖縄ライカムから中城城跡まで島袋周りなら約30分ですが、喜舎場周りだと約1時間も掛かります。またこのルート拡大に伴い、料金も100円から200円に値上げされました。
イオンモール沖縄ライカムでの乗り場は1階中央にあるアライバルゲートです。建物を出て(建物を背にして)左手に停まっていました。
時刻表を調べている段階で分かっていましたが、私が乗ることになった14:30発の便は運悪く喜舎場周り(緑色のロゴ)、中城城跡まで約1時間も掛かります。島袋周りは車両のロゴがオレンジ色になります。
トヨタ・ハイエースコミューターだったかな。運転手の隣の席を含めて乗客は13人乗れるバンタイプです。運行が始まったのが令和元年11月なので、この時点で約3年経過、車両自体はまだ新しい印象を受けました。
無料のWifiが完備されているのはうれしいですね。
中城城跡より先に中村家住宅を見学する為、一つ手前の「大城」バス停で下車しましたが、そこまで約1時間誰も乗って来ませんでした。但し、私と入れ替わりで2人乗車していました。
帰りは中城城跡17:45発の同じく喜舎場周りでしたが(帰りは喜舎場周りの方が早い)、この便も私以外乗客はいませんでした。終点のイオンモール沖縄ライカムまで乗るつもりでしたが、運転手さんが「中部徳洲会病院で降りればイオンモールまで徒歩5分、バスは大回りして渋滞もあるし15分くらい掛かるよ」と教えてくれたので、徳洲会病院で降りました。
私にはとてもありがたいバスでしたが、ほとんど乗客がおらず、いつまで続くかなと感じました。運賃が値上げされたのも苦しい台所事情が表れているのでしょう。運行ルートを拡大したのも、当初は観光客メインに考えていたけど乗客数が増えないので、地元の人もターゲットにしようということでは?
それとバスに乗っていて感じたのですが、幹線道路はかなり車が走っており、多少渋滞もあるほどで、北中城「村」というイメージとはかなり違っていました。イオンモール沖縄ライカムなんて巨大ショッピングモールもありますしね。
後で調べると、北中城村は人口約18,000人、全国の村で5番目に人口が多く(隣の中城村は約23,000人で第3位)、人口密度は一番なんだそうです。