元離宮 二条城 二の丸御殿~本丸~天守台 所要時間

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京都旅行も最終日、先ずはホテルをチェックアウトする前に二条城を見学しようと思います。

途中で金運アップのご神徳・御利益があるという御金神社へ寄ってみました。御金神社と書いて、「みかねじんじゃ」と読みます。「おかねじんじゃ」ではありません。鳥居も金色に塗って、いかにも狙っているなって感じがしますね。思っていた以上に小さな神社でした。

主祭神は金山毘古命(かなやまひこのみこと)という、金・銀・銅をはじめとする全ての金属類、鉱山、鉱物(鉱石)を護る神様です。

私が参拝したのは朝8時過ぎですが、社務所は10時からとなっていました。最近メディアに採り上げられることも増えているようで(私もそれで知りました)、後でお守りなどの授与品が入った御金神社の紙袋を持った女性を見かけました。

授与品のひとつ、ご神木であるいちょうの形をした絵馬。

二条城の開場時間は8:45と知っていたのですが、堀川通に面した東大手門には8:15頃着いてしまいました。有料エリア以外を先に散歩でもしようかと思ったのですが、無料エリアというのはなく、時間にならないと門は通れないようです。しかし普通に尋ねただけなのに、ガードマンの人、本当に愛想・言葉遣いが悪かった。

時間まで周囲をウロウロしてみます。

東南隅櫓。

開城時間直前に戻ったら、券売所は修学旅行生で長蛇の列です。私は事前にWEBチケット(スマホでQRコードを提示する電子チケット)を購入していました。係員に聞くと、こちらにどうぞと別の列(券売所の列ではなく、入場用の列?)に並べてくれ、私は先頭でした。というか私以外にはいませんでしたが。券売所も8:45の開城時間から業務開始となるので、あの行列に並ぶと思うとぞっとします。事前に購入していて本当に良かった。でも帰る時(9:45頃)に見たら、特に行列はなかったので、混雑するのは開城時間直後だけかな。

電子チケットは二条城の公式サイトでも販売しているのですが、私は新規登録すれば10%オフの割引クーポンがもらえたアソビューで予約しました。入場料は下記の通りでしたが、私が訪れた直後の6月1日から値上げされました。二条城に限らず、京都市が所管する多くの施設で値上げされたようです。

入城料のみ 620円→800円
入場料+二の丸御殿観覧料 1,030円→1,300円

唐門も一番で抜け・・・

二の丸御殿にも一番乗りで到着(画像は見学後です)。

内部は撮影禁止なので画像はありませんが、大政奉還が行われた大広間を含め、二の丸御殿6棟の建物が国宝に指定されています。二之丸御殿には狩野派による約3,600面の障壁画が残されており、うち 954面(+附62面)=1,016面は国指定重要文化財ですが、現在はほぼ全てが複製(レプリカ)に入れ替えられています。でもレプリカとはいえ素晴らしい。尚、原画は後述する展示・収蔵館に保管されています。

二の丸御殿の見学後は、二の丸庭園を見ながら本丸御殿の方へ向かいます。

二の丸庭園は有名な作庭家・小堀遠州作。南禅寺の方丈庭園も小堀遠州作でした。私が初めて小堀遠州の名前を知ったのは、岡山県高梁市の頼久寺庭園です。

二の丸御殿・黒書院。

本丸櫓門(国指定重要文化財)を抜けると本丸エリアに入ります。

本丸櫓門の扉は総銅張り。

本丸御殿は玄関、御常御殿、御書院、台所及び雁之間の4棟からなり、離宮時代、御苑内にあった旧桂宮家から移築されたもので、4棟すべてが国指定重要文化財。耐震性の問題により2007年から公開を休止、2017年から保存修理工事が行われています。

本丸の南西隅にある天守閣跡にやって来ました。元々二条城の天守は二の丸の北西隅にありましたが、淀城に移築されました。その後一国一城令により廃城になった伏見城の天守が新たに移築されましたが、1750年(寛延3年)に落雷により焼失、その後は再建されず、天守台のみ残っています。

天守台の上にはベンチが置いてあるだけ。

高い位置にあるので眺めはいいですね。

修理工事中の本丸御殿を望む。

天守台から下りてきて、本丸庭園を歩いていると、こんな時期(5月末)に紅葉するモミジもあるんですね。

西橋を渡り、内堀の外側に出てきました。

こんな何となくある土蔵も国指定重要文化財です。

北中仕切門も国指定重要文化財。

二条城の北側部分は清流園という庭園になっています。

加茂七石と言われる八瀬真黒石・鞍馬石・畑石・糸掛石・紅加茂石・紫貴船石・畚下石が揃った石庭。

旧角倉了以屋敷から移築した香雲亭。

立派な北大手門も国指定重要文化財。

ぐるっと一周して出入口の東大手門近くまで戻ってきましたら、展示収蔵館がありました。

入館料が別途100円必要ですが、二の丸御殿障壁画の原画のごく一部が展示されています(展示作品は適宜入れ替えられます)。原画は長い歴史を経ているので、二の丸御殿にある複製・レプリカより鮮やかさで劣る、くすんだ印象でしたが、本物を見られるのはありがたい。個人的には是非見るべしと思いました。

こんな感じでざっと見学して、所要時間は約1時間でした。せっかく来るのであれば、入城だけではなく、500円高くなりますが二の丸御殿も見学するのがおすすめです。

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