続いては、街歩きをしながらビガン大聖堂へ行ってみましょう。
ビガンシティホール、ビガン市庁舎です。
その前に「VIGAN」のサインがあって、夜にはライトアップされ、フォトスポットになります。
市庁舎の端辺りにあった記念碑。説明書きを読んでも今一つ理解できないのですが、1758年にヌエバセゴビア教区(現在は大司教区)の司教座がカガヤン州ラルローからビガンに移され、2008年にその250周年を記念したものだと思います。
なぜか中国風の石獅が記念碑の入口を護っています。
こちらはイロコス・スル州(南イロコス州)の州庁舎。ビガンは南イロコス州の州都、フィリピンでは州庁舎は(プロヴィンシャル)キャピトルと呼ばれます。
州庁舎の一部?隣?コートと書いてあるので裁判所。
このあたりは昨晩の散歩でも来たところです。
州庁舎前の広場、プラザ・サルセド。プラザ・サルセドの名前は、1572年にこの地を制圧し、ビガンを築いたスペインの探検家(コンキスタドール)のフアン デ サルセードから付けられています。
この像は誰なんでしょう?後で調べたら、ビガン生まれのエルピディオ・キリノ元大統領(第6代大統領)でした。
噴水ショーのある池。こんなのあるなんて知らなかったので、昨晩見逃しちゃったんですよ。
向こうにビガン大聖堂が見えています。
ビガン大聖堂、正式名称はセントポール・メトロポリタン大聖堂と言い、元々は1641年に建設されましたが、現在の教会は1790~1800年に建設されたもの。
バロック様式の建物で、ここもバットレス・控え壁と呼ばれる主壁を支持・補強する構造がありますが、パオアイ教会に比べるとかなり華奢ですね。
地震・台風の多いフィリピンで発展した耐震構造のようなもので、こうした構造を持つ建物はバロック様式の中でも「地震のバロック」様式と呼ばれます。
ビガン大聖堂は、イロコススール州とラワグ教区、バンゲド教区、バギオ教区を管轄するヌエバセゴビア大司教区の中心となる司教座聖堂(主教座聖堂)。
すぐそばにあるベルタワー。
司教座聖堂のせいか、内装も多少豪華でメンテナンスもきちんとされて新しい感じがします。
ステンドグラスが美しい。
マザーテレサの肖像画が置いてあります。ビガン或いはビガン大聖堂とどういう関係があるのか分かりませんでしたが。
今回フィリピンの教会をいくつも回ったのですが、カトリックについての一般的な知識さえないので、理解するのが難しかったです。
各教会のどこが見所なのか。色んな教会に行き、それに関する情報を調べるという作業を繰り返すうちに、少しずつ理解出来るようになるのでしょうけど。
私にとっては道教寺院もそうでした。最初はどこも同じように見えて、漠然と見学し、画像撮影だけの為に行っているような感じでした。それでも色んな寺院に行っていると、少しずつ知識も増え、そうなると興味も出てきて、見学する際には自分なりのテーマ・こだわりが出てくるんですよね。
次はビガン観光の締めとして、石畳のクリソロゴ通りを散策してみます。