世界遺産 斎場御嶽(せーふぁーうたき)を見学・所要時間

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知念岬公園を後にして、次は斎場御嶽(せーふぁーうたき)へ向かいます。

入場券は現地で販売しておらず、バス停近くの南城市地域物産館の券売機で購入する必要があります。入場料は大人300円。

国道331号線から知念郵便局脇の「せいふぁのみち」を北へ5~6分歩いて行くと、斎場御嶽の入口に到着しました。

斎場御嶽は琉球王国最高の聖地であり、2000年に世界文化遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして、他8つの遺産とともに登録されています。

先ずは「緑の館・セーファ」という建物に入り、3分ほどの簡単な案内ビデオを見ます。

それでは斎場御嶽を参拝しましょう。

入ってすぐの泉(カー)にイモリがうじゃうじゃいました。シリケンイモリという奄美・沖縄諸島特有のイモリらしい。

琉球王国時代に国王が聖地巡拝する儀式の「東御廻り(あがりうまーい)」で斎場御嶽へ向かう際に使われた参道(向こう側からこちらへやって来る)。現在は通行止めとなっています。途中にはウローカーという禊・お清めをする泉があります。

傾斜がきつい石畳には木の階段が設置されています。

階段を上ったところに、東方楽土・ニライカナイに最も近く、神の島と言われる久高島を望む久高島遥拝所。

そして斎場御嶽の入口にあたる御門口(うじょうぐち)。琉球王国時代、神に仕える神職は女性で、斎場御嶽を含めて御嶽は男子禁制とされており、庶民はここまでしか来られなかったそうです。

女性神職はノロと呼ばれ、その頂点が聞得大君(きこえのおおぎみ)です。琉球王国最高の聖地である斎場御嶽は聞得大君が神事を司ります。一方で男性は政治を行い、その最高位が国王です。

琉球石灰岩で出来た石畳の道を進みます。雨の後などはかなり滑りやすそうです。

斎場御嶽には六つのイビ(威部)と呼ばれる神域がありますが、最初に出てくるのが1)大庫理(ウフグーイ)。

沖縄の拝所ってどこもこんな四角い石の香炉がありますね。

更に進むと三叉路にぶつかり、先ずは左手を進みます。

第二次世界大戦末期、1945年の沖縄戦で砲弾が撃ち込まれて出来た艦砲穴。画像を取り忘れたのですが、砲弾で出来た砲弾池もありました。

先には2)寄満(ゆいんち)というイビがあります。

先ほどの三叉路に戻り、今度は右手へ向かいますと、開けた広場のようなところに出ます。岩から2本の鍾乳石が突き出ているのが見えますね。

その鍾乳石からは神聖な水が滴り落ちています。

その神聖な水を受けるのが、手前側の3)アマダユルアシカヌビー、奥側の4)シキヨダユルアマガヌビーという壺。

向かって右手に2本の鍾乳石、左手には巨大な岩と岩の間にできた三角形の空間が見えます。

以前は入れたようですが、現在は新型コロナウイルス感染拡大防止の為、柵がしてあって立ち入り禁止になっています。

斎場御嶽といえばここ!みたいな一番有名な場所ですよね。いかにもパワースポットという雰囲気です。

三角形のトンネルの先、正面にあるのが5)三庫理(さんぐーい)。金製勾玉が埋められていて、斎場御嶽の中でも最も神聖な場所だったようです。

右手にあるのが6)チョウノハナ(頂の鼻)。説明書きには『琉球最高の神女「聞得大君」と関係があると言われています』と書かれていました。

2年ほど前このチョウノハナにある香炉の一つが盗まれる事件がありました。犯人は自首して、香炉は無事返却されたそうです。

こんな感じで斎場御嶽の6つのイビを回りました。もっと広大な敷地だと思っていましたが、そこまで広くはなく、見学時間は30分ほどでした。バス停や券売機がある南城市地域物産館との往復を含めても所要時間は50~60分とみておけば良いと思います。

斎場御嶽周辺の地図とホテル

沖縄本島南部 洗濯機・コインランドリーがあるホテル・旅館

沖縄本島南部 プールのあるホテル・コンドミニアム

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