ラワグ(ラオアグ)では、シンキングベルタワーと聖ウィリアム大聖堂くらいしか見学していませんが、次の世界遺産の街・ビガンへ移動することにします。
ホテルをチェックアウトし、トライシクルで少し離れたパルタス(PARTAS)のバスターミナルへ。トライシクルの料金はわずか11ペソ(約23円)。ホテルのスタッフに事前に聞いていたのですが、車内にもこんな掲示がありました。
もしホテルのスタッフに聞いてなかったら、30ペソくらい言われても、何の疑いもなく払っていたと思います。30ペソでも63円くらいですし。
ラワグ~ビガン間を運行するバス会社は、パルタス以外に、フロリダバス(GV Florida)、ファリナス(Farinas)、マリア デ レオン(Maria de Leon)などいくつかあります。
ほとんどがラワグ~マニラ(もしくはバギオ)路線、ラワグの更に北にあるパガッドバッド~マニラ路線の一部区間に乗るという形です。
但しビガンに寄ると言っても、ビガン市街に入らず、郊外の幹線道路で降ろされるバス会社もあるようです。おそらくビガン市街地にバスターミナルを持つ会社はビガン市街に入るけど、持たない会社は郊外の幹線道路のみではないでしょうか。
ということで、確実にビガン市街に行き、便数も多そうなパルタスにしました。
バスターミナルに着いたのが10:50、チケット売り場で聞くと次は11:00発のバスだと。ナイスタイミング。
チケットはパンチで穴を開けられ、便番号・日付・乗車区間・料金などが分かるようになっています。手書きされているのはバスの車体番号と座席番号。
ラワグ~ビガン間の運賃は160ペソ。
・・・
ダマされていました。
帰りにビガンからラワグへ同じパルタスのバスに乗った時は、137ペソだったんですよ。
方向は反対だけど同じ区間・同じバス会社で料金が違うのか?と思って、上のチケットのパンチの穴を見てみたら、137ペソになっていましたわ。
窓口の奴にやられました。たった23ペソ(約48円)なので、金銭的には痛くもないですが、ちょっと寂しくなります。
あのバスですね。ゴールデンドラゴン(金龍客車)という中国最大手メーカーのバスです。ラワグ、ビガン近郊で見ている限り、この金龍のバスばかりだったと思います。
スーツケースは横っ腹の荷物収納スペースへ。
ファーストクラスという4列シートのバスですが、わりと新しくて清潔感は全く問題ありません。
しかしこのバスでマニラ・クバオ(キューバオ)まで行く人もいるのか・・・何時間掛かるんだろう?9時間?
チケットに手書きされたシート番号に座りましたが、ここから乗ったのは12~3人とガラガラでしたので、どこに座っても良さそうでした。チケットは窓口で購入しなくても、車内でも買えます。
ラワグを出てすぐ、パザン川に架かる橋。この橋、何回通ったかなあ。数えてみたら、この旅で6回渡りました。
河原ではヤギの放牧?道中バスから外を見ていても、牛とヤギの放牧が多かったですね。
途中から激しいスコールが。
このような工事で道が悪い所が1~2ヶ所ありましたが、総じて道路の路面状況は悪くなかったです。
またどす黒い雨雲がやってきました。
途中、雨が降ったり、止んだり・・・ビガンのバスターミナルまであとわずかという所でまたかなりの雨が降って来ました。もうあと2~3分だったのに・・・
くそ~、車掌は荷物収納スペースも開けずにどっかに行きやがった。ずぶ濡れになりながら、自分で荷物収納スペースを開け、スーツケースを取り出します。
ラワグからビガンまでの所要時間は2時間5分でした。道中は比較的ゆっくり安全走行という感じで、アジアのバスでよくある、スピード出し過ぎ、無理な追い越しなどはほぼなかったです。
フィリピンのバスはエアコンが効き過ぎで、死ぬほど寒いと聞いていましたが、それほどでもなく、半袖シャツ&ビーチサンダルでも大丈夫でした。
夜行バスで寝るとなると、また感じ方も違うのかもしれませんし、バス会社や運転手による違いもあるのかも。この翌日、ビガンから乗ったドミニオンというバスはめちゃくちゃ寒かったです。
しばらくバスターミナルで雨宿りですね。
熱帯のスコールなんて30分もすれば止むだろうと思っていましたが、1時間近く経ってもまだ降っています。バスターミナル前の道も、端は冠水しているし・・・ラワグからビーチサンダルで来て良かったわ。
小雨になったところで、意を決して歩いていきます。