そろそろまた旅行に行きたいなあと思っていたところ、旅行先として目星を付けていた岡山県・広島県では3月7日からまん延防止等重点措置が解除されたので、その約1週間後に出掛けることにしました。
今回の旅はJR西日本のお得な周遊パス「setowa 岡山ワイドパス」を利用して、津山・岡山・倉敷・矢掛・福山・尾道と周りました。
setowaのことを知ったのは、興味があった広島・竹原(今回は行きませんでしたが)の動画をyoutubeで漁っていた際に「せとうちさんぽ by Holiday × setowa」というチャンネルへ行きついたのがきっかけです。
setowaはJR西日本が運営するせとうち観光ナビで、その中で周遊パスも販売しているというもの。周遊パスはエリア毎に、岡山ワイドパス、岡山ウエストパス、岡山イーストパス、広島ワイドパス、広島ウエストパス、広島イーストパス、山口セントラルパス、山口ウエストパス、岡山香川ワイドパス、広島松山パス(3月末で終了)があり、4月からJR四国の四国アフターDC満喫きっぷとデジタル四国フリーきっぷが新たに登場、対象エリア・料金・有効日数が異なります。
私が利用したsetowa岡山ワイドパスは3日間有効で4,100円(4月から4,200円に値上げ)、下記の鉄道・バス・渡し船などが乗り放題となります。また参加施設で割引等の特典が受けられる「DISCOVERY WESTパスポート」の引換券も付いて来るのですが、対象施設も少なく、私は使いそうもないので引き換えませんでした。
JR 岡山県内全線+山陽本線・三原駅まで+福塩線・府中駅まで+因美線・土師駅まで+芸備線・備後落合駅まで(新幹線除く)
岡電/路面電車全線
両備バス(JR西大寺駅~牛窓)
井原鉄道全線(総社~神辺)
水島臨海鉄道全線(倉敷市~三菱自工前)
トモテツバス(福山駅前~鞆港)
福山市営渡船(鞆の浦~仙酔島)
おのみちバス(尾道駅前~浄土寺下)→4月からsetowa岡山ワイドパスの対象外に
尾道千光寺山ロープウェイ→4月からsetowa岡山ワイドパスの対象外に
新幹線が対象外なのは当然ですが、特急券・指定券・グリーン券を購入すれば特急等に乗ることが出来ます。この点は青春18きっぷと違いますね。
私が3日間で実際に利用した路線・区間と正規料金は下記となります。
<1日目>
JR姫新線 美作土居~津山 590円(1,690 – 1,170=520円)※注1
JR姫新線 東津山~津山 150円
JR津山線+山陽本線 津山~倉敷 1,520円
JR山陽本線 倉敷~岡山 330円
岡電/路面電車 岡山駅前~西川緑道公園 100円
<2日目>
JR山陽本線+伯備線 岡山~清音 420円
井原鉄道 清音~総社 190円
JR吉備線(桃太郎線) 総社~備前一宮 240円
JR吉備線(桃太郎線) 吉備津~総社 240円
井原鉄道 総社~矢掛 590円
井原鉄道 矢掛~神辺 750円
JR福塩線 神辺~上戸手 240円
JR福塩線 新市~神辺 240円
井原鉄道 神辺~清音 1,030円
JR伯備線 清音~倉敷 200円
<3日目>
JR山陽本線 倉敷~福山 770円
トモテツバス 福山駅前~鞆港 560円
福山市営渡船 鞆の浦~仙酔島 往復240円
トモテツバス 鞆港~草戸大橋 480円
トモテツバス 草戸大橋~福山駅前 190円
JR山陽本線 福山~尾道 420円
おのみちバス 尾道駅前~浄土寺下 150円→4月からsetowa岡山ワイドパスの対象外に
おのみちバス 浄土寺下~長江口 150円→4月からsetowa岡山ワイドパスの対象外に
尾道千光寺山ロープウェイ片道 320円→4月から500円に値上げ&setowa岡山ワイドパスの対象外に
JR山陽本線 尾道~三石 1,980円(3,080 – 860=2,220円)※注2
合計 12,090円(12,260円)
※注1:実際は姫路・津山間で利用しており、()内は姫路・津山の運賃からsetowaのエリア外で別途負担した姫路・美作土居間の運賃を引いた場合の金額。
※注2:実際は尾道・姫路間で利用しており、()内は尾道・姫路の運賃からsetowaのエリア外で別途負担した三石・姫路間の運賃を引いた場合の金額。
setowaで紹介されていたモデルコースでは6,500円分が4,100円になってお得ですよとPRされていましたが、私は12,090円とよくもここまで乗り倒したなあって感想です。特に運賃の比較的高い井原鉄道とトモテツバスで稼ぎましたかね。後から計算して、こんなに利用しているとは思いませんでした。
周遊パスの使い方は、
1)setowaのwebサイトもしくはスマホアプリで購入(要会員登録)。
2)使用直前にアプリで「トップ」→「チケット管理」→(デフォルトで「利用前」になっています)→「対象の周遊パスを選択」→「チケットを使う」→「利用開始する」。
3)利用開始した後は、改札・下車時にスマホで下記画面を提示します。時刻表示と背景のsetowaの文字が動くのでスクリーンショット(コピー)とは判別可能になっています。
上記画面を表示するのに、「トップ」→「チケット管理」→「利用中」→「対象の周遊パスをタップして選択(私の場合はsetowa岡山ワイドパス)」→「チケットを使う」と4回、最初のアプリトップの表示を合わせると5回もタップしないといけないのは面倒臭く、ユーザビリティには改善の余地ありだと思います。お得感一杯だったsetowa岡山ワイドパスですが、これだけが気になりました。