閑散とした太宰府天満宮

西鉄・太宰府駅に到着しまして、太宰府天満宮へ向かいます。

ところで「だざいふ」を漢字変換しますと、「太」宰府と「大」宰府の2種類が出て来ます。

ヤマト王権(大和朝廷)時代に地方統治機関として各地にいくつかの宰府が設置され、筑紫国(現在の福岡県)の宰府が現在の宰府市に置かれました。

その後大宝律令(701年)により、筑紫国を除き各地の大宰府は廃止され、大宰府と言えば現在の福岡県にある大宰府を意味するようになります。

かつて存在した地方統治機関については宰府、都市名(地名)・天満宮は宰府と使い分けをするのが一般的なようです。

新型コロナウィルス感染拡大に加え、この日の夜から明日の朝にかけて超大型の台風10号が接近するので、参道の土産物店もほとんど閉まっています。

 

外国人はおろか、日本人観光客もほとんどおらず、ゆっくり散策出来て、個人的にはありがたい。

 

全国各地の天満宮で定番の御神牛。

 

太鼓橋。

 

太鼓橋の手前に対の狛犬。

左(向かって右)が口を開けた「阿形(あぎょう)」。

 

右(向かって左)が口を閉じた「吽形(うんぎょう)」。上の阿形と合わせて「阿吽(あうん)」。

狛犬は中国の獅子(唐獅子)が変化したものとされています。

私は東南アジア・東アジアで中国寺院・廟を巡ることを趣味にしていますが・・・

中華系の寺院・廟では、向かって右が雄獅子で足下に玉(毬)、向かって左が雌獅子で子連れというのが一般的なスタイルです。

 

太鼓橋を渡りましょう。

ここはインスタ映えスポット?画像撮影している人が多かったです。

 

太鼓橋の途中に小さな社が2社あり、帰りに気付いたのですが、そのうちの1社「志賀社」は国の重要文化財に指定されていました。

気に留めることもなく、通り過ぎてしまいそうな小さなお社です。

日本神話の海神である綿津見三神(ソコツワタツミ、ナカツワタツミ、ウワツワタツミ)が祀られており、室町時代の1458年に再建されたもの。

 

太鼓橋を渡ると、鳥居の向こうに赤い楼門が見えてきました。

 

中国で吉兆時に現れるとされる「瑞獣」の一つ、麒麟(キリン、チーリン)の像。

ここでは一体の像でしたが、後で行った長崎の孔子廟では、雌雄一対で麒麟(麒が雄、麟が雌)と説明されていました。

麒麟のそばに鳥みたいな像が。

鷽(うそ)と書かれています。

後で調べたら、スズメ目アトリ科ウソ属の実在する鳥でした。

これも鷽(うそ)かな。

菅原道真公が蜂に襲われた際に、鷽の大群が飛んできて助けたという言い伝えがありるそうで、幸運を運んでくる鳥とされています。

手水舎(てみずや)が見えて来ました。

 

手水鉢は一枚岩から切り出された巨大なもので中央に除災延齢を意味する神亀が彫られています。

 

上の手水舎は新型コロナウィルス感染拡大防止の為、柄杓が撤去され、臨時の手水舎が作られています。

 

そして立派な朱色の楼門。

重要文化財とかに指定されているのかと思いきや、そうにあらず。1914年(大正3年)に再建された比較的新しい建造物のようです。

楼門前の狛犬。

 

楼門の左右を護る随身。

左(向かって右)がお年を召した左大臣。

 

右(向かって左)が矢大臣らしいですが、どちらも矢を持っているような・・・

 

楼門を抜けたところにも狛犬。

いよいよ本殿(太宰府天満宮では御本殿)です。

 

本殿手前向かって右にあるのが有名な飛梅ですが、梅の花の時期でもなく、全然気付きませんでした。

 

本殿前の狛犬は目がガラス玉?

 

太宰府天満宮の創建は、菅原道真の墓所の上に919年に建てられた安楽寺天満宮ですが、現在の御本殿は桃山時代の1591年に再建されたもの。国の重要文化財に指定されています。

 

御本殿内には道真公の神像が祀られているのかと思いきや、鏡?が安置されています。

その鏡の下が菅原道真公の墓所だそうです。

 

楼門を御本殿側から。

 

台風の影響か雨がポツポツ降って来ました。

次は九州国立博物館へ向かいましょう。

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