石浦神社 金沢最古の神社

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翌朝、金沢の実質的な1日目ですが、明日の朝には金沢を発つので、観光出来るのはこの日丸一日しかありません。朝早くから活動したいのですが、多くの観光スポットは9時くらいにならないとオープンしないですよね。

ネットで調べている際に知ったのが、金沢城公園・兼六園の早朝開園、しかも無料。これはいい!と思っていたのですが、8月2日からの「まん延防止等重点措置」の期間に合わせ休園となってしまいました。当初は8月末までだったのですが、更に9月末まで延長されてしまい、休園も継続です。また金沢城公園・兼六園以外にも博物館・美術館など多くの施設が休館となっており、見学可能な観光名所はかなり限られてきます。

そんな中、先ずは石浦神社に行くことにしました。私も直前まで全く存在を知らなかったのですが、金沢で一番古い神社というのに惹かれて行くことにしました。

ホテルのレセプションで「金沢市内1日フリー乗車券」を販売していたので、購入します。料金は大人600円で、北鉄バスと西日本ジェイアールバスの指定エリアの路線バス、城下まち金沢周遊バス(この時は運休中)、金沢ふらっとバスが1日乗り放題+一部の施設で入場料が割引になるチケットです。

バスの初乗り運賃が200円(武蔵ヶ辻・近江町市場~南町・尾山神社~香林坊間のみ100円)ですので、3回乗れば元が取れます。

石浦神社に到着。こじんまりした神社です。

懸社(県社)石浦神社の他に、延喜式内社 三輪神社の石碑もあります。創建時期には諸説あり、同社の由緒では古墳時代の547年に草創となっていますが、奈良時代の伝天平年中(729~748年)に大和国一之宮・大神神社(おおみわじんじゃ)から大物主大神を勧請し、三輪神社として創建されたとする説もあります。神仏習合で石浦山慈光院長谷寺となり、石浦山王、石浦大権現を経て、明治元年に神仏分離令により石浦神社となりました。現在地に遷座したのは明治13年(1880年)です。

手水舎で手を清めてと思ったら・・・

アサヒビールが奉納したのでしょうか?後で知りましたが、反対側はキリンビールになっているようです。石浦神社の境内でビアガーデンが開催されるそうです。

拝殿。主祭神は大物主大神(大国主大神)です。

その脇にある広坂稲荷神社の前に鳥居があったのですが・・・

「奉納 ベトナム社会主義共和国」なんて意表を突かれる文字が目に入ります。

グェン ティ タン ニャン(Thanhは南部の発音でタン、北部の発音ならタイン)を検索してみますと、平成30年秋の外国人叙勲で旭日小綬章を授与された、ベトナムの人材派遣会社・AICグループ会長がヒットします。この方でしょうか?

鳥居をくぐり先に進みますと・・・

右(向かって左)の狛犬はごく普通なのですが、

左(向かって右)は逆さ狛犬(逆立ち狛犬)となっています。明治24年に建立されたもので、明治中期から昭和初期にかけて旧加賀藩で流行したらしく、金沢などでは多く見られるようです。逆立ち狛犬は全国的には珍しいですが、2日前に行った奈良・今井町の称念寺でも発見したのは不思議な縁を感じます。

すぐ横に見えているのが石浦神社の本殿ですかね。

石浦神社のインスタ映えスポット?衣真の道と神那の道に分かれています。

向かって右手の神那の道、こちらは絵馬の小径とも書かれていました。両脇には絵馬がびっしり・・・というほどではありませんでした。新型コロナの影響なのか、それとも季節的なものなのか?

向かって左手の衣真の道、101基の朱塗りの鳥居があるそうです。2019年12月に出来たもので、新しいんですね。

さきほどの広坂稲荷神社からの道もつながっています。

坂の途中から見えた広坂稲荷神社の本殿。

境内にはすし塚、包丁塚、その他の記念石碑なども色々ありました。

金沢最古の神社ですが、ビアガーデンを開催したり、101鳥居のようなインスタ映えスポットを設置したり、参拝客を集めるのに努力されているようです。

石浦神社の道をはさんで隣には金沢21世紀博物館があります。金沢でも屈指の人気観光スポットですが、残念ながらまん延防止等重点措置により臨時休館中。ぐるっと周って、庭に置かれたオブジェだけでも見て行きましょう。

それでは次の尾山神社に向かいます。

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