名古屋・四間道の古い町並みと屋根の上の屋敷神

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名古屋旅行も最終日になりました。夕方に名古屋を発つまで朝から目いっぱい観光しようと思います。

先ずは朝食の前にホテルそばの四間道(しけみち)を散策します。

四間道は元禄13年(1700年)の大火の後、防火目的の為に道路幅を四間(約7メートル)に広げたので、その名前の由来と言われています。通り沿いには古い町家と石垣の上に建つ土蔵群が連なる当時の町並みが残っており、名古屋市四間道町並み保存地区に指定されています。

四間道の南端にある浅間神社。

町家を利用した料理店・レストラン、カフェなども多いです。

立派な土蔵群。

防火壁の役割も期待された土蔵群は四間道の東側にばかり建っているんですね。四間道の1本東側には東海道・宮宿(熱田宿)と中山道・埀井宿を結ぶ美濃路が通っています。

子守地蔵尊に向かう為、四間道から路地に入って行きますと・・・

屋根にお社・祠が乗っています。名古屋地区に特有の屋根神・屋根神様と呼ばれる祠で、津島神社・熱田神宮・秋葉神社の三社が祀られることが多いそうです。私は初めて知りました。

屋根神様はなぜ屋根の上に祀られたのかという素朴な疑問が湧いてきますが、神社を設置する土地がなかったからでしょうか。

子守地蔵尊。

子守地蔵尊のすぐ手前にある着物の仕立て・販売の「江戸うさぎ」。元々、芸者長屋だった日本家屋です。

こんな装飾も風情がありますね。

グーグルマップを見ると、他にも屋根神付きの住宅があるようなので、四間道から2本ほど西の通りにも行っています。

目当ての通りに突き当たって正面の長屋風の建物、円頓寺Les Piliers(レピリエ)という小劇場・スタジオのようです。

2階に大黒様がいらっしゃいます。

その隣というか同じ長屋ですが、屋根は大丈夫?

こちらが中村家と屋根神様。

また四間道に戻って来ました。立派ななまこ壁の土蔵です。

この建物にも小さな屋根神様がいらっしゃいます。

京町通りで曲がり、帰りは美濃路(大船町通)を歩いています。

美濃路にも古い建物が少しだけ残っています。

尾張藩の御用商人として堀川の水運を利用して繫栄した伊藤家住宅。享保7年(1722年)頃~の建物とみられ、愛知県指定有形文化財、名古屋市景観重要建造物となっています。主屋は美濃路(大船町筋)に面していますが、西倉、新土蔵、細工倉はさきほどの四間道に面しています。

主屋と美濃路(大船町筋)をはさんで向かいにある表蔵。裏には堀川があります。

杉ノ町通、中橋のたもとにも小さなお社が建っています。

元々屋根神様だった祠がここに移されたような説明をネットで見たような気がしますが、グーグルマップには龍神と記載されています。

朝食前のわずか30分程度の散策でしたが、興味深くて楽しかったです。四間道といい、昨日行ったすぐそばの円頓寺商店街といい、名古屋駅から徒歩15分程度の都心にこんな古い街並みが残っているんですね。

四間道周辺の地図とホテル

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