ホテルを朝8時にチャーターカーで出発。
ジョグジャカルタ市内からボドブドゥール寺院まで車で1時間半くらいと聞いていたのですが、1時間で到着しました。
入場料は20ドルなのですが、もう一つの世界遺産であるプランバナン寺院群(こちらも単独で買うと20ドル)とパッケージになったコンバインド・チケットは32ドルです。
ここで問題が・・・
ドルで表示されているので、当然ドルで払えるものと思って来たのですが、ルピアでしか払えません。USドルと日本円も持ってきたのですが、ルピア現金の手持ちがあまりないんですよ。
近くに両替所もないみたい。ATMはあるのでキャッシングは出来るのですが、クレジットカードはホテルに置いて来たし。
その日のレートで32ドル=46万ちょっとのルピアを払います。
受付の建物を出たところにガイドがいまして、本当は雇いたかったのですが、ルピア現金が心許ないので諦めます。チャーターカーの運転手によると、ガイド料は10万ルピアらしいです。
しばらく歩いて行きますと・・・おおっ、見えて来た。
世界文化遺産に登録されたとのプレート。
世界最大級の仏教寺院と言われていますが、威圧感があるほどの大きさではないと思いました。
猿顔の石獅。
まずは上部の円形壇へ上がってみます。
ボロブドゥールと言えば、この釣鐘状のストゥーパ(仏塔)。
格子状のブロックの中には仏像が安置されていますが、仏像が入っていないストゥーパもまれにあります。
逆に仏像はあるけど、ストゥーパが完全でないものも。
中央にそびえるメインのストゥーパ。高圧洗浄機でお掃除中でした。
下層部の方形壇には仏教説話の彫刻・レリーフ。ガイドがいれば、有名なレリーフはどんな物語なのか説明してくれて、もっと興味を持って見れるんですけどね。
該当するブロックが見つかっていないので、仮のブロックをはめ込んでいる部分もところどころあります。
二人の女性からマッサージを受けてハーレム状態?
レリーフエリアはあまり人気がなくて、見学している観光客も少なかったです。皆さん、ストゥーパがある上層部の円形壇で画像撮影に忙しそうです。
頭部のない仏像が並んでいます。頭部のない仏像と言うと、タイのアユタヤ遺跡を思い出します。アユタヤ遺跡の場合は、ビルマ軍に破壊されたものですが、ボロブドゥールは単に埋まって壊れただけ?
天女アプサラかな?
レリーフには動物も結構登場します。
こちらは西洋人?
カーラ(鬼)の排水口。
こちらはマカラ(摩伽羅魚)の排水口。
入口・階段脇の欄干?はマカラの装飾。
タイ・ラオスの仏教寺院ならここは蛇神ナーガ(パヤーナーク)単体かマカラが吐き出したナーガのパターンが多いですね。このボロブドゥール寺院では、ナーガの装飾はどこにもなかったと思います。
マカラの口の中に獅子。
欄干の上の部分のこれはカーラ(鬼)かな?
出口に向かう途中、ボロブドゥール博物館があります。ほとんどの人はスルーし、見学する人はごくわずか。
敷地内には、当て嵌め先が見つかっていない?ブロックが大量に置いてあります。
修復・保護の様子の写真が展示されています。
全てではないですが、レリーフの簡単な説明も。
ざっと見学して、所要時間は1時間半~1時間45分でした。
また土日を避けて月曜日に来たので、それほど混雑はしていなかったです。インドネシア人と西洋人の観光客が多かったかな。
次はボロブドゥール寺院近くのパオン寺院とムンドゥッ寺院に向かいます。