倭姫宮 皇大神宮別宮 伊勢神宮を創建した倭姫命を祀る

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私のお伊勢参りの最後は倭姫宮 です。月読宮前の「中村町」からバスに乗り、倭姫宮前の「神宮徴古館前」まで約5分です。近くには東京の國學院大學と共に神職・宮司になる為の資格が取れる神道系の皇學館大学があります。

伊勢神宮の別宮ですから長い歴史があると思いきや、この倭姫宮は大正12年(1923年)と意外と最近に創建されています。

参拝者もほぼ皆無で静寂に包まれた参道はスピリチュアルな雰囲気です。

1日歩き回って疲れた脚にこの石段はきつい・・・

祓所(はらえど)。

これは祭器庫かな?

神明造りの社殿。御祭神は第11代垂仁天皇の第四皇女と伝えられる倭姫命(やまとひめのみこと)です。

第10代崇神天皇は宮中に祀られていた天照大神(の神体である八咫鏡)を宮外に祀るよう皇女・豊鍬入姫命に命じました。豊鍬入姫命は天照大神に仕える巫女的な存在として、実質的な初代斎宮(斎王)とされています。初めて天照大神を外で祀った「倭笠縫邑」の地が現在の檜原神社(奈良県桜井市)、2月に行ったばかりです。

倭姫命はその斎宮(斎王)を豊鍬入姫命から引き継ぎ、各地を巡った後、最終的に天照大神を祀る場所として伊勢神宮(皇大神宮・内宮)を創建しました。豊鍬入姫命や倭姫命が各地を巡り、一時的に天照大神を祀った場所・神社は元伊勢と呼ばれます(伊勢神宮のもう1柱の御祭神・豊受大御神が一時的に祀られたところも元伊勢と呼ばれます)。

正殿の隣にある空き地は20年に一度新しい社殿を造り替えする式年遷宮の際、以前の社殿があった場所であり、次回の式年遷宮時に新たな社殿が建てられる場所です。

それでは帰りますか。

来る時はバスに乗っていて気付きませんでしたが、御幸道路(県道37号線)に大鳥居があります。

入口の鳥居から社殿まで多少距離がありますので、参拝の所要時間は約15分でした。本当は倭姫宮のそばにある神宮徴古館・農業館、神宮美術館も見学したかったのですが、時間がないので諦め、次に伊勢へ来た時の為に取っておきましょう。

今回のお伊勢参りはギチギチに詰め込んだスケジュールだったのですが、朝から夕方までに二見興玉神社、豊受大神宮(外宮)、月夜見宮、皇大神宮(内宮)、猿田彦神社、月読宮・上田神社、倭姫宮と予定通り参拝出来ました。

倭姫宮周辺の地図とホテル

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ツクヨミを祀る月讀宮とスサノオを祀る上田神社

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猿田彦神社の次は皇大神宮別宮・月讀宮へ向かいます。

さすがに疲れてきたのでバスで移動しようと思ったのですが、グーグルマップで調べると徒歩10分程度。バスを待っている間に着いてしまうので、歩いて行くことにしました。

さきほどの猿田彦神社はまだ内宮から近いこともあって参拝者もそこそこいましたが、月讀宮はほとんどいません。でもその方が神聖な気持ちになれる気がします。

手水舎で手と口を清めます。この隣に授与品・御朱印などを頂ける宿衛屋という建物があります。

祓所(はらえど)。

更に進むと社殿が見えてきました。

向かって右から月読荒御魂宮「二」、月読宮「一」、伊佐奈岐宮「三」、伊佐奈弥宮「四」の四別宮が並んで鎮座されており、お参りする順の説明があります。伊勢神宮には14社(皇大神宮9・豊受大神宮5)の別宮がありますが、ここに鎮座されている4社は全て独立した別宮です。

先ずは月読宮から参拝します。月読宮には天照大御神の弟神で夜を治める月の神・月読命を祀っています。月読(月讀)は月夜見とも書き、豊受大神宮の別宮は月夜見宮でした。読み方はツキヨミ或いはツクヨミとなります。

続いて月読命の「荒御魂」を祀る月読荒御魂宮。神様の御魂のおだやかな働きを「和御魂」というのに対し、荒御魂とは格別に顕著なご神威をあらわされる御魂の働きです。

天照大御神・月読命・素戔嗚尊の三貴子の御親神である伊弉諾尊(イザナギノミコト)、伊弉冉尊(イザナミノミコト)を祀る伊佐奈岐宮と伊佐奈弥宮。

後でグーグルマップを見ていて気付いたのですが、現在の社殿の裏手(北側)に古殿地があったんですね。20年に一度の式年遷宮で以前の社殿があった場所であり、次回に新宮が造営される場所です。

帰りは東側の国道23号線に面したところに出てきました。こちらが裏参道で、来た時に通った西側の御幸道路に面して方が表参道となるようです。

月讀宮の参拝後、次の目的地へバス停はどこだったかなとグーグルマップを見ていたところ、隣に上田神社があるのを発見、ここには素戔嗚尊(スサノオノミコト)が祀られているようなので、急遽寄ってみることにしました。内宮の天照大御神、月讀宮の月読命、上田神社の素戔嗚尊で三貴子コンプリートになりますからね。

白い鳥居が印象的です。

二の鳥居も白い。

拝殿も白いですね。御祭神は素盞鳴命の他、山の神・大山祇命、学問の神様・菅原道真公の3柱です。

拝殿の奥にある本殿。御垣に囲まれていますが、本殿も白いようです。白づくしに何か意味があるのか気になりネットで検索してみましたが、分かりませんでした。

隣の社殿は、「この御殿は、二十年に一度の御遷座の折り、神様が遷りになる仮殿です。今は空殿となっています」と説明書きがありました。

月讀宮と上田神社、どちらも参拝の所要時間は10分程度でした。

月読命は三貴子と呼ばれながら、天照大御神や素戔嗚尊に比べると神話に登場することが非常に少なく、ミステリアスな神様です。

月読宮周辺の地図とホテル

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猿田彦神社 みちひらきの神様 三重・伊勢

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内宮の参拝後、おはらい町をブラブラ散策しながら猿田彦神社へ向かいます。

五十鈴川に架かる宇治橋を渡っていると、何かテレビ番組のロケ?

たむらけんじさんと麒麟・田村さんでした。後で調べると、カンテレ「よ~いドン!」の火曜企画・いきなり日帰りツアーで、たむけんの渡米により麒麟・田村さんへ引き継がれる回だったようです。

おはらい町(伊勢街道)を歩いて行きます。

途中赤福本店でお土産を買おうと思っていたのですが、レジでそこそこ行列になっています。おかげ横丁も結構混雑していて、寄る気にならなかったです。月曜日でこんな状態なら、週末の土日とかすごいんだろうな。

まあ赤福は何度も食べたことがあるので諦め、さっき通り過ぎた時に気になった「虎屋ういろ」で買うことにしました。羊羹で有名な東京の「とらや」とは全く別のお店です。

ういろうは名古屋のお土産で一度だけ食べたことがあるのですが、正直味のボケた羊羹という感じでイマイチだったんですよね。今回虎屋では3種類購入したのですが、どれも予想以上においしく、ういろう(ういろ)に対する印象が変わりました。

猿田彦神社に到着。私はお土産を購入したりしましたが、内宮(宇治橋)からまっすぐ歩いて来れば15分程度のようですね。

猿田彦神社のご祭神は猿田彦大神とその子孫である大田命。猿田彦神(猿田毘古神)は天孫の 邇邇藝命 ( ににぎのみこと ) が高天原から高千穂峰へ降り立つ、いわゆる天孫降臨の際に道案内をしたことで、みちひらき・導きの神様とされています。猿田彦大神は赤ら顔で高い鼻を持つことから、赤鬼と勘違いされることもあります。

拝殿正面にある八角形の方位石。古殿地と書かれている通り、かつてはここに社殿があったようです。みちひらきの神様らしく24の方位(二十四山)が書かれています。

天宇受売命(天鈿女命、あめのうずめのみこと)を祀る佐瑠女神社(さるめ神社)。天宇受売命は天岩戸に隠れてしまった天照大御神をおびき出すために舞ったことから、芸能の神様として有名ですね。猿田彦大神の妻ともされ、佐瑠女=猿女。

たから石。舟形をしていて宝船を連想させ、更にこの石には蛇が乗っているように見え、古来より特に縁起が良いとされています。

社殿の裏手に回ってみます。

拝殿・本殿の裏手には御神田があります。

御神田では毎年5月5日に豊作を祈って早苗を植えるお祭り「御田祭」が行われます。

この日は4月10日、5月5日の御田祭に向けて苗が育てられています。

猿田彦神社の境内はそれほど広くないので、参拝の所要時間10分程度でした。

ところで猿田彦大神を祀る神社は全国に約2千社あるそうですが、当然ここ伊勢の猿田彦神社が総本社と思いきや、違うんですね。総本社は鈴鹿市の椿大神社だそうです。

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皇大神宮 伊勢神宮 内宮の参拝 所要時間

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伊勢市駅周辺の外宮・月夜見宮参拝と昼食を終え、次は内宮(皇大神宮)へ向かいます。

伊勢市駅前からバスに乗ったのですが、次の外宮前のバス停でかなりの客が乗り込んできて、通路までぎゅうぎゅう詰め。月曜日(正午過ぎ)でこんな状態なら、土日とかどうなるんだろう?下手したら積み残しとか出るのかも・・・私は一つ手前の伊勢市駅前から乗ったので座れて良かったです。

内宮もウェブサイトのモデルコースに従って参拝します。60分コースと90分コースがあるのですが、せっかくの機会なのでほぼすべてを網羅した90分コースにしましょう。大抵こういうのは多少余裕を見て時間設定されていると思うので、15分位は時間を短縮したいところです。

まずは宇治橋から。

外宮(豊受大神宮)の境内は左側通行ですが、内宮は右側通行です。

五十鈴川を渡ります。

参道の脇に広がる神苑。玉砂利の上を歩く「ザッザッ」という音が心地いい。

手水舎に寄って、

次にやって来たのが御手洗場(みたらい)。小学校の修学旅行で伊勢神宮(おそらく内宮のみ)には来ているものの、ほとんど記憶がない中で、ここだけは鮮明に覚えています。

清らかな五十鈴川の流れで手を清めました。

御手洗場のすぐそばにある瀧祭神。五十鈴川の守り神です。社殿はなく御垣と御門のみ。

先を急ぎましょう。

伊勢神宮は内宮のみ或いは外宮のみの片参りは縁起が悪いとか、片参りでも内宮のみはOKとか色々言われていますが、内宮の方が外宮より参拝客が多いような気がしました。時間の都合で内宮のみという団体ツアーは多いですし、私の小学校の修学旅行も内宮のみだったと思います。

忌火屋殿・祓所や御贄調舎を横目に見ながら、正宮へやってきました。内宮(皇大神宮)の御祭神は天照大御神、日本の八百万の神々の最高神。

神明造の御稲御倉(みしねのみくら)。神宮神田で収穫し、三節祭でお供えされる御稲が奉納されます。御祭神は御稲御倉神ですが、稲荷神である宇迦之御魂神(倉稲魂命)と同一神でしょうか。

外幣殿(げへいでん)。かつて天皇以外のものから奉られた幣帛も納めた建物らしい。先ほどの御稲御倉と同じような神明造りです。

別宮・荒祭宮(あらまつりのみや)。天照大御神の荒々しく格別に顕著なご神威をあらわされる御魂の働きである「荒御魂」を祀ります。内宮所属の十所ある別宮で第一に位置付けられます。拝殿前が狭いので行列になっていました。

次は御酒殿・由貴御倉、五丈殿、四至神の横を通り過ぎて、別宮・風日祈宮へ向かうのですが、ここは少し離れたエリアにあります。

五十鈴川の支流・島路川に架かる風日祈宮橋を渡って行きます。

別宮・風日祈宮の御祭神は風雨を司る神、級長津彦命と級長戸辺命。この2柱の神様は外宮の別宮・風宮にも祀られていました。

風日祈宮から戻ってくると、内宮神楽殿があります。

外御厩、神馬は見当たりませんでした。

参拝者向けの無料休憩所・参集殿で5分程休みまして、ラストスパートです。

出入口となる宇治橋の近くから少し坂を登ったところに大山祇神社と子安神社があります。

大山祇神社に祀られている大山祇神(おおやまつみのかみ)は山の神。大山津見神、大山積神と表記されることもあります。

子安神社には木華開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)が祀られており、社名の通り子授け・安産のご神徳があるとされています。

90分のモデルコースのルート通りに参拝、少し速足で周り、軽く流してしまった所もありますが、所要時間は約1時間でした。思っていた以上に時間を短縮することが出来まして、この後のスケジュールに少し余裕が出てきたかな。

モデルコースをよく見ると、60分と90分コースの歩くルートはほとんど同じ(60分コースは最後の大山祇神社・子安神社に寄らない)、参拝・見学する箇所が少ないだけとなっています。私は90分コースから端折ったところがあるので、かなり短縮出来たのも当然かもしれません。

伊勢神宮内宮周辺の地図とホテル

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山口屋で伊勢うどん・てこねずし・さめのたれ 伊勢のご当地グルメ

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月夜見宮の参拝後、皇大神宮(内宮)へ移動する前に少し早いのですが、昼食にします。

伊勢のご当地グルメの一つである伊勢うどんが食べたくて、月夜見宮の近くにある山口屋へやって来ました。

入店したのはまだ11:20過ぎなので空いていますが、食べているとポツポツとお客さんが入って来ました。

山口屋は伊勢うどんの有名店・人気店の一つですので、店内には芸能人の写真・サインがたくさん貼られていました。

メニューはこちら。伊勢うどん以外に、うすくちうどん(一般的なうどん?)、きしめん、そばなど麺類のメニューが豊富です。

私が注文したのは、ネットで見た時から目を付けていた郷土食膳(1,550円)。伊勢うどんの他、てこね寿司、さめのたれという伊勢の郷土料理3点セットです。

噂には聞いていたけど、極太のうどんです。茹で時間はなんと1時間らしいのですが、想像していたほどふにゃふにゃ・やわやわではなく、モチモチした食感。

底に溜まった濃い目のタレを混ぜて頂きます。見た目ほどしょっぱくなく、出汁が効いています。

ところでベトナム中部の世界遺産の町・ホイアンに「カオラウ(Cao Lầu)」という名物麺料理があり、そのルーツが伊勢うどんと言われているのですが・・・

う~ん、違うかな?カオラウの麺はうどんのような小麦麺ではなく米麺ですし。汁なし麺・和え麺という共通点はありますが、それは中華圏にもありますし。

手こね寿司はマグロ・カツオといった赤身魚の切り身を醬油ベースのタレに漬け込み、酢飯に乗せたもの。酢飯の酢が効いていておいしかった。

「さめのたれ」は簡単に言うとサメの干物です。味は「塩たれ」と「味たれ(みりんたれ)」の2種類があり、古来からの伝統的なのは「塩たれ」です。

少し炙ってあるので香ばしいのですが、かなり塩辛いです。干物なので繊維質で硬く、タラの干物が近いかな。サメの肉=アンモニア臭という先入観があったのですが、そうした臭みはありませんでした。

鮫の干物は伊勢神宮に神饌(しんせん)として供えられるそうです。

伊勢うどん以外にも伊勢の名物料理が食べられたので良かったです。

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月夜見宮 豊受大神宮別宮 月の神様ツキヨミを祀る

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豊受大神宮(外宮)の裏参道から北御門を出て、次は豊受大神宮別宮の月夜見宮(つきよみのみや)へ向かいます。

月夜見宮へ向かう通りは、月夜見尊が豊受大神のもとへ通う「神路通(神の通う道)」と言われています。道の中央は色が違っていますが、ここは神様がお通りになるので人は通ってはいけない?

歩いて6~7分で月夜見宮に到着。

鳥居を抜けるとクランク状に曲がった参道になっています。両脇には石垣がありますが、その石の一つが白馬になり、それに乗って月夜見尊がさきほどの神路通経由で豊受大神宮へ通われるという伝説があるようです。

月夜見宮の御祭神は夜を治める月の神・月夜見尊(つきよみのみこと)とその荒魂。月夜見は三貴子の一柱、天照大御神の弟神、建速須佐之男命(素戔鳴尊)の兄神です。月読(月讀)とも書き、内宮の別宮は月読宮(月讀宮)です。読み方はツキヨミ或いはツクヨミとなります。ツキヨミはアマテラスやスサノオに比べると日本神話に登場することも稀で、また祀っている神社も多くなく、三貴子の中では非常にマイナーな存在。

社殿向かって左手は旧社殿があった場所であり、また次回の式年遷宮で新たな社殿が建てられる場所でしょう。20年に一度新しい社殿に建て替えられるお祭りである式年遷宮は内宮外宮の各本宮の他、14社ある別宮も対象となります。

境内の右手奥にある豊受大神宮(外宮)の摂社・高河原神社。ご祭神は月夜見尊御魂。

樹齢300年とも400年とも言われる大楠。

月夜見宮は想像していたよりこじんまりした境内で、参拝者も少なく私以外に1人だけでした。参拝の所要時間は10分以内。

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豊受大神宮 伊勢神宮 外宮の参拝 所要時間

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二見浦から伊勢市駅に移動してきまして、先ずは豊受大神宮(外宮)へ向かいましょう。伊勢神宮の参拝は外宮が先・内宮が後というのが習わしとなっています。

伊勢市駅前から鳥居があり、豊受大神宮へ参道が伸びています。

夕方まで内宮・外宮含め計7社の参拝+河崎の古い町並み+食事2回とびっちりのスケジュールで周る予定なので、効率的にそれでも画像だけ撮影しましたではなく、しっかりと参拝したいんですよね。

伊勢神宮のウェブサイトに掲載されているモデルコースを見ると、外宮は30分コースと60分コースがあります。そうそう来る機会もないので、ほぼ全てを網羅した60分コースに従って参拝しようと思いますが、15分位は時間を詰めたいところです。

伊勢市駅から徒歩6~7分で到着。さっそく火除橋を渡ろうとすると、黒スーツの大集団がこちらに向かってきます・・・一瞬その筋の方々かと思いましたが、よく見るとご年配の方ばかり。団体ツアーで御垣内参拝(特別参拝)をされたのでしょう。

平清盛が勅使として参向した時、冠にふれた枝を切らせたとされる清盛楠。平清盛の時代からあるということは少なくとも樹齢は840~900年・・・1000年近いと言われています。

まがたま池。池のほとりにある「せんぐう館」は時間短縮のために断念しました。

第一鳥居。

外宮では左側通行、内宮(皇大神宮)では右側通行です。

第二鳥居。

先ずは御正宮に参拝します。豊受大神宮(外宮)には天照大御神のお食事を司る御饌都神で衣食住、広く産業の守護神である豊受大御神が祀られています。

御正宮の隣には古殿地。伊勢神宮では20年に一度お宮を新たに建て替え大御神にお遷り頂く「式年遷宮」というお祭りがありますが、古殿地はそれまで正宮があった場所であり、次回の遷宮時に新宮が建設される場所でもあります。

「三ツ石」は古殿地の南側にある三個の石を重ねた石積みで、この前では御装束神宝や奉仕員を祓い清める式年遷宮の川原大祓が行われるようです。

多賀宮などがあるエリアへ向かいますが、その途中に亀石という大きな一枚岩が。パワースポットらしいですが、橋なので参拝客に踏まれていきます。

豊受大御神の荒御魂(あらみたま)を祀る別宮・多賀宮。外宮に所属する四つの別宮で第一に位置付けられます。神様の御魂のおだやかな働きを「和御魂(にぎみたま)」、荒々しく格別に顕著なご神威をあらわされる御魂の働きを「荒御魂(あらみたま)」と言います。

別宮・土宮、ご祭神は大土乃御祖神。

別宮・摂社・末社でもなく所管社の下御井神社(しものみいのじんじゃ)。外宮の御料水の守護神である下御井鎮守神が祀られています。

別宮・風宮には風雨を司る級長津彦命、級長戸辺命が祀られています。

ここまでが30分のモデルコースで、この時点で所要時間は約25分・・・30分コースに含まれていない下御井神社にも寄ったとはいえ、速足で歩いたわりにはあまり時間が稼げてないなあ。

続いて四至神、五丈殿・九丈殿、神楽殿の脇を歩いて行きますと北御門口鳥居、こちらは裏参道と呼ばれます。

御厩(みうまや)には皇室から献上された草音号と笑智号という2頭の新馬がいるはずが見当たらず。

御厩の先を左折し、鬱蒼とした森の中をずっと歩いて行きます。ここまで参拝する人は少なく、静かで神秘的な雰囲気です。厳かな気分に浸れていいですね。

外宮神主家であった度会氏の祖神である彦國見賀岐建與束命(ひこくにみがきたけよつかのみこと)をお祀りしている摂社・度会国御神社が出てきました。

更に先へ進むと末社・大津神社。御祭神は葦原神(あしはらのかみ)で、もとは五十鈴川の河口にある港町の神社(かみやしろ)や大湊の守護神だそうです。

隣で修繕工事が行われており、さきほど参拝したのは仮殿?

大津神社の先は行き止まりになっており、そこから上御井神社を遥拝します。

北御門の火除橋に出てきました。

60分のモデルコースのうち「せんぐう館」だけスキップしたのですが、最終的な所要時間は40分でした。途中まではあまり短縮出来ていなかったのですが、後半にかなり巻き返しました。

小学校の修学旅行で伊勢神宮に来ているのですが、今回外宮を周っても全く記憶がないので、参拝したのは内宮だけだったのでしょう。

ところで今まで考えたこともなかったのですが、外宮が創建されたのは雄略天皇22年(478年)で、垂仁天皇26年(紀元前4年)に創建された内宮からは500年近く後なんですね。

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二見興玉神社からお伊勢参りをスタート 伊勢・二見浦

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旅行2日目にして最終日。神宮参拝を中心に一日伊勢を観光するのですが、夕方には帰途につかなければならないので、朝早くから松阪を出発します。

まず最初にやって来たのが二見浦です。「お伊勢参りは二見から」と言われるように、二見興玉神社の海で身を清めてから参拝するのが昔からの習わしとなっていることを知りました。さすがに海で身を清めることは出来ないですが。

二見浦駅はなかなかモダンな外観。観光客も結構来ると思うのですが無人駅です。「ふたみがうら」駅だと思ったら、「ふたみのうら」駅が正しい読み方なんですね。駅名は「ふたみのうら」ですが、景勝地としての二見浦は「ふたみがうら」と呼ぶそうです。

駅前に早くも大鳥居が出現。

夫婦岩表参道を歩いて行きます。

伊勢神宮に参拝する賓客の休憩・宿泊施設として明治20年(1887年)に建てられた「賓日館」、国指定重要文化財にもなっており帰りに見学したかったのですが、時間がないので今回は断念しました。

私の小学校の修学旅行は奈良・伊勢でして、この二見浦に泊まったのですが、ここが泊まった旅館だ!なんて記憶が蘇ってくることもなく・・・夕方薄暗くなってからお土産屋で買い物した思い出だけあります。

二見浦駅から徒歩15分ほどで二見興玉神社に到着。

一ノ鳥居。

二ノ鳥居。

旅の安全、航海の安穏を祈念して無事かえるの願から境内には奉献されたカエルの像がたくさんあります。

天の岩屋は稲・食料の神である宇迦御魂大神を岩窟内に奉祀されていた三宮神社の御遺跡。

脇には天の岩戸前で舞って天照大御神を導き出した天鈿女命(あめのうずめのみこと)の石像。仏教の仏像と異なり、神社神道では神像というものがほとんどないので珍しいですね。天鈿女命は芸能の女神であり、二見興玉神社の主祭神である猿田彦大神の妻とされています。

手水舎の水もカエルから出ております。

カエルの王国「海王大和国」。

沖縄産のオオシャコガイは何の関係?と思ったのですが、貝類の研究家であり沖縄総鎮守・琉球国一之宮の波上宮でご奉仕されたこともある故杉谷房雄名誉宮司から奉納されたもの。二見興玉神社の主祭神である猿田彦大神(興玉大神)は比良夫貝=シャコガイ?に手を挟まれて、溺死したとされています。

こちらが拝殿・本殿。二見興玉神社の主祭神は導きの神様・猿田彦大神、相殿神は稲荷神社でお馴染み食物神の宇迦乃御魂大神(うがのみたまのおおかみ)です。

カエルのおみくじ入れがかわいい。

拝殿・本殿の裏にある日の出遥拝所。ここが二見興玉神社で最も映えるポイントでしょう。撮影待ちで少し行列になっていました。夫婦岩のずっと先、沖合約650mの海中に猿田彦大神の化身ともされる「興玉神石」があります。興玉神石の大きさは東西216m×南北108m。

小学校の修学旅行で夫婦岩を見たのですが、二見興玉神社の存在は全く記憶になかったです。

禊橋。

末社の龍宮社には海の神・綿津見大神(わたつみのおおかみ)が祀られています。

東鳥居までやってきました。この辺りは小さな砂浜になっています。それでは戻りますか。

帰りは海沿いを歩いてみます。

何ヵ所か海に突き出た堤防?があります。

何か神が通る道みたいですね。

砂浜に沿って二見浦公園があり、遊歩道が整備されています。

海岸から離れ二見浦駅の方へ向かっていると、御福餅本家を発見。すぐ近くには赤福二見支店もあります。御福餅は赤福に似た和菓子、どちらも江戸時代の創業ですが、赤福の方が30年ほど古いようです。

更に二見浦駅に歩いて行くと「旭家 酒素饅頭製造本舗」、こちらは創業108年。

酒素饅頭(さかもとまんじゅう)の5個パックを購入してみました。1個100円でバラ売りもしています。

酒饅頭に似ていますが、酒饅頭が皮に酒粕を使うのに対し酒素饅頭は糀を自然発酵させた饅頭です。皮はモチっとして粒あんはやさしい甘さ、とてもおいしいですが、少し時間が経つと皮が硬くなってしまいます(電子レンジでチンするとまた軟らかくなるそうです)

小学校の修学旅行の思い出は全く蘇って来ませんでしたが、二見浦はとても風光明媚で美しいところでした。お伊勢参りのスタートである二見興玉神社に参拝し、清々しい気分で伊勢神宮に向かいましょう。

二見興玉神社参拝の所要時間は20~30分+二見浦駅から徒歩で往復30分必要です。

二見興玉神社周辺の地図とホテル

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三谷うなぎ屋本店のうな牛丼で鰻と松阪牛のコンボ

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松阪と言えば松阪牛が有名なのですが、個人的には牛肉がそれほど好きでもないので(嫌いではないけど)、夕食には松阪の隠れたご当地グルメ「鶏みそ焼き(鶏焼き肉)」なるものを食べようと思っていました。同じ味噌味で昼食の亀山味噌焼きうどんとちょっとかぶるのですが。

ホテルの近くに鷄味噌焼きの店が2軒あるのは事前にチェックしていたのですが、1軒はこの日が定休日、じゃあもう1軒の方にするかと行ってみたら、なんと臨時休業。鶏味噌焼きを食べる気満々だったので、完全に当てが外れてしまいました。残念。

じゃあ他に松阪の名物グルメは何があるのか調べてみると、うなぎも有名のようです。松阪というより津・桑名なども含め三重県全般でうなぎの養殖が盛んみたいですが。愛知・静岡は言わずと知れた一大産地ですし、東海地方はどこもうなぎで有名なんですね。

グーグルマップで探してやって来たのが、三谷うなぎ屋本店。

三谷うなぎ屋は鰻問屋直営で創業80余年・3代続いているそうですが、建物が比較的新しいせいか、パッと見た感じは特に老舗感はないですね。店内はちょっとファミレス風ではありますが、清潔できれいです。それほど混んでいなかったので、ゆったり食事が出来ました。

メニューはこちら。うな丼・うな重・ひつまぶし以外にも白焼き丼などのオリジナルメニューもいくつかあります。

松阪牛のメニューもあるじゃないですか・・・って、それが分かっていてこの店に来たのです。

卓上にあるタブレット端末から注文します。お水はセルフサービスです。

私が注文した、うな牛丼(3,200円)。注文してから15分くらいで出てきました。

鰻の蒲焼きに松阪牛という夢のコラボ、なんて贅沢だ・・・

松阪牛は結構濃いめの甘じょっぱい味付け。さすがにファストフードの牛丼屋とは肉質が違うのは分かりますが、味が濃いから良さが分かりづらいかも。ワサビを付けたら、少しさっぱり食べられました。

鰻は皮がパリパリに焼かれており香ばしい。外カリっ、中フワっでおいしい。3切れ乗っていたのですが、値段から考えると、量的にも不満はありません。

鰻と松阪牛という2つの名物が楽しめて良かったと思いました。

お店の場所は松阪駅北出口(近鉄側)の正面の通りをまっすぐ、徒歩5分弱。

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エースイン松阪 松阪駅近くの格安ビジネスホテル 旅行記・口コミ・評判

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翌日は伊勢神宮に参拝するので伊勢まで移動して泊まろうかと思ったのですが、伊勢ってホテル代が結構高いのです。じゃあ松阪でいいかということで泊まったのがエースイン松阪(Ace Inn Matsusaka)。静岡・浜松に本社がある、くれたけホテル(呉竹荘)チェーンみたいです。

シングルルームという部屋を予約、料金は1泊税・サ・朝食込みで5,400円、ここから全国旅行支援「おいでよ!みえ旅キャンペーン」で20%オフの4,320円になり、更に2,000円分の地域クーポンが頂けました。

ロケーションはJR・近鉄松阪駅南口から徒歩3分程度、松阪のメインストリートの新町通に近いので周辺には飲食店も多く、すぐ裏にコンビニ(セブンイレブン)もあって便利でした。

部屋は2007号室、といっても20階ではなく10階です。一昔二昔前のビジネスホテルというのが第一印象。ドアの鍵もカードキーではなく、シリンダー錠でした。またシングルルームは12平米とそれほど広くない上に、ライティングデスクがあるので結構狭く感じました。

ベッドは120cm幅のセミダブルサイズ。

こういうライティングや時計などのパネルデザインも時代を感じますね。枕元に電源コンセントがないので少し不便です。

ワンピースタイプのパジャマ。

ライティングデスクがあるので、PC作業なども可能です。デスク周りには電源コンセントは充分ありましたが、USBポートはありません。

デスクの下に冷蔵庫。

デスク脇に電気ケトル、グラス・カップ、ティーバッグ、ヘアドライヤー。

ラゲッジラック。

加湿機能付き空気清浄機。

部屋に入ってすぐの所に、スリッパ、靴ベラ、靴磨き用のクロス。シール式の中敷きのようなものが置いてあり、これをスリッパに貼って使います。

上にハンガー、消臭スプレー、洋服用のブラシ。

バスルームは典型的なユニットバスです。床がかなりかさ上げされており、ベッドルーム側との段差の大きさが気になりました。

バスタブはビジネスホテルとしてもかなり狭いです。シャワーカーテンも少し臭いました。

ボディソープ、シャンプー、ヘアトリートメントは「ECOLOGY & SAFETY」、ハンド&フェイス&シェービングソープが「HAJIMARI(ハジマリ)」ブランド。タオル類はバスタオルとフェイスタオルの2サイズ。

それ以外のアメニティーグッズはロビー階のアメニティビュッフェから必要なものを各自持って行くスタイル。最近は環境配慮・エコ・SDGsの名の下に、経費節減が見え見えのホテルも多いですが、ここは種類が多いですね。

朝食は1階「アゼリア」にて6:30~9:30の時間帯でビュッフェスタイル。ビジネスホテルとしては料理のバラエティが比較的豊富で悪くないと思います。

野菜も食べないと。

カレーがありましたので、ついつい食べてしまいます。

トースト・パン・デニッシュ類。

この「アゼリア」で18:00~20:00の時間帯はハッピーアワーと称して、ワンドリンクサービス(セルフ)があります。日本酒・焼酎・ウイスキーなどのアルコール類もあり。

コーヒーなどのドリンクサーバー。

その他アメニティー・館内設備を見てみましょう。

各階エレベーターホールに貸し出し用のズボンプレッサー。

8階にコインランドリーがあり、洗濯機・乾燥機各2台が設置されています。料金は洗濯機200円、乾燥機100円/30分。洗剤は50円でフロントにて販売されています。

(参考)津・松阪 洗濯機・コインランドリーがあるホテル・旅館

ランドリールーム内には自動販売機もあり、ソフトドリンクの他、ビール・缶チューハイなども販売されています。尚、自動販売機は4階にもあります。

1階ロビー階のエレベーター脇には新聞の無料サービスも。

その横には有料チャンネルのチケット(カード)販売機。

部屋をはじめハード面ではそれなりに古さを感じ、気分が盛り上がる内装・調度品ではないですが、不快というほどではありません。アメニティ類はビジネスホテルとして過不足なく、古いなりにサービス面では努力・工夫されているなと感じる部分もありました。立地は良いし、料金もお手頃なので、松阪で価格重視・安いホテルをお探しの方には悪くない選択肢だと思います。

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