あじさい本店で塩ラーメンを食べ、お腹も満たされたところで五稜郭タワーを見学します。
五稜郭タワーの入場料は大人900円。はこだてスペシャルチケットのポイント券6枚でも入場出来るのですが、ここでは使わず、900円→810円と10%割引になるJTBのコンビニチケットを事前にセブンイレブンで購入しました。
展望台は2フロアになっており、エレベーターで到着したのは展望2階。五稜郭タワー自体の高さは107メートルですが、展望2階の高さは90メートルにあります。
目の前には五稜郭の素晴らしい眺望が広がります。五稜郭は星型五角形をしていますが、真上からではないので、正五角形に見えるわけではありません。
本当はこんなにきれいな形なのですが、仕方ないですね。
このフロアには五稜郭の復元模型や歴史を説明したコーナーもありますので、360℃の景色を眺めながら、一回りしてみましょう。
あれが函館山のようです。南西の方向&この時午後2時半頃なので、真正面に太陽があり、おもいっきり逆光になりました。
戊辰戦争の最後となる箱館戦争で亡くなった新選組・土方歳三のブロンズ像が展示されていました。
下の展望1階に下りると、ガラス張りで地面まで透けて見えるシースルーフロアがありました。
五稜郭タワーの敷地の隅に箱舘戦争供養塔が建っていました。
五稜郭はやはり上からその形状を見ないと意味がないと思うし、その眺めも素晴らしいのですが、五稜郭タワーの入場料900円は高いなあと感じました。展望台にいたのは正味15~20分程度ですから。
五稜郭タワーに登った後は、五稜郭公園内も散策してみましょう。こちらは入場無料です。
さきほど登った五稜郭タワー。
半月堡と呼ばれる正面入口を防御するための出塁。当初の設計では各稜堡間に計5ヶ所築かれるはずが、この正面のみに造られました。
この部分です。
橋を渡って中心の星型部分に入って行きます。
五稜郭は日本100名城にも選ばれていますが、土塁と石垣に囲まれ、城(Castle)というより砦・要塞(Fort/Fortress)がぴったり来ます。マニラ・イントラムロスのサンチャゴ要塞とかサンディエゴ要塞とかに近いイメージ。五稜郭もヨーロッパ式の稜堡式城郭ですからね。
平成22年(2010年)に復元された箱館奉行所。函館奉行所は幕末の文久2年(1862年)から建設が始まり、元治元年(1864年)にほぼ完成しました。明治維新後の箱館戦争時に旧幕府脱走軍が一時占拠し、本拠地としました。
五稜郭はヨーロッパ式の城郭ですが、中にある函館奉行所は和風建築なのが不思議な感じがします。
五稜郭に設置されていたものではありませんが、箱館戦争当時の大砲が展示されています。
「兵糧庫」という築城時から唯一残る建物があるのですが・・・後で知ったので完全にスルーしていました。
観光客もほとんどいない静かな中、土塁を歩いて幕末から明治維新直後の歴史に浸ってみます。
ずっと桜の木が続いていて、4月下旬の桜の季節には花見客で賑わうようです。
五つある稜堡のうち、二つ分だけ歩きました。五稜郭に来たことで、今まであまり興味がなかった幕末~明治維新後の日本の歴史を知ることが出来て、良い機会になったと思います。