港町神戸海岸通の歴史的建造物・近代化産業遺産巡り

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函館から大阪空港に到着後、神戸三宮まで戻ってきたのですが、帰りのバス・らっきゃライナーまで時間があり、2時間ほど潰さないといけません。

最初は北野の異人館街に行こうかと思ったのですが、それには少し時間が足りず中途半端に終わってしまいそうなので、海岸通りにある歴史的建造物巡りをすることにしました。歴史ある港町らしく神戸にも古い建造物が残っています。

先ずは三ノ宮駅からフラワーロードを港に向かってずっと歩いて行くと、こうべ花時計が出てきました。神戸を本拠地にするオリックスバファローズがパ・リーグを制したからでしょうか、花時計が同球団のロゴ模様になっていますね。

花時計の先の国道2号線(浜手幹線)、阪神高速3号神戸線の高架を過ぎると見えてくるのが神戸税関です。ちなみに国道2号線から神戸税関までは国道174号線となっており、長さわずか187.1mの日本一短い国道です。

現在の神戸税関は阪神・淡路大震災後の平成11年に完成した三代目庁舎ですが、東側は二代目庁舎(昭和2年竣工)の旧本館の大部分を残して保存されていますのでレトロな雰囲気がありますね。

国道174号線を挟んで向こう側にあるのがデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)。下記画像の旧館が1927年(昭和2年)竣工の旧神戸生糸検査所、奥(東側)の新館が1932年(昭和7年)竣工の旧国立生糸検査所の建物です。

国道2号線(海岸通り)に戻って西の方へ歩いて行きます。現在は埋め立てで海岸線はもう少し南側へ移動していますが、海岸通の名称の通り、当時はここが海岸線でした。

京町筋を過ぎると重厚な建物が2棟見えてきました。

手前がチャータードビル、チャータード銀行神戸支店として1938年(昭和13年)に建てられました。

凝った意匠が見られます。

通りを挟んで隣が神港ビルヂング。1939年(昭和14年)川崎汽船本社ビルとして竣工。

アールデコ調の屋上の塔屋。

クラシックな雰囲気の神戸商船三井ビルディング。旧大阪商船神戸支店として1922年(大正11年)に竣工しています。上記2棟に比べると一回りは古いですね。日本に現存する大正期の大規模オフィスビルとしては唯一の存在です。

アメリカルネサンス様式というらしい。

商船三井ビルディングの西隣にあるのが海岸ビル。旧三井物産神戸支店として1918年(大正7年)に建てられましたが、阪神・淡路大震災で倒壊し、1998年に再建されました。再建に当たって低層部は旧建物の外壁が再構築されています。

メリケンロードとの交差点にあるのが神戸メリケンビル(旧神戸郵船ビル)。1918年(大正7年)に旧日本郵船神戸支店として建設されました。

元町近くにやって来て、海岸ビルヂング。1911年(明治44年)に兼松商店(兼松の前身)本店として建設されました。兼松創業の地はここ神戸なのです。兼松商店は日豪貿易を目的に設立され、この本店ビルは日濠館と呼ばれました。明治44年竣工とこの通りで残っている建物としては最古で、国の登録有形文化財にもなっています。

何かレセプションが行われています。調べると1階にカーハート(Carhartt WIP)というアメリカのワークウェアショップが翌日オープンするようです。

南京町をブラブラし、三宮に戻る途中に京町筋にあった神戸市立博物館。この旧館は1935年(昭和10)に竣工した旧横浜正金銀行神戸支店で、銀行らしく重厚な造りですね。

海岸通の歴史歴建造物群は漠然と大正から昭和の初め頃の建物だと思っていましたが、明治末期から昭和10年代まで意外と年代は違うんですね。

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