最後の目的地は大宮の鉄道博物館(JR東日本系)、京都鉄道博物館(JR西日本系)と共に日本三大鉄道博物館と言われる、JR東海系の「リニア・鉄道館〜夢と想い出のミュージアム〜」です。名古屋臨海高速鉄道あおなみ線の終点・金城ふ頭駅そばにあります。
入場料は大人1,000円ですが、私はあいち満喫パスポートを利用しました。
入場して最初のホールに3台の車両が展示されています。後で知ったのですが、それぞれが世界最速を記録した高速鉄道のシンボルということでした。
超電導リニアMLX01-1、2003年に山梨リニア実験線で当時の世界最高速度581km/hを記録。
955系新幹線試験電車(300X)、1996年に電車方式としては当時の世界最高速度481km/hを記録。
C62形式蒸気機関車、1954年に狭軌鉄道の蒸気機関車としては世界最高速度129km/hを記録。
C62形式蒸気機関車は特急「つばめ」「はと」として活躍しました。
超電導リニアMLX01-1の車両側面に取り付けられた超電導磁石。
中に入ってみましょう。
展示の為、片側の座席は撤去されています。
メイン展示場には蒸気機関車から新幹線まで30数両が展示されています。
所々にベンチシートも置いてあって、休憩するのに助かります。
モハ1形式電車(モハ1035)、鉄道省が製作した木製電車で現存する唯一の車両。1922年製。
クハ111系電車。いかにも古い国鉄時代の車両といった感じの111・113・115系ですが、岡山を中心に山陽本線でまだ結構残っているので、今でもわりと乗る機会は多いです。これも今年から227系に順次入れ替えられるみたいですが。
キハ111系気動車。
クハ381系電車、1973年に登場した曲線通過速度を向上させる日本初の振子式特急型車両。
0系、100系、300系、700系と歴代の新幹線車両。
社会人になってからは海外旅行ばかりに目が向き、年1~2度の帰省も飛行機ばかり利用していたので、私の新幹線のイメージはこの300系あたりで止まっています。
700系だったら、日本より台湾新幹線(台湾高鉄)の700T型の方が乗った回数多いかも。
922形新幹線、電気軌道総合試験車、通称「ドクターイエロー」。
新幹線車両の脇には、N700系の普通車とグリーン車、300系のグリーン車のシートも展示されています。
N700系の車両は屋外に展示されています。
車両内で飲食も可能(飲酒は禁止)。
車両が展示されているメインホールの周りには鉄道ジオラマ、新幹線シミュレータ、在来線シミュレータ、超伝導リニア展示室などの展示室があります。
2階に展示されていた国鉄バス第1号。
新幹線700系グリーン車とN700系普通車のシートが休息用の椅子として置いてありました。
見所満載な博物館で楽しかったですし、子供の頃を思い出し懐かしい気持ちにもなりました。スケジュールの都合で私の見学時間は2時間程度でしたが、鉄オタの方なら営業時間10:00~17:30丸々つぶせるのではないでしょうか。平日午後のせいか、見学客も少なく予想以上に空いていて、快適に見学出来ました。