チャーンチュイはクルントン橋でチャオプラヤー川を越え、シリントン通りを西へ進んで行った、バーンプラット区というところに立地しています。チャオプラヤー川西岸、いわゆるトンブリー地区。バンコク中心部からアクセスが良いとは言えません。
行きはサトーン桟橋からチャオプラヤーエクスプレスボートでクルントン橋の桟橋まで、そこからタクシーで行きました。
私はクルントン橋を渡って、デュシット区の方に戻った水尾聖娘廟へ先に行き、そこからメータータクシーで6~7分、55バーツでした。トンブリー側にあるクルントン橋の桟橋からですと5~6分、50バーツ程度ではないかと思います。
帰りはバーンバムル駅からタイ国鉄(SRT)を利用しました。
チャーンチュイの裏口を出ると線路が見えています。
右手に10分ほど歩くと、バーンバムル(Bang Bamru)駅に到着。一本道なので迷うことはありません。
小さくて古ぼけた駅舎を想像していたのが、予想外に新しくてモダン、大きくて立派な駅でした。駅構内はスカスカな感じです。
タイ国鉄南線の下り時刻表。
こちらは上り(フアランポーン駅行き)の時刻表。
チケットを購入しようとしたら、無料でした。低所得層支援の為、2008年から始まったタイ国鉄の一部の列車やバスの無料サービスも9月末で終了します。バーンバムル駅18:18発、列車番号262の普通列車、ホアヒン始発です。
興味津々に構内をうろついてみます。
特に改札口もなく、ホームに出ます。
しばらくすると列車がやってきました。時刻表上17:47発のトラン行き急行列車です。トラン着は明日の8:05と気が遠くなりそう。
駅員に聞くと、クルンテープ(ホアランポーン)行きは線路を渡った向こう側のホームだと。しかし、ホーム低っ!
更に向こう側に立派なホームがありますね。ホテルに帰って調べてみると、フアマークからバーンスー経由でタリンチャンまでつながるSRTライトレッドラインが将来通るようです。あっ、それで駅舎も立派になったんだ。
ライトレッドラインのホームへ通じる地下通路。まだ閉鎖されていますけど。
フアランポーン駅行きの列車がやってきました。定刻通りで遅延無し、優秀、優秀。
乗り込みますと、結構混んでいますね。無理すれば座れないこともなかったですが、立ちますか。
車内は薄暗いし、汚れています。床に座り込んでいる乗客も結構いて、イメージは日本の戦後の引揚列車みたいな。もちろんエアコンはなく、扇風機のみ。一度マハーチャイまでタイ国鉄の3等車に乗ったことがありますが、ここまでボロくはなかったと思います。
次のバーンスー・ジャンクション駅でかなりの乗客が降りたので、席に座ります。神経質な人なら、ちょっと遠慮したいくらいのシートの汚さです。画像はフアランポーン駅到着後撮影。
フアランポーン駅(バンコク駅)にはほぼ定刻に到着。私が乗った車両。
この車両は少し新しくて清潔っぽい。
フランス・アルストムのディーゼル機関車でした。
フアランポーン駅構内では列車待ちの人がたくさん床に座り込んでいます。
タイ国鉄の場合、BTSやMRTのように何分か毎に運行しているわけではないので、事前に時刻表を確認し、利用する列車を決めてから駅へ向かうことをおすすめします。