旧西国街道が通る姫路 船場城西地区

姫路は第二次世界大戦中に2度の空襲に見舞われ、奇跡的に姫路城だけ無傷で残りましたが、市街地は焼け野原となりました。その為、城下町特有の古い街並みは失われ、折角国宝・姫路城があるのに残念だなあと思っていたのですが、調べてみると一部残っているんですね。

今回は姫路城と共にこうした古い街並みが残っているエリアも巡ってみたいと思います。まずは姫路城の南西に位置する船場城西地区です。

ここは京都から下関まで続く西國街道が通り、そばを流れる船場川が江戸時代に改修され、飾磨津(現在の姫路港)との舟運が整備とされたことで交通・物流の要所として発展しました。

舟運に使われた高瀬舟を繋いだ船繋ぎ石も残されています(石自体は個人宅の敷地内にあり、外の壁に説明書きが掲示されています)。

西国街道に入ってさっそく歴史のありそうな住宅が見えてきます。

江戸時代末期に建設され、市の都市景観重要建築物等にも指定されている初井家です。姫路出身の歌人・初井しづ枝の嫁ぎ先でもあります。虫籠窓、格子窓などいかにも趣がある建物ですね。

防火壁の役割を果たす構造だと思いますが、こういう屋根と一体化しているのも「うだつ(卯達)」と言えるのかな?

初井家の少し先にある住宅。

こちらは間違いなくうだつですね。

「レトロな洋館」として紹介されていた建物。以前は澤田医院という病院でしたが、約3年前に閉院しています。

通り沿いにはポツポツと古い町家が残っています。

こちらは現代風ですが、2階の低さを見ると、古い町家を改装したものなんでしょうね。

この西国街道沿いは龍野に道が続くから?龍野出身者が多かったから?龍野町という地名です。

続いて1本北側の通りを散策してみます。

道路と住宅の境界がガタガタしているのが分かります?ノコギリの歯のようにギザギザしているので「のこぎり街路」と呼ばれています。

身を隠すための武者隠れという防衛上の目的があるとされ、姫路城の北東にある野里地区をはじめ、全国の城下町でも見ることが出来ます。

こちらは創業約400年の老舗、味噌・糀の「橋屋」さん。味噌とか醤油の店があるといかにも歴史がある町って感じがしますね。

「姫路城に行ったらおしまい」からの脱却を目指し、姫路市は他の観光スポットも売り込もうとしていて船場城西地区もその一つなのですが・・・

新型コロナ感染拡大の為か、まだまだ知名度が低いせいか、土曜日にもかかわらず、私がうろついている間、観光客らしき人は皆無でした。

船場城西地区には姫路城(大手門)から南西方向に徒歩15分弱、姫路駅からは北西に徒歩20分程度です。

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